2009年11月10日

和歌山再遠征(2009年11月7日)

 1つ前の記事で「今シーズン最後?の遠征」って書いておりましたが、「?」を付けておいて良かったです。(笑)
 11/7(土)は仕事の予定でしたが、前日11/6になって突如予定が変わりました。ボスから「明11/7は出勤しなくてもかまへんよ」とのお言葉。加えて、妻から「明11/7は学生時代の知人と外食することになったので、晩ご飯なしです」とのメール。すかさず和歌山の天気予報を見ると「立冬とは思えない陽気で、降水確率0%」。あっと言う間に「和歌山再遠征」の条件が揃いました。行くしかないでしょう。
 狙いはもちろん、迷蝶ではなくて、ルーミスシジミの開翅画像です。実は、前回の遠征で「樹上から降りてきて開翅するならここだろう」と思われる場所が数ヶ所ありまして、前回は、そのうちの1ヶ所でうまく撮影できたのですが、残りの場所が気になっていました。今回は、前回とは違う場所で待ってみました。

091107-2.jpg091107-3.jpg 予想どおり樹上からルーミスが降りてきてくれました!目の高さの葉上に静止したので、まずは翅裏写真を撮ろうとカメラを向けましたが、1枚撮ったところで、すぐに開翅しました。

091107-5.jpg091107-4.jpg 最も低い位置としては、胸の高さのアラカシの葉上に静止です。お気に入りの「翅表と翅裏を同時に」写し込みながら、翅裏のルーミスっぽさも表現しようと、日中高速シンクロでストロボ焚いてみたら、雰囲気の出た写真が撮れました。(左写真)この個体、後翅のコバルト・ブルーも結構大きいようですね。(右写真)

091107-1.jpg 翅裏もきちんと表現しておきましょう。こんな感じです。個体変異もあるでしょうが、房総半島の個体に比べると、やや黒い印象のする紀伊半島のルーミスです。

 最も低い位置で、胸の高さの葉上での静止、脚立があれば上から見下ろす感じのえぇ絵が撮れたでしょう。今回の走行距離606km。
 実は、まだ他にも降りてきそうな場所がありまして、次回は脚立を担いで・・・なかなか「今シーズン最後の遠征」になりませんな。(笑)
posted by kenken(管理人) at 00:50| Comment(24) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うをっ!エエですねぇ〜。

エエ陽気で、ポイントを熟知されているからこそ
成し得る画像ですね。
流石でございます。

この時期でも、ルーミスさんは、
まだまだ綺麗な状態を保ってくれている
のが嬉しいですなっ!
Posted by Rhetenor at 2009年11月10日 12:01
お師匠体力さすがです。
季節と場所を知りえてこそ有りの
半開翅画像ですね。

これだけ切れのいいさんよんだからこそ
EOS7Dなら実力発揮しそうですね。
firm wearも既にupdateされており
そろそろ買いでしょうか?
Posted by 蝶山人@昼休み at 2009年11月10日 12:34
Rhetenorさん
 まいど、コメント有り難うございます!
 ルーミス君が降りてきてくれるポイントは、パッと見で分かるようになりました。後は、お天気と気温の問題です。

 この日は気温が高過ぎで、敏感でなかなか近寄り難いものがありました。もう少し寒くなってからのほうが撮影にはえぇのかもしれませんが、時期が遅くなると汚損具合も進むでしょうし、新鮮な個体の開翅写真を狙うのは、なかなか難しいもんですわ。
 しかし、このコバルトブルーにはしびれますねぇ〜
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月10日 12:35
蝶山人さん
 だいぶルーミス君の気持ちが分かるようになりました。
 全開翅画像はもちろんえぇのですが、ムラサキとの違いを強調して、半開翅画像で、翅表と翅裏を同時に撮りたく考えています。
 7D、えぇですよねぇ〜
 ん、でもね、私は、同時期に新発売されたIS搭載の100mmMacroを買いたくて。いずれも10月の発売で、そろそろ生産も安定してきたでしょうから買いですかな。
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月10日 12:44
この時期のルーミスは止まるとすぐに開翅しますね。
微妙な距離感を残した写真は、なかなか含蓄がありますね。
もう少し気温が下がると静止位置も下のほうになることが多く(地表が先に暖まるからかなと思ってますが)、翅表は撮影しやすいように思います。(房総の例ですが)
雌の翅表はこの時期そんなに痛んだりはしないようです。
Posted by ダンダラ at 2009年11月10日 14:55
ダンダラさん
 蘊蓄のあるコメント、有り難うございます。

> もう少し気温が下がると静止位置も下のほうになることが多く
> (地表が先に暖まるからかなと思ってますが)

 そうなんです!私もね、皆さんの写真や過去の文献を見て、同じように考えています。なので、今年の冬は、それを検証しに行こうかと考えています。先日は、最高気温が20度を上回る高気温で、降りてきても敏感でした。
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月10日 15:29
まさに「神の声」の2連発、これは行かずにはおられませんよねぇ〜(笑)。
しかし、まさに『ルーの気持ちが良くわかる』観察でございますね。流石でございます。
ん〜、ええ色です。
Posted by nomusan at 2009年11月10日 17:10
先日、房総へ行ってきたのですが、予報に反して雨が降ってきて退散でした。しかしヒルには会えまして、2匹もついていました。そちらではヒルはいないのですか?
Posted by clossiana at 2009年11月10日 18:35
おっと、どこかですれ違っていたかもしれないのですね。(^^; 僕は念のために脚立積んでいましたが、全く出番はありませんでした。(笑)
そちらのルーミスもだいぶポイントが絞れて撮影の確率も高くなったようですね。
Posted by BANYAN at 2009年11月10日 18:53
nomusanさん
 体調はいかがですか?風邪をひく前に休むのが良い策ですね。実は、本日11/10、私も完全休養のため、年休だったりします。
 ルーはこのコバルトブルーにシビれますね。もう、夏には撮影に行かなくなってしまいました。九州でも秋〜冬に撮影できる日光浴ポイントあるんじゃないかなぁ〜
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月10日 19:11
clossianaさん
 こちらでは降水確率0%が必須条件かと思っています。雨だと、さすがに房総半島でも厳しいですよね。
 夏は、蛭の話をよく聞きまして、私も過去に数匹見たことがありますが、幸い吸血されたことはありません。秋〜冬は大丈夫ですね。これはきっと、秋冬は日光浴でヒルの少ない環境に降りてくるからかもです。
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月10日 19:14
BANYANさん
 いえいえ、渋滞するとイヤなので、撮影終了したらクイックで引き上げたので、すれ違ってはいないでしょう。
 私も車には脚立を常備していますが、車から撮影地まで担いでいくかどうかは、その日の撮影対象種によりますね。できれば、どんな種でも脚立あったほうが良いのは言うまでもありませんが。
 だいぶルーミス君の気持ちが分かるようになってきました。
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月10日 19:18
今晩は〜〜
 ルーミスの輝くブルーが眩しいくらい鮮やかですね

 ルーミスは憧れの蝶でした・・・・
 高1の頃、先輩が「那智の滝の奥のほうに居るらしい・・」と・・・
 同級生と一緒に出掛けましたが 見事「撃沈」しました
 当時の部室の標本の中にはムラシやムラツと一緒に並んでいました
 ラベルの日付けは随分古いように記憶しています
 とっても思い出深い蝶ですね
 
Posted by itsuki at 2009年11月10日 22:53
itsukiさん
 こんばんわぁ〜
 このコバルトブルー、えぇもんですね。

 私も中学生の頃からの憧れの蝶でした。当時、まだいるんじゃないかって、奈良県の春日山の奥地に行ったことが思い出されます。確かね、途中に「首切り地蔵」ってのがあったように記憶しています。目撃したのはモンキアゲハばかりで、もちろん私も「撃沈」でしたが。(笑)

