2016年05月22日

オレンジの雨(2016年5月15日)

 1つ前の記事、すなわち5月15日の記事の続編でございます。

160515_006.jpgshikiri105.jpg この日の「初球画像」はこれ。いつものことですが、サカハチチョウはオレンジよりも若干活動開始時刻が早いように感じます。最近、近場では鹿害で見なくなってきておりますので大切に撮影しておきました。

160515_017.jpgsikiri160.jpg サカハチチョウを撮り始めてしばらくすると足元でオレンジが飛び始めました。いきなり気温が高くなり、なかなか止まりませんが、時折、吸蜜に訪れてくれます。食草のハタザオでの吸蜜、私好みの撮り方「翅表と翅裏を同時に」で、左翅表のオレンジと右後翅裏の唐草模様を余すところなく全て表現できたお気に入りの1枚でございます。

160515_046.jpgshikiri105.jpg この日は少なくとも2頭の♀がおりました。1つ前の記事と同様に、こちらもオールグリーンの背景で撮れた1枚でございます。♀がいれば、待っていると必ず♂が現れるわけで、この♀は交尾拒否でしたが、

160515_038.jpgshikiri105.jpg もう1頭の♀が交尾成立となりました。やらせなしの画像で、こんな撮り易いところにとまってくれたので大切に撮影させていただきました。♀は完全にぶらさがり状態ですね。

160515_077.jpg shikiri105.jpg160515_070.jpgshikiri105.jpg 交尾中のペアに別♂がからみます。普段は飛翔写真はやらないのですが、貴重なシーンなので、やや遠めから撮らせていただきました。
 オレンジの雨の中 濡れてる♪
 2人なら 火遊びと言われていい♪

・・・帰路の車中、思わずそんな懐メロを口ずさんでおりました。
「2人」って?はい、もちろん師匠と私でございますよ。
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2016年05月18日

オレンジ日帰りスクランブル(2016年5月15日)

 5月14日(土)は休日出勤し、深夜の帰宅でございました。
 「御社が第一志望です!」なんて・・・新卒採用学生さん用語辞典で翻訳すると「はじめまして。こんにちは!」という単なる挨拶言葉と同義語なんですね・・・疲れますわ・・・
 クタクタになって帰宅してPCを開くと師匠からのメールがっ!数時間の仮眠の後、数年ぶりにオレンジ日帰りスクランブルをかけることにしました。体の疲れは休めば回復するのですが、心の疲れはリフレッシュが必要ですしね。

160515_007.jpgshikiri105.jpg 午前中はピーカンで気温高く、「初球」はキイチゴ属?での吸蜜。そんな撮り難い茂みの中で吸蜜せんといてほしいな・・・この植物での吸蜜見るのは初めてで、どなたか植物の同定をお願いします。

160515_076.jpgsikiri160.jpg160515_081.jpgshikiri105.jpg 午後になって時々雲が出るようになり、ハタザオでの吸蜜です。陽がかげって発色は良いのですが、ハタザオにとまると揺れる&垂れるで撮り難い・・・それでも何枚かは鑑賞に堪える画像がありました。ハタザオの自生する環境、どうしてもガレ場で岩っぽい無機質な背景になりますね。

160515_110.jpgshikiri105.jpg 蝶道にあるスミレに定期的に訪れて吸蜜しておりました。スミレ吸蜜は意外と撮り易いのですが、背景がベタでごちゃつくのが難点です。逆に、ガレ場に咲いてるスミレって雰囲気が出て良いのかな。

160515_072.jpgshikiri105.jpg この日の最もお気に入りの画像がこれ。背景がオールグリーンで撮れたのは初めてで、緑、白、オレンジの3色だと、こんなにもオレンジが映えるんや・・・翅裏の唐草模様も涙ちょちょぎれてえぇもんです。過去に1度だけ経験のあるオールグリーン(麻雀)和了と同じ手応えかな。(笑)

160515ms.jpgshikiri105.jpg 行先にちなんで、お土産もオレンジ色で定番のこれにしました。条例による採集禁止地域なので、もちろん採集者には出会わず、また、撮影者にも出会わず。オレンジに癒されてリフレッシュできた1日。
 最後にひとこと。師匠!ごっちゃんでした!
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2016年05月17日

