2010年05月12日

ヒメギフを満喫する(その2)(2010年5月2〜4日)

 前々回の記事の「その2」を書いておきましょう。
 お決まりの絵ですが、ヒメギフチョウの産卵シーンです。ヒメギフの産卵は、開ききっていないウスバサイシンにする場合が圧倒的に多く、また、時間をかけて一度に数卵産付するので、撮影は意外と容易です。

100502hg4.jpg100502hg5.jpg ちょっと趣向を凝らして、同じシーンを違うレンズで表現してみました。
 左が100mmMacro、右が300mmでの画像です。

100502hg6.jpg また別の産卵シーンです。
 産卵シーンは、やはり、きちんと卵を表現したいですね。なので、控えめですがストロボを焚いています。真珠のような卵に涙ちょちょぎれます。

 この日は結構気温が高かったせいでしょうか、珍しく、地面での吸水シーンが見られました。

100502hg7.jpg じっくり吸水していたので、背景も入れて 15mm Fisheye で撮ってみました。いろいろな山菜が自生していそうな背景です。
 確実に口吻を伸ばして吸水しているのですが、15mmだと分かりにくいですね。記録するため、続けて、100mm Macroでも撮りましょう。

100502hg8.jpg 100mm Macro で、ぐっと寄って撮影です。口吻を伸ばしているのが確認できますね。
 ところでこの個体、もちろんヒメギフなんですが、「ギフの血」を感じます。ん!どこが?って・・・次の2点ですが、こういう個体って結構普通なのかしら?
・前翅亜外縁白点列前縁が微妙に内側へずれる
・後翅外縁白点列の中央部分が微妙に橙色(拡大写真参照)

 結局、この2泊3日の撮影行の間、ギフ・ヒメギフの混生地を5箇所訪れましたが、出逢ったのは全てヒメギフで、ホンマにヒメギフを満喫させていただきましたわ。【おしまい】
posted by kenken(管理人) at 20:07| Comment(16) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
15mm Fisheye の吸水画像、エエですねぇ。
臨場感がヒシヒシと伝わってきます。

この子、クウォーターかなぁ?
バルバが写っている画像は無かったですか?
Posted by Rhetenor at 2010年05月12日 23:29
3日、白馬でカタクリに来たギフを撮影していた時、ヒメギフが突っ込んできて、重なるように落ちました。そのままブッシュに入り込みましたが交尾にはいたらず、ブッシュから這い出して飛び去りました。交尾行動です。2カット撮れました。後でPCで拡大してみると、それぞれ決め手になる前翅亜外縁の淡黄列、後翅橙色斑が写っていました。雑交は意外にあるのかもしれませんね。
Posted by 久保田 at 2010年05月13日 01:47
確かに普通のヒメとは違う顔ですね。混生地へ出かけたことがないので分かりませんが、時期を変えて何度か行ってみると、面白いシーンに出会えるのかもしれません。
Posted by maeda at 2010年05月13日 06:07
みごとな『生態絵巻』を堪能させていただきました。
産みたてのギフチョウ属の卵はほんとに絶品ですね。

そうですね。この地方のヒメギフとギフはどこか似通った形質を二種とも受け継いでいるような感じを受けます。

雑交というよりも、むしろ進化(=分化)を感じさせる・・と小生は思いを巡らすのですが・・。
Posted by 深山葵 at 2010年05月13日 08:56
おおっ、あのヒメギフですな。
あの時、もっと真剣に追えば良かった(笑)。

今年はとっても不順な天気で雪も多く、発生も不順にになってるようですが・・・。
今回”ヒメギフが撮りたい!”と思って久々にお出かけした私にとっては、山も美しく、ヒメギフが(私的には)たくさん見れたので大いに満足できたのでありました(笑)。
Posted by nomusan at 2010年05月13日 19:36
えー発生期間はヒメギフの方が当地ではウント短いので。
今回は当たり年だったのではありませんでしょうか。
いずれにしましても、ご納得の撮影ばかりでは有りませんでしたでしょうか。まだまだバンドはこれから。がんばりましょう。
Posted by kmkurobe at 2010年05月13日 20:32
Rhetenorさん
 ヒメギフ吸水を15mmでって、初めてです。
 ここね、いろんな山菜が自生しておりましたよ。

 ギフの血が入ってますよね。う〜ん、バルバを写す前に飛ばれてしまいましてね、こいつ、結構樹上まで飛んでしまいました。なんせ、吸水するくらい暑い日でして・・・残念。
Posted by kenken(管理人) at 2010年05月14日 05:31
久保田さん
 3日、ちゃんとギフ見れたんだぁ〜私ね、ひたすらヒメギフに遭遇してました。
 私もね、以前にギフ、ヒメギフがもつれあって地面に落ちてからまっているのを見ましたよ。この時も交尾には至りませんでしたが。
 雑交のまさにそのシーンを撮ってみたいねぇ〜
Posted by kenken(管理人) at 2010年05月14日 05:36
maedaさん
 そう、微妙に違うお顔のヒメギフのように思いますよ。
 とちらのエゾ顔が違うように。
 そのうち、混生地を訪れる機会もできるでしょう。

PS.それにしても天候不順ですね。昨日はこちらも寒いめの1日でした。
Posted by kenken(管理人) at 2010年05月14日 05:38
深山葵さん
 なるほど、分化ねぇ〜 考えさせられますなぁ〜
 ギフも見つけたらお顔をよく拝んでみんといけませんねぇ。
 産卵シーンは撮りやすですが、きちんと卵を表現しようとすると下草に遮られたりして難儀しますが、うまく「真珠」を「絵巻物」のように表現できると嬉しいですね。
Posted by kenken(管理人) at 2010年05月14日 05:43
nomusanさん
 ホンマにヒメギフ堪能できましたね。これは、きっと貴殿のミッションへの熱意が天候をも動かした証かも・・・なんて、大袈裟な。(笑)
 ん、でもね、ヒメギフとカタクリって、時期は結構合いますね。ギフの頃にはカタクリ満開過ぎが多いですが。
Posted by kenken(管理人) at 2010年05月14日 05:46
kmkurobeさん
 なるほど、確かに「当り年」ですね。本当にヒメギフ満喫できました。はい、ヒメギフは納得した絵が得られたので、その後はギフ探ししてましたが、こちらはまった出会わずで、いったんリセットかけました。
 この週末は、どぉ〜しょ〜かなぁ〜悩みますね。お天気も難しいそうだし。
Posted by kenken(管理人) at 2010年05月14日 05:49
お師匠出遅れました。
昔ミヤカラの♀吸水写真を見せた時
□上A○さんが
Papilio♀は産卵のため必要な電解質を♂からもらい
貯精嚢に貯めておく話を伺いました。
♂より♀の方がミネラル必要なのかも知れません。

それにしても吸水
ピントと良いブレの無さといい
くっきりしっかり撮れてますね。
Posted by 蝶山人 at 2010年05月14日 23:11
蝶山人さん
 おっと、こちらこそ、返信が遅くなってスンマセン。
 交尾すると、♂は実際に体重がへるとの実験結果を見たことがあります。なので、♂も何回でも交尾できるわけではない・・・
 実は、ギフチョウ属の吸水って、撮るの初めてで、きちんと口吻を写し込みたくって、気合入れて撮りました。
Posted by kenken(管理人) at 2010年05月16日 05:10
交尾した♂の体重が減る・・・そんなところまで調べる人がおったっていうことだけでびっくりしてます。

考えてみたら、何十年も見てきて、ヒメギフの吸水シーン初見でしたね。貴重な生態写真を見せていただき感服です。
Posted by カトカラおんつぁん at 2010年05月16日 19:30
カトカラおんつぁんさん
> 交尾した♂の体重が減る・・・
 はいな、私も驚きましたが、本当です。
 種類にもよるのかもしれませんが、♂はどれくらいの回数の交尾が可能なんでしょうかね。興味深いです。

 あっ、私もね、きちんとヒメギフ吸水みたのは初めてで、確かに口吻を伸ばしているのが分かって興奮しましたよ。(笑)
 コメント、有り難うございました。
Posted by kenken(管理人) at 2010年05月17日 07:13
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