 最近は、皆さん、綺麗な写真を撮られるようになって、ルーミス君の活動パターンもよりいっそう分かってきたようですね。
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月10日 23:24
和歌山での探索、お疲れ様です。ルーミスが樹冠から降りてくる活動時間帯が判ると、後は撮影しやすいボイント探しが鍵ですね。小生が二度トライして玉砕した和歌山のポイントは脚立を立てるには不安定な場所でした。真上からコバルトブルーを写し込むのも苦労しますよね。次回は至近距離で真上から捉えた全開画像を期待しております。
Posted by fanseab at 2009年11月11日 07:29
リクビルは恐ろしいです。丹沢にムササビを見に行ったとき、私も含めて4人全員がやられました。なぜ足もないのに這い上がれるのか? と不思議に思い、目線を地面すれすれにすると数千〜万匹と思われるヒルが鎌首をもちあげるようにゆれていました。身の毛がよだつとはこのことです。脚立とて安全とは思えません。三脚でも尺取虫のようにあがってきます。以来、夏にはヒルのいそうな場所には行けず、房総のルーミスも夢のまた夢でした。それでもあのコバルトブルーには吸い寄せられるのは煩悩でしょうか?
Posted by 久保田 at 2009年11月11日 09:05
fanseabさん
 樹冠から降りてくる時間帯が分かっても、短い時間帯なので、1日にポイント2ヶ所を訪れることができず、1日1箇所勝負です。過去、ここに降りてくるんじゃないかと目星を付けて勝負したポイントは、1箇所のみハズレでしたが、後は、降りてきた高さは当日の天気によりさまざまでしたが、目撃はできています。
 真上から撮りたいのは、後翅のコバルトブルーを表現したいがためです。横からですとなかなか表現できません。
 貴殿の葉上での全開翅画像を拝見し、憧れています。
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月11日 20:41
久保田さん
 ほぇ〜数千〜万匹いると、さすがに退きますね。紀伊半島でも、場所によってはめちゃくちゃヒルがいるようです。特に夏は。過去の某会の記録を見ると、「ヒルで血だらけ、中止」とか書いてあったりします。
 コバルトブルーに吸い寄せられるのは「煩悩」ではなく、美しいものに魅かれる「本能」だと私は理解しています。
 ヒル、冬なら大丈夫ではないでしょうか。
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月11日 20:47
いい感じでルーミスが撮れましたね。
生息している雰囲気も良く出て、すばらしい写真です。
日中シンクロですか、裏面も明るくなっていいですね。
今度、房総へ行ったら、試して見たいと思います。
Posted by cactuss at 2009年11月11日 21:28
cactussさん
 コメント、有り難うございます。
 これまで、石の上での開翅画像ばかりでしたが、葉上での開翅画像は、おっしゃるとおり生息地の雰囲気が良く出て、えぇもんです。
 2年前、半開翅を自然光のみで撮影したら、翅裏が暗くてムラサキシジミみたいな画像になってしまったので、今回はストロボ使ってみたらルーミスらしく撮れました。
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月11日 22:26
今更ですけど、和歌山のルーは個体数が場所によっては多いのでしょうかね?以前は余り聞かなかったように思いますが、最近各方面から話として出て来ます。
最後まで撮影に走り回られたのですね。
ちょっと見習わないと。
Posted by maeda at 2009年11月13日 06:16
maedaさん
 豊作、不作のバラツキはあるようですが、紀伊半島ルーの個体数は以前と変わらないと思います。話題が多いのは、撮影したり観察したりし易い場所や条件がだんだん分ってきたからではないでしょうか。房総ルーも皆さんの観察で多くの事実が明らかになったようですし。
 撮影、まだ最後ではないかもしれません。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月13日 07:43
出遅れてしまいましたが、紀伊のルーに再出撃されたのですね。
確かに半開翅は表も裏もルーらしい絵になっていて素晴らしいですね。千葉に比べて移動も含め難易度が高いはずなのでなお貴重ですね。
Posted by thecla at 2009年11月14日 11:18
theclaさん
 いえいえ、お気軽に気の向いたときにコメント下さいね。
 紀伊半島のルー、証拠写真はなんとか撮れるのですが、なかなか房総で皆さんが撮るような全開翅写真には恵まれません。しかし、行かねばとれませんし。(笑)ってことで、機会があれば撮影条件の検証を続けてみます。
Posted by kenken(管理人) at 2009年11月14日 12:50
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