オサムシ(2016年5月5日)

 昆虫少年だった私は中学進学時、生物部に入部した。夏休みの合宿で伊吹山を訪れ、初めてトラップ採集を試みたところ、金銅色に輝く多数のオサムシを得て、それはもう本当に嬉しかった。ごく僅かであったが黒色で上翅外縁部に緑色の金属光沢があるものも混じっていて、さっそく顧問の先生に調べてもらったところ全てマヤサンオサムシで、黒色のものは個体変異だと言う。「緑色の金属光沢」と「個体変異」、この2つは私の心に深く刺さり、オサムシ屋の道を歩むことになった。これが私の虫屋の原点である。

160505_34.jpgsikiri160.jpg160505_29.jpgshikiri105.jpg 大学進学時、昆虫つながりでオサムシ屋として蝶類研究会に入会した。やがて「緑色の金属光沢」「個体変異」この2つから必然的にゼフィルスにのめり込むことになり、今では、スミナガシの「緑色の金属光沢」にも魅せられ続けている。

160505_85.jpgsikiri160.jpg160510.jpgshikiri105.jpg ・・・というわけで、1つ前の記事「Graphiumと戯れる」からの帰り道、お決まりの伊勢うどんの買い出しとスミナガシの撮影に立ち寄りました。ウバメガシでテリ張る姿は、なんとも紀伊半島らしいですな。

160505_73.jpgshikiri105.jpg 今でも決してオサムシ屋をやめたわけではありません。スミナガシを撮影している時も、足元にオサムシが現れると、蝶そっちのけで観察、撮影しております。こいつもえぇ金緑色の金属光沢出てる♀ですな。
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2016年05月10日

Graphiumと戯れる(2016年5月5日)

 先日(5月3日)三重県探索したことの顔を立てて三重県再訪でございます。
 満開のトベラの花をバックにミカドアゲハを撮りたいなと数年前から狙っておりまして、昨シーズンとは違う新ポイントで粘ってみました。

160505_05.jpgshikiri105.jpg イメージ的にはなかなかえぇ線いってるんですが証拠写真どまり・・・ちと気温が高過ぎて撮影には不向きな1日でしたね。ここに吸蜜に訪れることが分かったので、来シーズン以降の宿題といたしましょう。

160505_12.jpgshikiri105.jpg こちらは羽化直の個体でしょうか。珍しく葉上にしばらく静止しておりましたので翅裏をじっくり撮りました。茂みの中に静止しておりまして翅裏全体は表現できませんでしたが赤斑が綺麗です。

 さて、午後になって・・・

160505_24.jpgshikiri105.jpg アスファルトの路上に口吻を伸ばすアオスジアゲハにレンズを向けてみると、ちらりと覗き見えたエサキ斑!こうなると、ミカドアゲハそっちのけでアオスジアゲハの追跡でございます。

160505_30.jpgshikiri105.jpg すばしっこいアオスジの翅表を撮るのは至難の業でございますが、ひたすら追跡していると、一瞬、蔓性植物の花で吸蜜し、なんとか翅表を上手く捉えることができました。

 ↑この個体、前翅中室のエサキ斑が3つに分離しておりまして、斑紋形成を考察するに非常に貴重な例だと考えております。私ね、これまで、エサキ斑は基本的には2つの青斑が発達融合して発現するものだと、過去の例(変異・異常型図鑑《アオスジアゲハ》参照)から考えておったのですが、3つの青斑が発現の源であると、考えを改めさせられました。これはきちんと紙媒体にも記録として報告しとかなあかんな・・・

 気がつくと、だいぶ日も傾いてきました。後はナガシと戯れて、伊勢うどんを買って帰ることにいたしましょう。
posted by kenken(管理人) at 20:10| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月07日

視線を感じた異常型(2016年5月3日)

 この日は午後からお天気崩れるとの予報でしたが、今後の撮影に備えて、早朝から三重県内で撮影ポイントを探索いたしておりました。午後になると雲が出て風が強くなり、早々に引き上げようとしたところ、帰り間際に思いがけない成果がありました。

