2011年09月19日

クロセセリ in 京都市(2011年9月18日)

 京都市内、おおざっぱな表現ですが、少なくとも左京区、北区の山沿いにはクロセセリが定着しています。21世紀になってからの出来事と記憶しています。

110918 初秋のこの時期、芙蓉の花を注意してみると、こんな風景に出会います。極めて長い口吻がその特徴であったりします。

110918110918 なかなかすばしっこいので、静止シーンを300mmで狙ってみました。こいつ、♂かなぁ、♀かなぁ〜、形態や行動をじっくり観察しましたが、よく分かりません。詳しい方おられましたら、是非、アドバイス下さいな。

110918 こちらに敵意がないことをセセリが悟ると(ホンマか?)近づいても逃げなくなってきます。コンデジで迫ってみました。

 さて、まったく話が変わります。以前に拙ブログのコメントとレスのやりとりで、次のことを書きました。「京都大学蝶類研究会誌SPINDA20号(2005)年にいろいろ飼育実験結果が書かれてましてね、それらによれば、大津市産ウラナミジャノメの臨界日長は、14時間から15時間の間くらいとなっています。・・・短日条件で休眠状態になっても長日条件に戻すと休眠から覚醒するようです。」
 この日、この実験をして報文を書いた後輩と直接話しする機会に恵まれたので、いろいろと質問をしてみたところ、次のような興味深いコメントをいただいたのでメモしておきます。「孵化直後の3〜4日を長日条件で飼育開始すれば、その後、短日条件に変えても、ほとんどの個体は休眠せずにそのまま成長を続けます」ですって!

110918 そんなことはつゆ知らず、羽化後ずっと長日条件で飼育継続している大津市産ウラナミジャノメ、当たり前ですが、休眠することなく蛹化、羽化が続いています。もう5頭も展翅してしまいました。近年稀にみる展翅数の多さです。(笑)
posted by kenken(管理人) at 20:30| Comment(16) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ま〜だいるんですねぇ、クロセセリ!

もう10年ですかぁ。。。

と言いながら、分布が広がらないのも不思議です^^?
Posted by 名古屋のよい子 at 2011年09月19日 21:24
名古屋のよい子さん
 ご登場、コメントおおきにです。
 市街地でミョウガあれば定着してますわ、クロセセリ。
 左京区で言うと、山間部(例えば、大原とか)は、ちと環境が厳しいのか見ませんが、岩倉、銀閣寺、山科かいわいは分布拡げているようで、滋賀県大津市もいると思われです。
 ん、でも、お書きのとおり、パァ〜っとは拡がっていない感じです。
Posted by kenken(管理人) at 2011年09月19日 21:47
クロセセリが京都に定着したのは21世紀になってからのことなんですね。こちらでは縁遠いセセリですが、分布拡大して定着するには厳しい条件が有るんでしょうね。
Posted by カトカラおんつぁん at 2011年09月20日 08:36
カトカラおんつぁんさん
 まいどです。
 クロセセリの市内定着は、ここ10年以内のお話しだと記憶しています。
 私が市内のクロセセリの記録を初めて見たのは、京都大学蝶類研究会誌SPINDAで、何年度号だったかぁ〜調べれば分かりますが、左京区岩倉でのA山さんの報告でしたね。

 少なくとも、2004-09-14には居てました。↓
http://www.k3.dion.ne.jp/~zephyrus/mfbj/diary2004xx.html
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2011年09月20日 12:17
学生時代に帰省して、ナガサキアゲハやクロセセリを見ると「あ〜、九州に帰って来たんだなぁ・・・。」って思ってたもんなんですけどねぇ〜(笑)。
初めて聞いたときは驚いたもんですが・・・しっかり定着したようですね。
Posted by nomusan at 2011年09月20日 22:32
nomusanさん
 まいどです。
 学研の標準図鑑でクロセセリの分布図を見ると、京都付近だけ飛び地のように色が付いているのは何とも不思議な感じですわ。
 うん、そういうと、このクロセセリが吸蜜していた芙蓉の花には、ナガサキアゲハの♂も訪れておりましたよ。
Posted by kenken(管理人) at 2011年09月20日 23:12
2004年9月、仲間でクロセセリ行きましたよね。そうか、あれから7年も経つんだ。まだ、フヨウの花ありましたか。懐かしいなあ。フヨウもクロセセリも健在でホッ。
Posted by ノゾピー at 2011年09月20日 23:35
ノゾピーさん
 まいどです。
 そうそう、貴兄も撮影にお越しになりましたよね。あれ以降、じわっと拡がっている感じで、自宅付近でも時々見かけるようになりました。
 この季節、芙蓉は良い吸蜜源で、ナガサキさんもよく訪れます。
Posted by kenken(管理人) at 2011年09月20日 23:48
クロセセリなんで京都にいるのでしょう? イシガケチョウも京都付近では見られるとか? 楽しいことではありますが変な心境です。先日東京・高尾山に行きましたが、この時期になるとさすがに林道に舞い降り吸水に来るカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハなどはおらず、クロアゲハが1頭だけでした。しかし、目の前をふわふわ飛ぶナガサキアゲハ♂計3頭に出会いました。路の脇にクロコノマやツマグロヒョウモン。本当に高尾を歩いているのか? 悪い夢を見ているようです。
Posted by 久保田 at 2011年09月21日 08:53
kenken師匠

クロセセリもすっかり「京都のチョウ」の仲間入りですね。
阪神間にはいませんか?ミョウガでも植えておけば寄ってくるんでしょうか?

ウラナミジャノメの話は興味深いですね。要するに幼虫期間のどこかで短期間長日に曝されたら非休眠となるわけですね。

ところでスミナガシの写真が気になっていましたが、これは吉野のスミナガシでしたか?
Posted by 東京のギフ屋 at 2011年09月21日 08:53
久保田さん
 京都府では亀岡市から分布が拡がったと知られています。
 これは、亀岡市付近の畑に栽培目的で搬入されたミョウガにクロセセリが付いてきた人為的な分布拡大と推定されています。その後、ミョウガ伝いにじわじわ京都市、滋賀県大津市へと分布を拡大していると認識しております。関東のアカボシのように急速に拡大しないのは、食草が少ないためかと思われます。

 イシガケも時々京都市内でも見かけます。

 高尾もそんな状況ですか・・・ツマグロヒョウモンの幼虫がアスファルトの道路を歩いていることもしばしばで、その生命力の強さには感心させられることが多いですが、複雑な心境ですわ。
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2011年09月21日 12:13
東京のギフ屋さん
 クロセセリ、阪神間ではまだ見ませんねぇ〜
 ミョウガがあれば、放てば(決してそんな生態系を乱すようなことをしてはいけませんが!)定着しそうなもんですが。

> ウラナミジャノメの話は興味深いですね。
> 要するに幼虫期間のどこかで短期間長日に曝されたら
> 非休眠となるわけですね。

 ん〜っとね、長日に曝す時期が若齢であればあるほど非休眠に効き目があるということですわ。

 スミナガシ、お書きのとおり奈良県吉野郡のものでございます。この横にゴイシツバメが写っている絵を狙っていたのですが・・・というのは嘘です。(笑)↓

http://blogs.dion.ne.jp/melitaea/archives/7500986.html
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2011年09月21日 12:18
クロセセリは定着しているものの分布は広がっていないのですね。
残念なような、良いことのような複雑な気持ちです。(^^;
芙蓉の花とクロセセリは沖縄で撮影していますが、南国の強い日差しではこんな風には撮れません。腕の問題もありますが、しっとり撮りたい蝶です。
Posted by BANYAN at 2011年09月21日 23:12
BANYANさん
 ご無沙汰ですぅ〜コメント、おおきにです。
 クロセセリは完全定着ですが、アカボシのように爆発的な拡がりはないようですね。

 なるほど、沖縄でも同じ光景が・・・
 この日は曇りでね、いい感じの露出でしたので、腕のせいではなくて、環境のせいで上手く撮れましたよ。しかし、明るい花に黒いセセリ、やはりストロボは必要でした。
Posted by kenken(管理人) at 2011年09月22日 00:27
京都市、芙蓉、クロセセリといえばあのお寺ですね。
懐かしいなぁと思って調べてみると、2003年9月に幼虫を撮った写真がありました。成虫も見たのですが、撮れなかったようです。
皆さんもお書きですが、京都からはなかなか出ないようですね。こちらにもミョウガはありますが、少なすぎるのでしょう。
Posted by otsuka at 2011年09月22日 20:36
otsukaさん
 コメントおおきにです。
 クロセセリ、最近はねぇ、有名な銀○寺とか、街中でもときどき見かけるようになりましたよ。
 そうですか、そちらでもミョウガ確認されているんですね。クマソみたいに、ちょくちょく通って確認していると、そのうち見れるかもですよ。
Posted by kenken(管理人) at 2011年09月22日 21:08
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