2009年12月09日

我未得季節外(2009年12月6日)

 ブログ仲間の記事では、シーズンオフ企画で賑わい始めておりますが・・・「我未得季節外(ワレ イマダ シーズンオフ タリエズ)」といったところです。
 紀伊半島のルーミス、今シーズン、数回訪れておりますが、地表近くまで降りてきてくれるには、どんな気象条件が良いのでしょうね。これまでよりは気温の低い晴れの日のほうがえぇんとちゃうか?もっと風の強い日のほうがえぇんとちゃうか?などと、いろいろと仮説を立てております。仮説を立てると検証に行かねばなりませず・・・当初、12/5(土)を予定していましたが、お天気の様子を見て、12/6(日)にスライド遠征です。
 この日は、「快晴、気温は低め、北西の風やや強い」という天気予報でありました。

091206-1.jpg 紀伊半島のルーミスの生息地は渓谷が深いので、上空は風が強く雲が勢いよく流れていても、谷間ではほとんど風が吹いておりません。この日は逆に気温が低過ぎたようで、またしても「証拠写真」です。しかし、まあ、後翅のブルーの大きさが泣かせる個体ですな。

091206-2.jpg 上の写真とは別個体です。活動終了時直前、枯れて白っぽくなった葉を探して静止しました。翅裏と枯葉が見事な保護色になってますね。この個体、この後、お休みモードになりました。ルーミスはそれと分かるように翅表と翅裏を同時に撮りたいもんです。
 う〜ん、しかし、房総半島では紀伊半島と違って、ナゼいとも簡単に地表近くまで降りてくるのだろう・・・これは一度、生息地の環境比較のために現地に観察しに行かんとあかんな・・・この日の走行距離598km。
posted by kenken(管理人) at 00:17| Comment(16) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今月になって2度も南房総に行きました。私のホームページで紹介したルーミスの後翅表の青色の発達した個体が、ムラサキシジミ♀では? との疑問が生じたからです。ついでに周辺も歩こうと沢をつめたりしました。おかげで後翅表の青色があまり広くない個体も撮影できました。おまけは角が50cmほどの鹿の頭蓋骨を発見したこと。鹿の屍は時々見ますが、完全な形で残っていたのは初めてでした。
Posted by 久保田 at 2009年12月09日 07:20
久保田さん
 おっと、貴殿も通って?おられるのですね。ルーミスをそれと分かるように撮るのは難しいです。翅表だけだと、確かにムラサキシジミっぽく写ることもありますし。しかし、飛翔している姿を見ると、白っぽくてそれと確認できるのではないでしょうか。翅裏も合わせて撮る、これが最も確実な表現でしょう。
 あっ、私もこの日、鹿らしき頭蓋骨を見つけましたよ。猪かなぁ。
Posted by kenken(管理人) at 2009年12月09日 07:36
ムラサキシジミの♀にも見える個体ですね。
これをしっかり裏面まで撮ることには意味ありそうです。
来年、千葉で活動しましょう!
年あけると予定が立ちそうですので、連絡いたします。
Posted by maeda at 2009年12月09日 08:38
紀伊半島産はたしかに「樹蝶」という感じがしますね。
ベストショット・ゲットももちろんですが、生態を極めようと努力を重ねられる姿勢に頭が下がります。

当地ではムラサキシジミがカシの葉表で日向ぼっこするのを見かけるようになりました。
Posted by 深山葵 at 2009年12月09日 09:47
こちらではお初です。
こんな時期でも紀伊半島のルーミス狙って撮るとは流石です!
この時期太陽光は地面まで届きました?
今年私は確認しかできなかったので、来年撮影狙って何度も足を運んでみます。
Posted by hyria at 2009年12月09日 12:29
我未得季節外・・・ウ〜ム、私も頑張らねば!

ありゃ、今度の休日は忘年会だぁ(汗)。
Posted by Rhetenor at 2009年12月09日 12:53
maedaさん
 そう、こういう角度で撮ると、ムラサキ♀にも見えますが、紛れもなくルーミスであることを確認済みの個体です。
 千葉は学生時代、残暑に2回成虫採集に訪れて以来です。成虫の開翅撮影に冬に行くことを考えるようになるとは・・・時代も流れたもんだと、つくづく思います。連絡、お待ちしています。
Posted by kenken(管理人) at 2009年12月09日 19:12
深山葵さん
 樹上をちらちらムラサキ、ルーミス、ウラギンシが飛びまわっておりました。慣れると、飛び方でルーミスであることはすぐに分かるようになりますね。今は、どんな時に地表近くに降りてくるのか、繰り返し観察しています。
 現地でも、ムラサキシジミは、目の前まで降りてきて、何度も日光浴開翅を披露してくれました。
Posted by kenken(管理人) at 2009年12月09日 19:15
hyriaさん
 先日は、ブログや本体のHPのリンク、有り難うございました。本体のHPは、最近まったく更新していなかったので、この機会に「表紙の蝶」だけですが、更新しておきました。(笑)
 どんな時に撮影し易い位置に降りてくるのか、とにかく今はデータを蓄積しながら観察を続けている段階です。行けば目撃はできるので、ワクワクしますが、なかなか降りてきませんね。
 地表まで日光が当たる場所で、かつ、降りてきそうな場所を1箇所ずつ訪問していって検証しているといった感じです。紀伊半島の深い谷間、条件の良い場所でも、地表まで日が当たるのはせいぜい1時間くらいですわ。
Posted by kenken(管理人) at 2009年12月09日 19:18
Rhetenorさん
 まいどですぅ〜
 この時期、そろそろ忘年会の連打ですね。(笑)
 私もこの週末は、忘年会等で詰まっていますよ。
 あっ、新年会でお目にかかれますこと、楽しみにしています。
 ヘッセ展も行かなあかんし・・・何かと忙しいシーズンオフ(世間的には)ですわ。
Posted by kenken(管理人) at 2009年12月09日 19:21
ひや〜っ、6日はルーミスへ行かれてたのですね。
その探究心、頭が下がります。
三重の大台は風が強くて寒かったです。
パンクもせず無事に帰ってきました。
Posted by T-urago at 2009年12月09日 23:32
小生が昨年、紀伊半島へ行った時は道路で吸水していました。
あの日はかなり暖かくて、日差しも強かったと記憶しています。完全に開けた所で吸水していたので、房総とは違うのか、たまたまだったのか、良くわかりません。
Posted by cactuss at 2009年12月09日 23:33
T-uragoさん
 コメント、有り難うございます!
 どんな気象条件ならよく降りてくるのだろう・・・これは、現地で現物を現実に観察するしかないですね。
 大台は谷でも風が強かったのですね。ベニモン卵もえぇもんです。卵がある→そこに成虫♀が飛来した→近くの花で吸蜜しているハズ・・・なんて思考が直結するので吸蜜シーンを撮りに行かねばなりません。(笑)
 最近、林道の落石にはとても気をつけるようになりました。
Posted by kenken(管理人) at 2009年12月10日 00:37
cactussさん
 観察していると、吸水で地表までくるパターンと日光浴で地表までくるパターンと2種類あるように考えられますね。
 この日は、さすがに12月、吸水ではなくて、日光浴降臨のパターンです。
 カシなどの常緑樹かシダの葉上での開翅シーンを近い場所から見下ろす角度で撮りたく、観察を続けています。
 一度、房総半島にも比較に行ってみようと思い始めました。
Posted by kenken(管理人) at 2009年12月10日 00:43
紀伊半島への度重なる遠征、お疲れ様です。彼らが渓谷の底に降臨する謎解きはワクワクしますね。紀伊半島と房総の渓谷では、そもそも深さのスケールが全く異なるように思います。朝方、越冬している枯葉に朝日が差しこむと、枯葉から離れて、底に向うのでしょうが、標高差の大きい紀伊では底まで辿り着けない個体も多いのではないでしょうか?それと分布の東端である房総産は特異な生態に分化しているのかもしれませんね。
Posted by fanseab at 2009年12月10日 07:46
fanseabさん
 コメント、有り難うございます。
 房総半島は、まだ採集に興味があった学生時代に、2回訪れて以来なので、記憶が薄いのですが、確かに、そんなに渓谷は深くなかったように思います。風が強いと暖かく風の影響を受けにくい地表近くまで降臨するというのは的を得ていると思い、風の強い予報のこの日に行ってみましたが、上空はかなりの勢いで雲が流れているにもかかわらず、谷底はほぼ無風でした。
 房総で皆さんが観察・撮影されている環境を見に行って比較せんといかんなと思い始めました。
Posted by kenken(管理人) at 2009年12月10日 09:34
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