2017年04月16日

九州で撮影開幕(2017年4月15日)

 「4月14日(金)の大分県でのお仕事、前泊の1泊2日で行ってもらえませんか?」ってな打診いただき、二つ返事で承諾。週末なのでお仕事終えた当日も九州泊して、今シーズンの蝶撮影の開幕戦を翌4月15日に、ギフチョウではなく、ひねりを入れて九州のスギタニルリシジミで取り組むことにいたしました。

170414_0256.jpgshikiri105.jpg 4月14日は「民宿 呑むさん」泊。宿賃代わりに近所のスーパーで食材を購入させていただき、宿主と再会の一献でございます。「半額」や「40%引き」のシールが食材の美味さを倍増させてくれますね。(笑)

170414_0261.jpgsikiri160.jpg170414_0258.jpgshikiri105.jpg 一献後の〆めは久留米ラーメンにいたしました。「宿」から徒歩5分くらいのところ。久留米って、ご承知のとおり、豚こつラーメンの発祥の地なんですね。一杯500円で大変美味しゅうございます。

 さて、蝶撮影には15mm、100mm、300mmの3セットの一眼デジカメ+レンズを持参する私ですが、今回はメインのお仕事の荷物があるうえに電車移動なのでそれは無理。そこで、交通費は勤務先負担ですが自費で行った思い、交通費相当のお値段の TAMRON 16-300mm F3.5-6.3 DiU VC PZD MACRO ズームレンズを購入し、EOS80Dに装着した1セットのみ持参することにしました。

 明けた4月15日、福岡/大分県境の福岡県側の山中は、早朝は曇りで気温低いものの急速にお天気回復して気温上がるという1日でございました。スギタニルリシジとルリシジミが混飛する中から、翅表の渋さでスギタニを特定し、

170415_32.jpgshikiri105.jpg まずは静止シーンの翅裏をテレ端300mmで撮影。九州のスギタニって、こんなに翅裏が白く、斑紋も個体変異豊富で、とても翅裏だけではスギタニって同定できませんね。

170415_28.jpgshikiri105.jpg 上と同じシーンをワイド端の16mmで撮影するとこんな感じ。思った以上にクリアな絵です。ズーム全域で最短撮影距離が0.39mで、もう少し寄れたかもしれません。

170415_34.jpgshikiri105.jpg 気温上昇に伴い本格的に飛翔活動する直前に一瞬でしたが開翅シーンを披露してくれました。うん、スギタニの翅表の渋い瑠璃色はよろしいなぁ〜 300mmテレ端での撮影で、さすがに単焦点マクロレンズのキレ味には及びませんが、1本のレンズで広角とマクロのこんな両画像が得られる機動性を考慮すれば、十分に鑑賞に堪えられる画像ではないでしょうか。そんなレンズ評価でございます。

 キマリンの季節には、毎日このセット(EOS80D+TAMRON16-300mm)を携帯して通勤し、スクランブル態勢を取ろうかなと考えたりしております。

【以下、2017/4/17追記】TAMRON16-300mmは量販店で値引き交渉して税込¥54,000 < お仕事の旅費精算額は¥55,600となったので、お値段的にもぴったりの選択でございました。
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2017年03月20日

EOS 80D + EF300mm F4 IS 試写

 ギフチョウ撮影の北陸遠征は、まだ微妙に早いかなと感じ、先日更新した題記NEWカメラの試し撮りを、自宅付近で午前中にふらっと歩きまわってすることにしました。

170320_02.jpgshikiri105.jpg 本日は日射しがあって、かなり暖かく、散策していると民家の庭の資材にルリタテハを発見し、いわゆる「証拠写真的距離」から撮影。うん、ISO800でもノイズ少なく、良い画像です。

170320_11.jpgshikiri105.jpg アラカシの生垣を探すと、思惑どおり直ぐにムラサキシジミを発見。こちらはEF300mmの最短撮影距離近くまで寄って、いわゆる「望遠マクロ」撮影。300mmでこの鮮明な画質が得られるのは嬉しいね。

 午前中のみの短時間散策では、ヤマトシジミやルリシジミ他の新成虫には出逢わず。午後には飛んでいたのかもしれないけれど、昨年よりは微妙に季節進行が遅い印象。
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2017年03月05日

ギフチョウ初見日予想2017(2017年3月5日)

 先日、1つ前の記事のとおり、伊丹市昆虫館で講演なんぞさせていただきました。普段、人前でお話しする際に緊張することはないのですが、今回は緊張しましたねぇ〜
170305_0225_0051.jpgshikiri35.jpg・・・と申しますのも、聴衆に、リスペクトする蝶の生態写真撮影のプロ W辺Y之さんがおられたんですわ・・・本来ですと、当方が講演を拝聴すべきお方が客席に座っておられたもんでね。
 
170305tenryu.jpgshikiri105.jpg さて、3月1日から新卒の学生さんの就職活動が解禁となりました。仕事柄、その準備で年明けから超多忙にしておりまして、大変遅くなりましたが、今年もギフチョウの初見日予想をしておきますね。

 毎年おなじみのS県H市T区の積算温度表でございます。
 グラフを見ると、2017年の季節進行は2015年とそっくりです。赤(2017年)と黄(2015年)のプロットがほとんど重なって、どちらも見えないくらいですやろ。なので、詳細な分析は省略し、とぉ〜っても軟弱に「2015年と同じ日」にしておきましょう。ズバリ!本年のギフチョウ初見日予想は「3月17日」です。

170305_104.jpgshikiri105.jpg 最後に、最近登場しておりません「ふみ」号の写真も掲載しておきましょう。本日は朝からペット・グラスをかじっておりました。食べても消化することはありませんが、胃腸の調子を整えるために食べるんですね。
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2017年02月25日

2月25日(土)講演会「消えゆくチョウたちを知る・撮る・守る」

170225.jpgsikiri160.jpg 1つ前の記事で紹介しておりました兵庫県伊丹市昆虫館でのチョウの写真展がこの2月27日で終了となります。
 それにあわせて、2月25日(土)にプチ講演会が開催されますので、ご興味がおありの方は足を運んでみてください。
 詳細は、ポスター画像をクリック! 
 また、以下にも、昆虫館からの案内を引用いたします。

 チョウが減少している現状を知って頂き、生物多様性の保全について一緒に考える講演会です。また、チョウにより親しんでもらうための撮影テクニックについても紹介します。

講演内容:
(1)近畿地方から消えゆくチョウ(森地重博)
(2)近畿地方北部のウスバシロチョウ産地の現状−特に鹿の食害の影響について(小野克己)
(3) チョウの写真撮影法−入門から目標を立てた撮影まで−(三輪成雄)

日時:平成29年2月25日(土) 14:00〜15:30(開場 13:50)
場所:伊丹市昆虫館 1階映像ホール
兵庫県伊丹市昆陽池3-1 http://www.itakon.com/
参加費:無料(入館料は別途必要)
申込方法:予約不要・当日先着70名

その他:講演会終了後、開催中のプチ展示「チョウが消えてゆく〜絶滅の危機にあるチョウを守る〜」(伊丹市昆虫館・チョウ類保全協会共催)のギャラリートークも開催いたします。
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2017年01月07日

ツマベニチョウ(2017年1月7日)

170107_1404.jpgshikiri105.jpg170107_140402.jpgshikiri105.jpg 南方系の蝶にはあまり興味を示さない管理人でございます。生きたツマベニチョウに出逢うのは大学生時代に訪れた屋久島以来かもしれません。白飛びすることもなく、良い感じの露光で撮れたのではないかな。
 とは言っても、ここは南国沖縄ではなく、兵庫県伊丹市昆虫館の温室でございます。

170107_1423.jpgshikiri105.jpg はい、1つ前の記事で「1月2日から2月27日までの間、蝶類の写真展が開催されます。管理人も開催期間中に訪れてみようと考えております」と書いておりましたが、本日、訪れてまいりました。

170107_1408.jpgshikiri35.jpg170101_1420.jpgshikiri35.jpg 展示会場全体をパノラマ合成写真で表現するとこんな感じ。3連休初日の晴れの土曜日、そこそこ賑わっておりました。
 スマホの写真機能って、なかなかのもんですなぁ。
posted by kenken(管理人) at 21:33| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

謹賀新年2017

 迎春
 本年も拙ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

170101nenga1.jpgsikiri160.jpg170101nenga2.jpgsikiri160.jpg 年賀状画像は2案作成してみまして、迷いましたが、紙の年賀状には左側の画像を使いました。毎年のことですが、やはりお正月には朱色が入った蝶がよろしいということで。縦位置画像でクロウメモドキの雰囲気もよく表現できております。

170101_289.jpgshikiri105.jpg 恒例のおせち画像でございます。こちらも、かなり迷いましたが、結局、5年連続リピートで京都ガーデンパレスホテルの和洋折衷おせちに落ち着きました。左が和食、右が洋食の膳でございます。うん、安定して良いお味で納得でございます。
 紅白なますと大根&人参や蒟蒻の炊いたんは、妻な人が作ってくれました。子持ち昆布は親戚からの毎年お決まりいただきものでございます。

 ところで、関西地方にお住まいの方にお知らせです。
 兵庫県の伊丹市昆虫館にて、1月2日から2月27日までの間、蝶類の写真展が開催されます。管理人も開催期間中に訪れてみようと考えておりますが、皆さんもいかがでしょうか?
 現在、本体のHPの引っ越し先を模索しておりまして、引っ越し先の候補地に、上記の案内ページを試作してみましたので、ご参考までにご覧ください。
こちらでございます。

170101_304.jpgshikiri105.jpg 最後に、最近あまり登場しない「ふみ」号の近況報告でございます。いたって元気で、本日は若干の雲があり、晴れたり曇ったりですが、エアコンの室外機の上で日光浴しておりました。
posted by kenken(管理人) at 10:30| Comment(14) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月26日

「関西の美しいチョウ」

161226-160716-02.jpgsikiri160.jpg161226-160716-01.jpgshikiri105.jpg 「某イベントで使用したいので『関西の美しいチョウ』の写真を10枚程度提供してもらえませんか」との知人からの依頼を受け、迷わず選んだ1種がクロヒカゲ。
 本種の翅裏の眼状紋周辺の青〜紫は妖艶だと思うし、特に写真の個体は、眼状紋周辺のみならず、後翅裏中室近くにまで青〜紫が現れ、最高の妖艶美だった。
 この日は、クロヒカゲモドキの定点観察に撮影地を訪れ、無事に同種の生息を確認したが、直ぐ近くに静止するクロヒカゲモドキそっちのけで本種クロヒカゲの本個体の撮影に時間を割いた。気温が上がって活発に活動するまでにその美しさを写真に収めたくて。(撮影:2016年7月16日 京都府)
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2016年11月03日

今年のサツマは早発&不作?(2016年10月22日)

 なんやかんやで前回のブログ更新から1ヶ月も経ってしまいましたね。ここのところお仕事ハードで、打ちひしがれておりましてダウン寸前・・・久々の更新でございます。
 昨2015年秋、サツマシジミの撮影で、とてもえぇ思いをしたので、本2016年も定点観察を兼ねて三重県内のポイントを訪れてみました。う〜ん、結論から言うと「早発&不作」のようで、同地では大破の1♂とスレの1♀に遭遇したのみでした。昨年のポイントでは、あまりに個体数少ないので、各地を車で流してみましたが、やはり「早発&不作」は否めないようでごす。

161022_36.jpgsikiri160.jpg これは、車で流し途上、ふつ〜の民家横の空地で撮影した写真です。遭遇した♂は、どこでもこんな大破な個体ばかり・・・んでも、一生懸命世代をつなぐ活動をしているわけですから、大切に撮影しました。この日は終日曇りでしたが、車で流しているうちに気温が高くなり、開翅は望めない気温で、じっくり吸蜜しておりました。

161022_22.jpgsikiri160.jpg161022_30.jpgshikiri105.jpg ♀はそこそこ新鮮な個体に出逢いました。こいつがこの日最も新鮮な個体。もうちょっと早い時間帯に出逢えているとさらなる開翅シーンがあったかもしれませんが・・・吸蜜〜微開翅を繰り返しておりました。

161022_63.jpgshikiri105.jpg 撮影環境はこんなところ。お世話になった民家の方、ありがとうございます。超新鮮な個体ですと夕刻まで開翅シーンを待つのですが、そうでもないので昼過ぎには伊勢うどんを購入して撤収することにしました。

 ちなみに、昨2015年秋の「とてもえぇ思い」はこちら。今年よりも2日遅い10月24日だったんですわ。
posted by kenken(管理人) at 21:03| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月03日

土手ビア in 紀南(2016年10月1日)

 週末の天気予報見ると、土曜:晴れマークあるのは和歌山県の午後のみ、日曜:お天気やや回復してかなり高気温とのこと。先日の雨中の山陰遠征に味をしめて、敢えて土曜、紀南へ向けて早朝に出発。阪和道はところどころで滝のような雨でございました。

161001_27.jpgshikiri105.jpg 現地に着く頃には霧雨〜曇り。探索始めるやいなや、瑠璃色の飛翔を目撃し、追いかけてみるとヤクシマルリシジミの交尾ペア。時おり♂が翅表の瑠璃色をのぞかせてくれますが、これ以上は開きません。

161001_19.jpgshikiri105.jpg 発見当初は敏感で、近づくと直ぐに飛び立っておりました。交尾飛翔型は←♂+♀。ようやく葉上で落ち着いたところをじっくり撮影。交尾飛翔型と同様、♀はぶら下がっているだけですね。

161001_36.jpgsikiri160.jpg161001_41.jpgshikiri105.jpg シルビアシジミ♂を発見。この頃には気温やや高くなるものの、曇りでよく開いてくれます♪ 縦位置で翅表と翅裏を同時に撮影後、横位置で翅表全体を撮影。久々に翅表を発色良く表現できました。縁毛が揃っていると蝶が映えますね。

161001_64.jpgshikiri105.jpg 最も新鮮な♀がこれ。羽化直後のようで、まだ翅が柔らかいのか、ほとんど飛ばないので撮影は容易ですが、翅を開く気配が全くありません。1つ前の記事の海ビア♀と翅裏の色調と比較してください。

 昼前には急速にお天気回復し、青空が見えて蒸し暑いピーカン状態に。蝶は飛んでばかりでほとんど静止しなくなったので、涼しくなるまで撮影は一時中断して探索活動に時間を割きました。

161001_82.jpgshikiri105.jpg 探索途上、ウラナミシジミを多く目撃しましたが、その中でちょっと小さめの個体がいたので確認してみるとクロマダラソテツシジミでございました。こんなところにも飛来してきてるんですな。

161001_7407.jpgshikiri105.jpg 帰宅すると、「ふみ」号、家具の上で丸くなって寝ておりました。まあこれが、彼女の「仕事」ですからね。
 この日の走行距離451km。妻な人へのお土産は、塩分5%のはちみつ入り梅干しでございます。
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2016年09月24日

土手ビア/海ビア in 山陰(2016年9月18日〜19日)

 1つ前の記事掲載から1ヶ月以上経過してしまいましたね。生きている証に久々の更新でございます。
 おかげさまで、お仕事繁盛の状況が続いておりまして、ブログ更新のパワーを削らされておりますが、撮影遠征のパワーは削ってはおりません。掲載したい記事や写真は、い〜っぱいあるのですが、8月上旬〜9月上旬の記事はすっ飛ばして、敬老の日の連休にお出かけしました山陰地方のシルビアシジミの記事でございます。

◆まずは鳥取県、いわゆる「土手ビア」から。

160918_030.jpgsikiri160.jpg160918_068.jpgsikiri160.jpg ♂♀の開翅写真からお分かりのとおり、♂の前翅表は黒縁が太め、♀の翅表は青鱗が少なめで、高温期型♀の最盛期でした。台風16号の影響でお天気は曇り〜雨。葉上の水滴は朝露ではなくて、雨の水滴でございます。

160918_110.jpgsikiri160.jpg160918_004.jpgshikiri105.jpg 生息環境が分かる広角写真、トンボが写り込んでいるのが秋を感じさせます。カタバミの花で吸蜜する蝶の群れにカメラを向けてみると全てシルビアシジミで、3頭同時に写し込むことができるほどの個体数でございました。

160918_096.jpgsikiri160.jpg160918_034.jpgshikiri105.jpg 小雨のなか、多くの♀の産卵シーンを目撃、うち2頭は翅裏の斑紋が流れる異常型でした。なかなかお洒落な個体なので、真面目に追いかけて撮影したのがこれらの写真。異常型の出現率が高い地域という訳ではありません、念のため。

◆続いて、島根県。いわゆる「海ビア」でございます。

160919_222.jpgshikiri105.jpg 台風16号の影響で、横から吹き付けるような雨。レンズフードのない15mm Fisheye は直ぐにレンズ面に雨粒が付くので撮影に難儀します。なんとか♂と水平線と打ち寄せる波を写し込むことができました。

160918_226.jpgsikiri160.jpg160918_163.jpgsikiri160.jpg 風雨きつく、蝶は全く飛びません。2♀、ひたすらルッキングで静止個体を見つけての撮影です。翅裏の色彩が微妙に赤茶っぽい(と私には見える)のが当地の海ビアの特徴なのかは不明ですが、能登半島で見た海ビアとは異なる色彩とお顔であることは分かります。
posted by kenken(管理人) at 21:54| Comment(8) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする