2010年10月04日

兵庫県南部のシルビアシジミ(2010年10月2日)

 去る9/20、石川県輪島市でシルビアシジミの探索・撮影していると、我が家から次のようなメールが来ました。
・10:00頃「シオリ号(愛猫)が朝からしょんぼりしていて、何も食べず、水も飲まない」
・16:00頃「ぐったりして動かない。今夜が『ヤマ場』、何時頃帰れる?」

101004sh.jpg そりゃ、えらいこっちゃ!慌てて帰宅してみると、いつもとは違い、和室の片隅の暗い畳の上に横たわっていて、今にも逝きそうな雰囲気でした。さすがに、もう20歳で、人間で言えば100歳を越えている老ニャンです。寿命かもしれません。そっと撫でてやるとなんとか目を開けて私を認識しました。「なんとか間に合った・・・」というのが正直な感想でした。
 そんなことで、9/23-26と4連休で九州遠征、10/2-3と四国家族旅行を計画しておりましたが、いずれも見送り、シオリ号を見守ることにしました。

 さて、シオリ号ですが、その後、水を口元まで持っていってやるとなんとかなめるようになったので、少量のステロイド剤を水に溶かして飲ませてみたところ、徐々にですが、奇跡的な回復を示し、9/30には、ほぼ普通の状態に戻りました。ぐったりしていた原因は不明ですが、やや下痢気味だったので、お腹を壊して自ら断食していたのかもしれません。現在、ステロイド剤微量を3日に1回程度継続投与していますが、こちらも、そろそろやめても平気かなという感じにまで回復しました。

 そんなことで、しばらく蝶撮影には出かけておりませんでしたが、10/2は、何かあってもすぐに帰宅できる近場の日帰り撮影に午前中だけ出かけてきました。今後もしばらくはシオリ号の様子をみながら、近場の日帰り撮影行にしておきましょう。

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 能登半島の北限のシルビアシジミとの比較・検証ということも兼ねて、近場、兵庫県南部のシルビアシジミ撮影に、午前中限定で行ってきました。

101002sl-2.jpg 秋らしい、やや青い♀の開翅です。こういうシーンは、まだ陽が高くない早朝撮影に限りますね。コンデジGX-100でプログラムモードで撮影するとこんなふうに撮れます。被写界深度の深いコンデジならではの画像です。

101002sl-1.jpg 同一シーンを一眼 100mm MACRO で左翅表と右眼をフラットに撮ってみました。しっとりとした色表現ができて、お気に入りの1枚です。結果的に、この日出逢った♀の中で、この個体が最も青かったですわ。

101002sl-3.jpg 陽が射してくると、もう開翅しませんねぇ〜北限の能登半島のシルビアシジミとの翅裏の雰囲気の違いが分かるように、翅裏もばっちり表現しておきました。上の開翅していた♀と同一個体でございますよ。

101002sl-4.jpg 陽が完全に高くなり、ピーカンのお天気です。15mm Fisheye での広角写真に徹しましょう。兵庫県南部のシルビアシジミは、いやゆる「土手ビア」「畦ビア」で農耕地の周辺に生息しております。こんな感じで電信柱なんかを入れて写すと棲息環境が分かっていただけるかな。すぐ横では稲穂が実っております。上とは異なる♀です。

101002sl-5.jpg こちらは♂です。絵としては水平に撮っていますが、ため池の土手なので背景が傾いております。辺りは、青空がのどかな田園風景です。ず〜っと待っておりましたが、気温が高過ぎで、やはり開翅しませんねぇ。

101002sl-6.jpg なぜか1頭、吸蜜しながら開翅する♂がおりました。ピーカンのお天気で直射日光があたっていると、色表現がいまいちですが、まあ、こんなもんでしょうか。翅裏をもうちょっと明るく写すためにストロボ焚いておくんやった・・・
 この日の走行距離214km。夕方には帰宅して、シオリ号をなでなでしてから、夜は、友人との飲み会に参加しておりました。
posted by kenken(管理人) at 20:15| Comment(22) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
写真が綺麗ですねー。
今度、おしえてくださ〜い。

猫さん回復して良かったですね。
Posted by Mura at 2010年10月04日 20:36
Muraさん
 おっ、珍しい方の1番乗り、有り難うございます。
 またどこかご一緒しましょう。いつでも写真、教えまっせ〜
 シオリ号、まだまだ頑張るニャンです。

PS.お車、大変でしたねぇ〜 ご承知のとおり、私、以前に1台、オシャカにしていまして・・・あれは道が崩れたのですが・・・お互い、安全第一で気をつけましょう。
Posted by kenken(管理人) at 2010年10月04日 20:44
シオリ号さんが回復して何よりです。人間だと100歳ですか。
すごい長生きできたのでも皆さんの愛情の賜物でしょうね。

私も大のニャンコ好きなので、他人事ながら回復を祈っております。

シルビアもきれいですって言うよりもきれいに撮っているからなんですよね。いつもながら感服です。
Posted by カトカラおんつぁん at 2010年10月04日 21:37
カトカラおんつぁんさん
 コメント、おおきにです。
 そう、猫の20歳って、もう平均寿命は通り越して、人間的には100歳なんですわ。おっ、貴兄もニャンコ好きでしたかっ、それは、それは。
 末永く、見守ってやろうと思います。

 シルビア、やっぱり綺麗に撮るには、直射日光の射す前の早朝に限りますね。今年はかなり暑い日が続いていたので、青の乗り具合はこんなもんですが、どうでしょうねぇ〜、これからもっと青い♀が見れるのかなぁ〜ってところです。
Posted by kenken(管理人) at 2010年10月04日 23:00
シオリ号ちゃん、回復して良かったです。

御主人様の“撫で撫で”が、
どんな薬よりも効果が有ったのでしょうね。

兵庫県南部のシルビアシジミ、最青の♀のレベル了解です。

ピーカンのお天気で“吸蜜しながら開翅する♂”ですか?
ビカビカ個体だけど、腹部を見れば、
羽化直後でもなさそうですよね。
…午前中だけのスクランブル撮影に
  敬意を示してくれたのかも?

Posted by Rhetenor at 2010年10月05日 00:00
Rhetenorさん
 シオリ号へのコメント、有り難うございます。
 撮影に出かけていて帰ってみると・・・なんてことになると悔いが残りますもんねぇ〜
 しばらく密着しておりました。

 うん、この♀よりは、まだ青い♀が出ますね。ん、でも、この青さくらいが、質素で美しさがあるかも。
 吸蜜開翅♂は、縁毛は少し欠け気味なので、羽化後3〜4日くらいかなと推測です。ナゼかこの個体だけ、吸蜜開翅しておりました。そんな敬意(気まぐれ?)に深謝ですわ。
Posted by kenken(管理人) at 2010年10月05日 07:30
シルビアが可愛いですね。

長く一緒に暮らしたペットが居なくなると、凄く悲しい思いをするので、ペットを飼うことは余り気乗りがしなかったのですが、家族に押し切られて犬と暮らしております。もう5年になりますが、幸いにも病気知らず。このまま元気で長生きしてもらいたいです。
20才とは凄い高齢ですね。元のような元気を取り戻すこと祈っております。
Posted by maeda at 2010年10月05日 07:43
シオリ号、無事回復されて良かったですね。
そちらのシルビアはこちらに比べるとまだ安定しているようですね。
関東では相変わらず、ネットマンが採り漁っているようです。
ブログではあまりに当たり前のように仲間が撮影しているので、本当に絶滅危惧種?って錯覚しがちですが、それでいいのかなと反省気味です。
でも来週くらいに撮影に行きたいですけど。
Posted by ダンダラ at 2010年10月05日 08:46
10日ほど前に鬼怒川にシルビアを見に行きました。どれもボロボロで数も少なく苦労しました。しかし、ツマグロキチョウやミヤマシジミがいっぱいいて感激! おまけに私の地元、多摩川では稀なカワラニガナなどの花がが普通に咲いているのにさらに感動! その数日後に同じ場所に行かれた方はアサマイチモンジとも遭遇されました。30年ほど前の多摩川中流域の雰囲気は、今の鬼怒川中流域のようではなかったかと思いました。
Posted by 久保田 at 2010年10月05日 09:44
maedaさん
 シオリ号は、私の友人の飼い猫だったのですが、引越しの都合で、一時預かり的に我が家に来ました。
すると、友人よりも、猫好きの妻になついてしまい、そのまま引き取って19年ほど一緒に暮らしています。いずれはお別れしなければなりませんが、きちんと見送ってやろうと思います。ほぼ回復しました。有り難うございます。

 シルビア、えぇ蝶ですわ。
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2010年10月05日 12:18
ダンダラさん
 まいどです。シオリ号へのコメント、有り難うございます。いろいろ遠征を練っておりましたが、こんな事情で、今年は近場撮影に徹します。

 シルビア、生息地面積の減少率では絶滅危惧T類で間違いありません。残っている生息地は大事にしたいものです。
 兵庫県南部では、のどかな農耕地で人の手が加わった草原的環境に多くの生息地が健在ですが、今後、経済活動に変化が生じて、農耕地が衰退してしまうと、シルビアも衰退するでしょう。
 その点、先の北限のシルビアのほうが息が長く残るでしょう。人の手の加わっていない環境に生息していますので。
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2010年10月05日 12:19
久保田さん
 なるほど、今の鬼怒川の中流域の環境が30年前の多摩川中流域の環境ではないかということですね。なかなか深い考察ですねぇ〜
 シルビアは、」どうなんでしょう。そちらでは、緯度から言うと、もう終わりの時期でしょうか。こちらでは、まだ若干の新個体の発生があると推測しています。しかし、今年は、気温推移が平年とはずいぶん違うので、なんとも分からず、事実の観察が必要ですね。
 ミヤマシジミ、よろしいなぁ〜今年は撮りに行ってないなぁ〜
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2010年10月05日 12:20
長年連れ添ったペットが老いていくのを肌で感じるとき、本当に寂しく感じるものですね。ご存じの当家のラブ14歳も一時はどうなることかと心配していましたが、現在はかなり回復。但しリハビリの散歩に時間が取られて(もう1頭は元気)思うように出撃できない夏になりました。
貴殿のシルビア探訪記ほんとうに興味深く拝見していますよ。まだ間に合うので、姫川最北端のクロツをさがしてみようかな・・・・・
Posted by kmkurobe at 2010年10月05日 14:46
kmkurobeさん
 ご無沙汰ですが、いつも貴ブログも拝見しておりますよ。
 ラブちゃん、14歳でしたね。そう、一緒に暮らすと、大切な家族ですもんね。撮影に出かけていて、帰ってみると・・・なんてことにならないか気にしていると、とても撮影に集中できませんねぇ。いつかはやってくるお別れですが、最後は、どんなふうに見送ってやるのが良いのか、いろいろ考えさせられます。

 北限のシルビア、実は昨2009年の下見活動からじっくり時間をかけて取り組んでいます。日本海をバックになんともしびれるシチュエーションの撮影です。
 北限・・・独特の言葉の響きがありますね。
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2010年10月05日 17:11
この秋は九州お見限りなのね?と思っていたらこんな事が起こっていたのですねぇ〜。シオリ号回復されて何よりです。なでなでが効いたのかも(笑)。よかったです。
Posted by nomusan at 2010年10月05日 22:14
nomusanさん
 コメント、おおきにです。
 そうなんですわ。さすがに、九州遠征しているうちに、お星様になってしまった・・・って訳にはいかないもんで。
 逆に、4連休にして、つきっきりで様子を見ておりましたら、徐々に回復してきました。
 という訳で、10月もおとなしくしております。
Posted by kenken(管理人) at 2010年10月05日 23:11
シオリ号回復されて良かったですね!でも高齢なので安心はできません。きっと飼い主の手の温もりが一番の薬でしょうね!kenkenさんご夫妻の優しさがシオリ号を回復させたのでしょう。日本一長寿のニャンコを目指してくださいネ(笑)。

こちらは、すっかり蝶シーズンもお仕舞いのようです。
Posted by Noreen at 2010年10月08日 01:04
Noreenさん
 ご無沙汰いたしておりますが、貴ブログ、いつも拝見していますよ〜 そちら、もうすっかり秋の写真ですよね。実りの季節を感じ取らせていただいております。

 シオリ号へのコメント、有り難うございます。まだ予断を許しませんが、新しい年は迎えてもらわんとねぇ〜更なる長寿を目指します! そちらのワン君たちはお元気ですか?って、まだまだ若さあふれるお年でしたよね。
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2010年10月08日 16:58
しおりちゃん、回復してよかった。
Posted by 飛び猫 at 2010年10月09日 19:54
飛び猫さん
 これは、これは、ご登場いただき、シオリ号へのお言葉、深謝でございます。
Posted by kenken(管理人) at 2010年10月09日 20:23
シオリ号も100歳を越えると、老衰してきますよね。大事に大事に育てられていると思いますが、まだまだ長生きして欲しいですね。心配で、フィールドへの遠征を控えておられるようで、お気持ちお察しいたします。我が家のミュウ号(犬)も15年目です。70歳くらいでしょうか。ペットも長く飼うと家族の一員です。
Posted by ノゾピー at 2010年10月17日 21:37
ノゾピーさん
 おおっ、シオリ号へのコメント、有り難うございます。しばらくは、そばに付いているのが良いかと、遠征は控えております。だいぶ持ち直して、年は越せるんじゃないかって感じになってきました。
 そうですか、ミュウ号はもう15歳でしたか。お互いに大切な家族ですもんね。
Posted by kenken(管理人) at 2010年10月17日 22:04
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