160503_15.jpgsikiri160.jpg160503_09.jpgshikiri105.jpg 草むらを飛ぶヒメウラナミジャノメから、なぜか視線を感じたのでカメラを向けてみると、前翅裏面の眼状紋が左右対称の異常型でございました。視線の正体はこれだったようです。翅表も撮ってみましたが特に異常はありません。

 千載一遇の異常型!探索モードから撮影モードに切り替えて、全ての翅表と(特に)翅裏を入念に撮影しておきましょう。

160503_28.jpgshikiri105.jpg この個体、混飛していた他の個体と違って、なぜか樹上に上がるんですわ。習性も違うのか?崖っぷちのカエデの葉上に静止してくれましたが、暗くて風が強く、足場も悪いので、結構撮るのに苦労しました。

160503_29.jpgshikiri105.jpg 右翅裏もきちんと撮らな・・・と思っていると、幸いにも強い風にあおられて逆方向を向いてくれました。風が止むのを待って撮影です。こいつ、ベニヒカゲの血を引きし個体?普通種でもあなどれません。

 10年以上前になりますが、同じような異常型を奈良県吉野郡で撮った記憶があります。いずれ、昔の画像を探してみましょう。
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2016年05月04日

我蝶撮影開幕(2016年5月1日)

 G.W.前半は家族で温泉旅行などして英気を養っておりました。結局、4月は蝶にカメラを向けることなく、5月1日、近場の滋賀県で蝶撮影開幕でございます。それにしても今シーズンは春の進行が早いですなぁ〜

160501_01.jpgshikiri105.jpg 今シーズンの初蝶はミヤマセセリ。そこそこ新鮮な個体で、ルリタテハとテリ争いっぽい飛翔しておりましたね。最近見かけなくなった蝶ですし、カメラの性能チェックも兼ねて、丁ねいに撮影いたしました。

160501_03.jpgshikiri105.jpg トチノキの自生する山間部。やや擦れたスギタニルリシジミが開翅ではなく、珍しく傾斜日光浴しておりました。一度は本種をメインに撮らなあかんなぁ〜と思いながら、もう何年も経っているような・・・

160501_46.jpgshikiri105.jpg 昼前、早朝に見計らって「用を足しておいた」地点に戻ると、思惑どおりミヤマカラスアゲハが吸水に来ておりました。前の個体は尾状突起が欠けてましたので、後の個体で隠して撮影しております。

160501_12.jpgshikiri105.jpg160501_06.jpgshikiri105.jpg 春型のミヤマカラスは綺麗でおますなぁ〜この日の最も美形な個体はこれ。2枚とも同一個体でございます。

 たまにはこんな開幕のシーズンがあっても良いでしょう。
posted by kenken(管理人) at 16:30| Comment(10) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月23日

我蝶撮影未開幕(2016年4月23日)

 え〜、なんやかんやお仕事多忙なうちに、4月も下旬になってしまいました。
 4月に1度も更新ないのもイカンので、生きている証に更新でございます。

 それにしても来2017年4月入社の就職活動(新卒採用)、学生さんは(採用する側はさらに)大変ですな・・・ここ3年、毎年スケジュールが変わるし・・・
 選考開始は6月のハズなんですが・・・既に「○○社さんに決まったので・・・」とか言った学生さんの声もちらほら聞こえ始めています。

160417_081914.jpgshikiri105.jpg 「ふみ」はこの4月で3歳になりました。幸か不幸か、当家に「永久就職」したので、就職活動とは無縁で、ご覧のような、世の中を卓越したような表情もたまに拝ませてくれます。(笑)

100425_104401.jpgshikiri105.jpg 蝶の写真がないと寂しいので、古い写真から1枚蔵出ししておきますね。ヒメギフチョウ♀でございます。
 蝶と花の鮮度、構図も含め、このショット以上の写真を♂で撮りたいのですが、なかなかチャンスに恵まれません。今シーズンはもう時期遅れの感が・・・
(撮影:2010年4月25日 長野県)
posted by kenken(管理人) at 14:25| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月26日

マイ師匠SさんのHP更新(2016年)

 今日(2016年3月26日)は寒いですね・・・今シーズン、ギフチョウさんは既に飛び始めましたが、おそらくこの週末は寒くて見れないのではないかな。

 さて、一作日、蝶の生態写真の師匠(と私が勝手にお呼びしている)Sさんから「HP更新したのでバグをチェックして」との連絡をもらいました。毎年1回の更新です。早速、バグ・チェックしながら拝見しましたが、今回の更新も唸る作品が勢揃いです。(2016/3/26 8:57現在のカウンター:132,919)

 今回の更新で、特に強く私の印象に残ったのは、八ヶ岳のタカネヒカゲでございます。
15071203.jpgshikiri105.jpg 実は、この写真を撮影された前日、Sさんは私と一緒に兵庫県北部で蝶撮影しておられたのですが、そのまま粘っても成果イマイチと判断するやいなや「八ヶ岳に転戦しますわ」と仰せの後、去っていかれました。
 そして、翌日には八ヶ岳でこの写真・・・いつもながらの「黄金の引け足」にリスペクトでございます。

 あっ、ところで、マイ師匠SさんのHPはこちらでございますよ。
posted by kenken(管理人) at 08:57| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月12日

撮影準備(2016年3月12日)

 2016年のギフチョウ初見、「G県で3月6日」とのコメントをいただいております。間違いないのでしょうが、皆さま、検証可能な記事や伝聞情報などご存知でしたら、1つ前の記事にコメントいただけると幸いです。
 さて、いずれにしても、蝶の撮影シーズンは間近でございます。昨年の秋以降、カメラは全く使わず、ドライBOXに入れたままだったので、本日、今シーズンの撮影に備えて、バッテリーの充電や試写を行っておきました。
 お仕事超多忙なので、いつ開幕できるかは分かりませんが・・・^^);

160312_151031_101.jpgshikiri105.jpg ちなみに、これが昨シーズン最後の蝶写真。大破したシルビアシジミ♂ですが、こんなところにいるんやぁ〜って、証拠写真を撮影したものでございますよ。
撮影:2015年10月31日 和歌山県

160312_03.jpgsikiri160.jpg160312_16.jpgshikiri105.jpg こちらが本日の試写画像。いずれのカメラも正常に動作するようです。今シーズンは、露出設定を少し明るめにして撮影してみようかと考えています。具体的には、昨年は-2/3設定がメインでしたが、今シーズンは-1/3をメインにしようかと。
posted by kenken(管理人) at 20:15| Comment(6) | カメラ&撮影法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月20日

ギフチョウ初見日予想2016(2016年2月20日)

 毎年おなじみのS県H市T区の積算温度表でございます。

160220ten.jpgshikiri105.jpg この温度表を見ると、2016年のギフチョウ初見は、昨2015年よりはかなり早く、2009年よりは遅い日付ということになります。ところが単純にそうはいかないのがギフチョウの初見日予想でございます。
 このグラフにはない1月の温度変化傾向を見るに、休眠明けスイッチの入るタイミングが、昨2015年は若干早く、本2016年はかなり遅くなっているようなんですわ・・・で、総合的に判断した結果、現時点でのギフチョウ初見日予想は、昨2015年と同じか、早くてもマイナス1日程度と考えており、ズバリ!本年のギフチョウ初見日予想は「3月16日」です。
 ところで、この冬全般の気温や雪の推移を見ておりますと、本年のギフチョウは大凶作となりそうな・・・こちらは、初見日予想とは違って、是非外れてほしい予想でございます。

 さて、賑やかしに画像を1枚。こちらは10年前のものでございます。

160220_0604061436.jpgshikiri105.jpg 当時はCANON EOS30DにTAMRON 90mm MACROとい機材で撮っておりました。撮影初心者で、蝶に近寄り過ぎですな。それにしてもこの個体は結構黒っぽい・・・(撮影:2006年4月6日 福井県)

 ついでに、ブログのタイトル画像もギフチョウにしておきました。
posted by kenken(管理人) at 16:10| Comment(8) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする