2018年12月16日

2018年の写真から(その3)

 いつかはきっと撮りたいと思っておりましたヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)♂の翅表が最高に美しい写真が撮れたんですわ。

181216_0526_31.jpgsikiri160.jpg 羽化直、水平開翅といった条件が運良く揃い、自然光下でじっくり表現いたしました。左右対称で翅表にもれなくピンが合って性標もくっきりでお気に入りの1枚でございます。
【撮影データ】2018年5月26日 長野県:Canon EOS 80D、Tv:1/1000、Av:6.3、露出補正:-2/3、ISO:640、レンズ:EF100mm MACRO IS、ストロボ:非発光

181216_0526_27.jpgsikiri160.jpg 日本には4種のLethe(ヒカゲチョウ属)が生息しておりますが、その中で、本種だけが日本特産種。和名に「並み」なんて文言が入ってますが、世界的には「並み」ではなく、稀少な存在でございます。この日は、早朝の曇りから次第にお天気回復して陽が射すようになり、午前中に活発に飛翔し、開翅、半開翅など様々なシーンを披露してくれました。

181216_0526_30.jpgshikiri105.jpg もちろん、ヒカゲチョウを撮るためにわざわざお出かけしたわけではございません。上の写真を撮った同じ位置からカメラを左に振ると、こんな傾斜日光浴シーンが披露されているのでございます。
posted by kenken(管理人) at 16:24| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月13日

2018年の写真から(その2)

 冬至が近い今日この頃、テンション下がりますなぁ〜
 某古典随筆の一節に倣って、「・・・我等が生死の到来、ただ今にもやあらん。それを忘れて蝶撮って日を暮らす、愚かなる事・・・」なんて浮かんでまいります。平均余命、健康寿命、いろんな視点がありますが、あと何回くらい「蝶撮影遠征開幕」を迎えられるんでしょうねぇ〜(決して「愚か」なんて思っておりませんが、それが「愚か」なのか?(笑))

181213_180330_02.jpgshikiri105.jpg 前回に続いて、本年の蝶撮影開幕時の1枚でございます。大木の幹で日光浴中のギフチョウさん、当地では珍しいリング状の斑紋でございますね。
【撮影データ】2018年3月30日 福井県:Canon EOS 60D、Tv:1/400、Av:14、露出補正:-2/3、ISO:640、レンズ:SIGMA 15mm Fisheye、ストロボ:非発光

 ところで・・・去る11月23日の宴席で、とぉ〜っても久しぶりにお目にかかってお話しした後輩のK君(2つ前の記事の写真右下隅に後頭部が写ってます)が、なんと、12月7日に急逝されたとの情報が入り・・・とても信じられないのですが、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
posted by kenken(管理人) at 17:17| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月02日

2018年の写真から(その1)

 12月になりました。来シーズンの蝶撮影遠征開幕までの間、今シーズンの写真から、まだお目にかけていないものを何枚か気紛れにUPしてコメントするという企画を立ち上げましょう。

180330_123.jpgsikiri160.jpg 今シーズンの撮影遠征開幕は、3月30日、福井県でございました。開幕戦は、カメラやストロボの調子を体感して、撮影感を取り戻すのが主目的です。しかし、この日は幸運にも気温の低い晴天で、長時間、撮影機会に恵まれ、撮影感を取り戻すのと同時に、多数の「作品」も残すことができました。
【撮影データ】Canon EOS 80D、Tv:1/1250、Av:6.3、露出補正:-2/3、ISO:400、レンズ:EF100mm Macro IS、ストロボ:発光、調光補正:-1/3、シンクロタイミング:ハイスピード

 当日の撮影記録は次のとおり。「ポイント9:00着、到着時11℃、風強くひんやり、終日快晴。9:57に最初の1頭現れ吸蜜、その後、追加、入れ替わりなどで4♂以上6♂以下。♀は見ず。1頭のみ右尾突カケ、あとはほぼ完品で、2♂は超新鮮。気温低めなので活動穏やかで、日光浴、カタクリ吸蜜を繰り返す。風強くなり、気温低下し飛ばなくなり、14:30撤収。福井県内の道の駅泊。カタクリ吸蜜は本日たくさん撮れたので、明日3月31日は、別ポイントでショウジョウバカマ吸蜜を狙う予定。」
posted by kenken(管理人) at 20:36| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月27日

創立50周年祝賀会

 管理人がOB会員であります京都大学蝶類研究会が、本2018年で創立50周年を迎えました。去る2018年11月23日、現役生の実行委員の皆さんの企画で「50周年祝賀会」が開催され、行ってまいりました。OB会員約40人+現役会員約15人(現役生、そんなにおるんや!)が集まる盛会でございました。

181123_173324.jpgshikiri105.jpg 祝賀会では、OBのH田K一さんから「蝶と遊んで60年」(ご本人は「蝶に遊ばれて60年」とおっしゃってましたが)と題した記念講演がありました。蝶の吸水活動におけるアンモニア摂取についての事実データに基づいたご本人の生講演、「さすがに研究者は、素人と一味違いますなぁ〜」と納得、感動しながら拝聴させていただきました。

181123_173633.jpgshikiri105.jpg H田氏は自宅近くのゲージで蝶の飼育をなさっています。あくまで飼育ゲージの中での出来事ですが、飛翔中のリュウキュウアサギマダラをギフチョウ♂が鷲づかみ(正確には蝶づかみ?)にして地面に落として交尾を迫るシーンの画像には驚かされました。ここでは詳しく書きませんが、この事実から様々な仮説の検証ができますね。

181123_2400.jpgshikiri35.jpg 記念講演後は、会食、蝶クイズなどで大いに盛り上がり、その後、OB有志は大広間での合宿。世代は違っても蝶に関する話題で盛り上がれるのが本会の醍醐味でございます。

181119_7904b.jpgsikiri160.jpg 管理人が現役会員であった頃の写真をご覧にいれましょう。既に、会誌「SPINDA 14号(1999)」に掲載している写真(会誌では白黒写真ですが)なので、モザイクなしでまいりましょう。撮影は、1979年4月15日、金沢市坪野キャンプ場で、故・小路喜明氏によるものです。当日は、ご覧のように桜満開の晴天で、あきれるほど多数のギフチョウが乱舞しており、まさに「古き良き時代」でございました。

 末筆ながら、この場をお借りして、今回の祝賀会を企画、準備、開催いただいた現役生の実行委員の皆さんに厚く御礼申し上げます。
posted by kenken(管理人) at 11:25| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月10日

33回忌&デイリー杯

 今年は、「やんごとなき所用」が「豊作」でございました。ある程度の歳になると、こんなもんなんでしょうかね。何かと所用に対応しているうちに、今シーズンの蝶撮影遠征は終了モードでございます。

181020_1135.jpgshikiri105.jpg 「〇〇回忌」ってのは「33」が1つの大きな区切り?去る10月20日が祖父の33回忌でしたので、おじゅっさん(これは関西特有の呼び方?)を手配して、お経をあげてもらいました。祖父は京都でこのような団地形式の廟に入っております。競馬好きだった祖父は、京都競馬に来た帰りに本廟を手配したとか聞いております。

181110kyoto11R.jpgshikiri105.jpg 重賞レース中、祖父が唯一その賞状を手にしたのが「デイリー杯ステークス」。当たり外れはともかく、毎年、供養の意味で馬券を購入しております。今年は11月10日が第53回の開催で、お経が効いたのか、見事的中いたしました。最近は、ネットで馬券を購入できて、購入馬券のこんな画像を得ることもできるんですわ。
 ちなみに、明日11月11日の日曜日は、お仕事で終日勤務でございます。
posted by kenken(管理人) at 23:59| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月04日

紀伊半島日帰り撮影 part2(2018年10月26日)

 2つ前の記事に従って、再び紀伊半島を日帰り訪問してまいりました。

181026_18.jpgsikiri160.jpg181026_04.jpgshikiri105.jpg 午前中、複数の♀に出逢うものの、う〜む、ナゼか高温期タイプの黒っぽい個体の擦れや欠けばかり・・・撮影意欲が高まりませんが、一通り、証拠写真と環境写真は押さえておきました。午後は新ポイント探索に切り替えでございます。

 事前に目星を付けておいた数ヶ所回ると、最もあかんやろなと思えた●●●(←とても書けまへん)の一角でスレ個体が群れ飛ぶ姿を目の当たりにし、驚かされました。しかし、さすがに今シーズンは時期遅れのようで、また来シーズン以降のお楽しみでございますね。

181026_17.jpgsikiri160.jpg ところで、探索に行く先々でこの蛾に出逢うので調べてみると「サンカククチバガ」という種名でございました。翅形も翅表の模様もひたすら△の組み合わせで、なるほどなと思いました。ヤハズソウなどが食草のようで、ナゼよく見かけるのか納得いたしました。しかし、本州での記録は少なく、近年、分布を広げているのでございましょう。

181026_08.jpgshikiri105.jpg 探索途上に遭遇したヤクシマルリシジミ♀がとても綺麗でしたので、心を込めて撮影しておきました。本種は「ルリシジミ」とは言うものの、日本土着のルリシジミ族3種(Celastrina)には含まれず、ヤクシマルリシジミ属(Acytolepis)なんですよね。

 ところで、「日本土着のルリシジミ属3種の種名って何?」なんてクイズを学生時代によく出されましたわ・・・「ルリジジミ」って文言が含まれていないのが1種いるんで間違い易いんですよね。
posted by kenken(管理人) at 19:37| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月01日

最近のkenken(2018年11月1日)

 11月になって、少しひんやりしてまいりました。この日は、お仕事はお休み。午前中にやんごとなき所用を済ませ、午後からは妻な人と、非日常で蝶から離れてリフレッシュしてまいりました。

181101_1359.jpgshikiri105.jpg 昼食は、久々に「来来亭」のラーメン。まいどの「固め、ネギ多め」で、この日はチャーハンとのセットにしました。910円也。「お酢」をしこたま入れて食べるのがkenken流でございます。

181101_1218.jpgshikiri105.jpg181101_1425.jpgshikiri105.jpg お出かけしてきたのは、ここ「龍谷ミュージアム」。最も嬉しかったのは、大好きな漫画キャラクター「原始さん」に再会できたことでございます。(場内は撮影禁止で画像がなくて申し訳ありません)みるみる自然がよみがえって多くの蝶が舞う自然が再び・・・なんてことにならんかナーと思う今日この頃でございます。
posted by kenken(管理人) at 21:52| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月29日

紀伊半島日帰り撮影 part1(2018年10月18日)

 何やら、後翅もとい公私共にバタバタしておりまして、久々のブログ更新でございます。
 この季節、蝶撮影は紀伊半島遠征が定番でして、妻な人から「お土産は?」と聞かれ、「伊勢うどんではなくて、南高梅の梅干ね」とお返事して、10月18日と10月26日のいずれも平日に日帰りでお出かけしてまいりました。今回は10月18日のお話しです。

181018_11.jpgshikiri105.jpg 撮影したかったのは翅表に青鱗がよく乗った低温期タイプの♀だったのすが、見たのは♂ばかり。ご覧のとおりで、翅表外縁部の黒帯が太めの高温期タイプはスレスレの個体でありました。

181018_16.jpgsikiri160.jpg181018_23.jpgshikiri105.jpg 開翅シーンを一見ヤマトシジミと間違うくらいの明るい翅表の低温期タイプの♂はピカピカでしたね。ミヤコグサの花も各地で咲いておりまして、今年は猛暑だったので、こんな発生状況なんだなと感じ取っておりました。

181018_19.jpgshikiri105.jpg 翅裏の画像もUPしておきます。この地域はこんな「お顔」なんですね。本記事、ここまで、種名も県名も書かないままだったので、検索エンジンにヒットしないよう、そのままにしておきましょう。

181018_55.jpgsikiri160.jpg 付近では、クロマダラソテツシジミは大量に飛んでおり、某会員制リゾートホテルを背景に証拠写真のみ押さえておきました。お土産は蜂蜜入りで塩分3%の徳用品の「つぶれ梅」にいたしました。結局、低温期タイプの♀(クマソではありませんよ)が撮りたい思いで、10月26日も「仕事をなにする」ことになったわけでございます。
posted by kenken(管理人) at 11:45| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月10日

シルビアシジミ in 兵庫県(2018年10月8日)

 久々にいわゆる「土手ビア」を見てみようと兵庫県までお出かけしてきました。記録を紐解くと兵庫県の生息地を訪れるのは、2012年10月以来6年ぶりで、ここ数年は石川県、和歌山県、島根県の生息地を訪れておりました。

181008_10.jpgshikiri105.jpg ♂の翅表の黒い縁取りが太めの「温暖期タイプ(勝手にそう呼んでます)」は、ご覧のような欠け、スレの個体が多く、発生末期のようでございます。スレ度合いと開翅時間の長さは比例する印象ですね。

181008_08.jpgshikiri105.jpg ♂の翅表の黒い縁取りが細めの「寒冷期タイプ(勝手にそう呼んでます)」は、ご覧のように縁毛もびっしりで発生適期のようでございます。斜め前方から見下ろすように撮ると翅表のブルーが綺麗ですね。

181008_07.jpgsikiri160.jpg181008_06.jpgsikiri105.jpg 当日、数ヶ所の生息実績地を回ってみたところ、草丈が高くなって生息確認できなかった場所もあれば、人手が継続的かつ良好に加えられていて多数の個体が迎えてくれた場所もございました。終日ピーカンの良いお天気でしたので、活動終了まで見守って、翅裏もじっくり撮影しておきました。
posted by kenken(管理人) at 13:00| Comment(6) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月26日

九州 宴会旅行 the final(2018年9月15〜16日)

 「あ〜こりゃこりゃ」がメインの九州遠征でありましたが、真面目に蝶撮影もしておりましたので、最後にメリハリのあるクロツ画像をupしておきますね。

180916_54.jpgshikiri105.jpg 海クロツの生息環境を入れた1枚。岩場でねぇ〜足場確保困難で16mm広角端の最短撮影距離39cmなので拡大倍率はさほど大きくありません。タイトゴメにクロツ、分かっていただけますでしょうか。日光は左やや前方から射しているプチ逆光、岩の手前の面は黒く写ってますやろ。なので、クロツの翅裏が綺麗に写るようにストロボ焚いて「日中ハイスピードシンクロ」撮影しております。

shikiri105.jpg180916_53.jpgshikiri105.jpg 上の写真と同一個体、熱心に産卵しておりました。このタイトゴメ、持ち帰って孵化した幼虫を飼ってやると、きっとこんな赤橙色の欠如した黒いクロツが何割かは羽化するんでしょうね。

180916_1158.jpgshikiri105.jpg180916_09.jpgshikiri105.jpg これが本来の海クロツ、コントラストのある濃いお顔で赤橙色の発現も顕著です。
 で、この写真を撮っている私を同行のMさんが撮影して送ってくださったのがもう1枚の写真。自分では絶対に撮れない写真ですので大感激でございます。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

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 最後にもう1枚、本年8月10日撮影のゴマシジミ画像の追加でございます。

180810_016.jpgsikiri160.jpg 9月16日の宴席でRさんから、「以前にブログ掲載の開翅ゴマシジミって、翅表から判断するに黒ヘリ型ですよね?」と尋ねられました。当時の記事に掲載しておりませんでした翅裏写真をこの機会に掲載いたします。
 Rさん!仰せのとおり、前後翅裏共に縁が黒っぽくなる「黒ヘリ型」でございます。貴兄の洞察力には感服いたしました!
posted by kenken(管理人) at 17:17| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする