2014年08月14日

ウラギンヒョウモン2014 in 兵庫

 もう10年以上前のことだったと記憶しておるのですが、母校の蝶類研究会の宴席で、同級生のY岡君から次のような伝言をもらいました。「兵庫県の高原地帯で、7月末、他のウラギンヒョウモンとは動きの違うウラギンヒョウモン(らしき)がいるので注意して見てほしい」
 その後、兵庫県の高原地帯でウラギンヒョウモンを継続観察/撮影しており、少なくとも2頭の異常型を撮影しておりますが、動きは同じでございました。今シーズン、初めて「動きが違う」と感じた個体に出逢いましてね・・・今シーズンの画像をUpしながら、たわ言を述べさせていただきます。

140706_01.JPGshikiri105.jpg2014年7月6日:最もノーマルな感じのウラギンヒョウモン♂でございます。アザミでの吸蜜、花と蝶、両者が新鮮な組み合わせを綺麗に表現しようとすると、なかなか手強いんですわ。こんな感じで撮れました。

140706_16.JPGshikiri105.jpg2014年7月6日:こいつもノーマルなウラギンヒョウモン♂なんですが、上の個体に比べると黒い部分が少な目で、あっさりしたお顔でございます。まあ、個体変異の範囲内でございましょう。

140712_48.JPGshikiri105.jpg2014年7月12日:この日は、前述のとおり、早朝に京都府南部のクロヒカゲモドキを撮影した後、ウスイロヒョウモンモドキ狙いで兵庫県に転戦いたしました。ウスイロそっちのけで撮ったのがこのウラギンヒョウモンの交尾シーン。交尾中の飛翔形式は←♂+♀で、結構飛び回りましたが、♀はまったく動きませんでしたね。

140712_86.JPGshikiri105.jpg2014年7月12日:ヒョウモン類はやっぱり♀ですなぁ〜オカトラノオでの吸蜜シーンを上手く表現できました。オオウラギンヒョウモン♀に勝るとも劣らぬ美しさであると思います。大画像でのUpでございますよ。

140721_12.JPGsikiri160.jpg140721_22.JPGshikiri105.jpg2014年7月21日:他のウラギンヒョウモンとは「動きが違う」と感じた個体がこいつでございます。翅裏も撮影/確認しておりまして、ウラギンヒョウモン♀で間違いないのですが、地色も濃いし、黒い部分が多いような・・・「クロウラギンヒョウモン」とでも呼んでおきましょうか。

 本件、さっそく画像添付してY岡君にメール送付したのですが、今のところ返信が・・・う〜ん、メアドが古かったのかも・・・もし、この記事ご覧でしたら、メールかコメントお待ちしておりますよん。
posted by kenken(管理人) at 20:00| Comment(12) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
“動きが違う”個体、
地色が濃く、黒い部分が多いとの事・・・

黒い(暗い)ミドリヒョウモン♀と、
行動などの傾向が似てましたでしょうか?

ヒョウモン類も奥が深そうですね。
Posted by Rhetenor at 2014年08月15日 17:24
 
Rhetenorさん
 まいど、お盆にもかかららずコメントおおきにです。
 確かに、暗化型ミドリヒョウモン♀と共通するような動きが・・・ん、でも、これは暗化型に限らず♀にありがちな行動で、場所占有にはこだわらず、適当に飛び去っていくというものでございましたよ、この個体。

 仰せのとおり、ヒョウモンって結構奥深いかも・・・以前、ウラギンに「ヤマ」と「サト」ってなお話しありましたが、その後どうなったんやろ・・・ご存じ?
Posted by kenken(管理人) at 2014年08月15日 19:13
 
ニオベでしたっけ?
高標高限定とか、ロシアから迷い込んだとか、
土着だけど極珍とか・・・
色々なウワサはあったようだけど、結局は?

性標が・・・っていうのが真実味を感じさせましたね。

北の大地はロマンに溢れていますね。
日帰りが困難なのがネックでございます。
Posted by Rhetenor at 2014年08月16日 00:13
 
深夜に失礼します。
今宵はもう五山送り火どすなぁ〜。

ウラギンの交尾カップルは迫力ありますね。小生もかつて岡山・鳥取県境でウスイロ、モドキそっちのけで追っかけた記憶があります。特に黒化型の♀はほんとに貫禄あるクイーンという感じ。まさにクロウラギンですね。

あの産地の黒化型モドキもなかなかのインパクトでしたが、絶滅してからもう20年以上経ちました・・。
Posted by 深山葵 at 2014年08月16日 01:43
 
Rhetenorさん
 そう、ヤマ、サト、エゾの3種あるとかで、なかでもエゾウラギンにはニオベってな学名までありましたね。
 実は、上の画像の「あっさりしたお顔」の個体はニオベっぽい個体だったりします。
 その後、立ち枯れた?のは、「やらせ」があったのかなぁ。よう分からんねぇ〜
 北の大地には変わった蝶が・・・いろいろロマンがありますね。変わった(困った?)人もおるようですが。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2014年08月16日 05:14
 
深山葵さん
 おっと、いつもの深夜コメント、おおきにです。私は早朝コメント返しです。
 はいな、もう今夜は五山の送り火・・・いよいよお盆休みも終わりでございますね。
 ウラギンヒョウモンの交尾シーンに出会ったのは私も数年ぶりで、以前は兵庫県の高原地帯でキマリン撮影中でしたわ。
 その際はピューっと飛び去ってしまって撮影不能でしたので、今回はウスイロそっちのけで、マジで追いかけました。交尾中でもよう飛ばはりますね。
 この黒化型?ウラギン♀、どうも他の個体とは違った動きでしてね・・・不思議な感じでした。
Posted by kenken(管理人) at 2014年08月16日 05:16
 
こんにちは。
西日本は雨ばかりで気分が滅入ってしまいます。

あまり気にしていない種だったのですが、今年、少し気がついたことがあります。7月後半に四国の高標高地(alt1,300m)にあるスキー場でこのウラギンヒョウモンを観察したのですが、この時期新鮮な個体は、ほとんどすべてがかなりの矮小個体なんです。大きさで言うとヒョウモンモドキ程度。たまにボロボロな個体が混じるのですが、こちらは従来の大きさ。

動作は気づきませんでしたが、気になる変異です。ちなみに♂ばかり30頭程度観察した結果です。なぜか♀は見出せませんでした。
Posted by SR21 at 2014年08月16日 08:28
 
SR21さん
 こんにちは。ご無沙汰いたしております。コメント、おおきにです。

 ほほぉ〜、四国の高標高地ウラギンのお話し、初めて聞きました。興味深いですねぇ〜成長過程で食草が足りず、幼虫途上で一時仮眠して再摂食開始後なんとか成虫までこぎつけた個体かな・・・なんて妄想が尽きませんね。
 ウラギンヒョウモン、是非とも気にされながら、ありのままの事実を観察なさってくださいな。異常型も結構いて楽しめますよ。

 それにしてもこの盆梅雨?には参りますねぇ〜本日も撮影遠征は見送りで、このようにレス書いております。午後はお盆の親戚の寄り合いで、貴兄のお住まいの市内までお出かけして飲んでまいります。
Posted by kenken(管理人) at 2014年08月16日 09:41
 
お盆でも地区の夏祭りの実行委員で準備や片付けに大わらわでした。
やっと片付けも終わり、一息ついているとこです。

ウラギンの♀は東北でもかっこエエのがおりますね。6月から7月にかけて休耕田に集まって、徘徊するように何頭も低空飛行しております。

ヤマとかサトとかエゾ(ニオベ)まで登場してましたね。あの決着はどうなったのか?私も興味津々でした。

北には困ったひとも居るってとこは、思わずグフフでしたワ。
Posted by カトカラおんつぁん at 2014年08月16日 11:36
 
カトカラおんつぁんさん
 まいど、コメントおおきにです。
 お盆の行事、お疲れさまでございました。教養と教育、もとい今日の用事と今日行く所があるのは、活躍・健康の証で、えぇことですな。
 やっぱし、みちのくでも恰好えぇウラギンさんおりますかっ!急に減少したオオウラギンの例もあるので、今のうちにと思って真面目に観察/撮影しております。
 サト、ヤマ、エゾ・・・どうなったんでしょうねぇ〜まだまだ決着は先なのでしょうね。

> 北には困ったひとも居るってとこは、思わずグフフでしたワ。
 ワロタでしょ。
Posted by kenken(管理人) at 2014年08月16日 12:09

kenkenさん〜

ウラギン、サトが従来のウラギン、ヤマがニオベ系らしいです・・・・平地や低山地のウラギンは、どこも減っていて千葉では、RDBTA類の最重要保護種てな感じです。明確な区別点が分かって整理されたらサトは、いきなり絶滅危惧種なんてことになるかもしれません・・・・・渡島半島にいるとされたヒメウラギンとエゾウラギンに関しては、よくわかりません・・・・・
Posted by さいせんきん at 2014年08月17日 20:00

さいせんきんさん〜
 ご無沙汰いたしとりますっ!ご登場、おおきにです。
 う〜む、さすがに博学な貴兄ですなぁ、ヤマがニオベ系ってのは、なんとなく理解できる感じですわ。
 ウラギン、平地/低地のものは明らかに減ってます。奈良や三重で、密かにキマリン探索しているとウラギンの最盛期なんですが、見かける頻度が年を追うごとに少なくなっているのを実感します。
 ウラギン(サトに限らずヤマも)いずれはオオウラギンの後を追うのではないかと心配しとります。
Posted by kenken(管理人) at 2014年08月17日 21:09
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