2009年08月26日

東海・信越、どこへ行こう(その4)(8月8日〜8月10日)

 連載記事、結論は1つ前の記事で書きましたが、最終回「その4」を書いておきましょう。
 8/9、最後に取り組んだ課題は「アカセセリをアカセセリと分かるように撮る」です。しかし、取り組んでみると、これが意外と難しい・・・

090826as1.jpg アカセセリ♂です。コキマダラセセリとちゃうんかい?って突っ込みが入りそうですが、前翅表の性標には、アカセセリの特徴である銀色の鱗粉が乗っていることを目視で確認しての撮影です。しかし、写真にしてみると、なんともその特徴がきちんと表現できないもんですなぁ〜この個体、やや飛び古していて、銀色が薄くなっていましたしね。

090826as2.jpg090826as4.jpg アカセセリ♀です。こちらも、コキマダラセセリとちゃうんかい?っ突っ込み入れられると、写真だけ完全な同定根拠を述べるのは難しいかなとセセリが苦手な私は感じています。

090826as3.jpg さらに、こんな感じで、園芸種っぽい花で複数吸蜜していると、お前ら、ホンマにアカセセリやろなっ?って感じてしまいますね。(笑)
 アカセセリをアカセセリと分かるように生態写真で撮る・・・これは、来シーズンへの継続課題にしたほうが良さそうですね。その際には、久しぶりに、ヒメヒカゲやコヒョウモンモドキの撮影も兼ねて、T高原でも訪れてみようかなと考え始めました。
 今回の撮影行では、セセリを同定できるように生態写真で撮ることは、なかなか難しいということを再認識させられました。

 さて、以前の記事で、皆さんに同定依頼したセセリ、私はスジグロチャバネセセリの♀だと考えています。決して、それが正しいと言い切るものではありませんが、何十年も前から見慣れて頭にインプットされている図鑑の解説から、パッと見に従って、そう思うのであります。

090826ssr.jpg090826ssk.jpg 同定依頼した写真を拡大トリミング&左右反転して、その図鑑のスジチャ、ヘリチャの相違図と対比できるようにして再掲載いたしますね。
 皆さん、改めて、セセリの同定、いかがですか?

 8/8〜8/10の総走行距離730km。【おしまい】

----【以下、2009-8-27追記】----
090826as6.jpg 野菊にセセリ、いずれも、もう少し特徴を写し込むことのできた、コンデジによる画像を追加でUPしておきましょう。とても人為的な香りのする野菊ですね。

posted by kenken(管理人) at 20:32| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うーん深い。この表現は本当に難しいですね。
当方もアカセセリをいかに同定できるか表現に苦労いたしました。ここまでは写し込んだのは本当にすばらしい・・・・・恐れ入りました。
Posted by kmkurobe at 2009年08月26日 21:10
kmkurobeさん
 ご無沙汰です!コメント有り難うございます。
 セセリは奥が深いですわ。パッと見で同定できそうなもんですが、それを写真で正確に表現しようとすると、なかなか思うようにはいきませんね。
 これらの絵、かなりアカセセリの本質に迫れたのではと思ってはいるのですが、まだまだ継続課題です。
Posted by kenken(管理人) at 2009年08月26日 21:52
アカセセリをアカセセリと分かるように生態写真で撮る・・・これ、例の課題写真風に真面目に撮ろうとすると却って難しいかも。小生なら、新鮮な個体の裏面を撮影して、アカセセリの特徴であるウグイス色を強調した絵を撮るでしょう。小生流に言えば、「アカセセリ」でなくて、「ウグイスセセリ」ですので。
Posted by fanseab at 2009年08月27日 00:06
fanseabさん
 コメント、有り難うございます。
 そうかっ!この翅裏の色、なんと表現したら良いのか、うまい単語が見つからなかったのですが、「ウグイス色」は的を得ていますね。これは、えぇことを聞きました。
 上の♀の写真は縁毛びっしりの新鮮な個体で、翅裏色だけでウグイスセセリと言えますが、♂は飛び古していて、翅表の銀性標も翅裏ウグイス色もいまひとつですね。
 よしっ!来シーズンは、新鮮で縁毛びっしりの♂の翅裏色の表現に心がけます。
Posted by kenken(管理人) at 2009年08月27日 07:27
アカセセリ、♂は性標、♀は翅裏の色調がバッチリですね。

充分、「アカセセリと分かるように生態写真で撮る・・・」を達成出来ているじゃぁないですかっ!

この種も永らく見てません。
この時期、信州方面に出掛けていないのを実感したりして。
Posted by Rhetenor at 2009年08月27日 12:26
Rhetenorさん
 以前にアカセセリだと思って撮ってUPしたところ、実はコキマダラセセリだったってトラウマがありましてね、アカセセリについては、ばっちり撮らねばならんなと思いながら、なかなかその機会がありませんでした。

 おぉっ、アカセセだリって分かっていただけますかっ!
 ちょっと自信が出てきました。(笑)
 こうなると、♂の翅裏のウグイス色と性標の銀色を同時に表現したくなりますね。
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2009年08月27日 13:33
アカセセリ、ヨーロッパの物と同じなのかなど面白いです。
最近は増えている印象だそうですが、いかがでしょうか?
セセリの分類は日本の少ない種でさえ難しいですね。
東南アジアなど種が多いところは凄いことになるでしょうね。
Posted by maeda at 2009年08月27日 21:03
アカセセリが来ている園芸ぽい野菊は一見ノコンギクのように見えます。しかし、もう少し下の葉に柄があるか、柄はないが葉が柄状か、葉は茎を抱くか、抱かないか? 花のアップに冠毛状のものが見えるか? この辺りが写っていないと確定できません。野菊の分類も難しく、中間的なもの、見た目は別の種類に見えても、葉をさわるとざらざら感が違うなど迷宮に誘われる厄介な仲間です。野菊は花の世界のセセリのようなものでしょうか。
Posted by 久保田 at 2009年08月27日 21:11
maedaさん
 おっと、今しがた貴ブログ訪問して戻ったらクロスでコメントが!
 アカセセリ、草原というよりも、人為的なかおりのする環境でよく見かけるようになりました。意外と人為的な環境への適応力があるようです・・・って、ことは増えているのかもしれません・・・そんな印象です。
 セセリの同定はどうも苦手(笑)、日本のアカセセリは生息地がかなり局地的で、日本固有種の匂いを私は感じますね。
Posted by kenken(管理人) at 2009年08月27日 21:17
久保田さん
 どうもっ!
 なるほど、野菊は花の世界のセセリですか・・・とてもよく分かる表現です。
 ですが、この野菊は、人為的な環境のかおりを感じますね。この野菊の同定に役立ちそうな写真、探してみましょう。良さそうな写真があれば追加でUPしますね。
Posted by kenken(管理人) at 2009年08月27日 21:29
アカセセリは確かにコキマと区別しにくいですが、野外で見ると独特の翅形で結構区別は付けやすいように思います。
この写真の上から3組目のノギクに来ている写真の右側の個体はかなり紛らわしいですね。
アカセセリと断定するのがちょっとためらわれたりします。
Posted by ダンダラ at 2009年08月27日 22:23
ダンダラさん
 なるほど、翅形の違いですか。
 こちら、コキマもアカセセリも、いずれも見慣れていないので、なかなかパッと見では、区別難しいですわぁ。
 以前にアカかと思ってUPした写真に、コキマですよと素早くコメントいただいたのは、確かダンダラさんでしたよね。
 2頭写りの右個体、確かにコキマっぽい雰囲気ありますね。
 よ〜し、来シーズン以降、コキマとアカセセリをそれぞれの区別が分かるように1枚の写真に写し込むことも視野に入れますね。
Posted by kenken(管理人) at 2009年08月28日 07:17
アカセセリが来ている野菊はノコンギクなどが含まれるシオン節の種類と思われます。この仲間で葉にはっきりとした鋸歯がなく、基本的に線形のものは北アメリカ原産のユウゼンギクなどがあり、日本産に該当するものはありません。おそらく野生種ではなく、この仲間の園芸品種と思います。
Posted by 久保田 at 2009年08月28日 07:45
久保田さん
 追加コメント、有り難うございます。
 写真からもお分かりのとおり、ここは、花壇的な雰囲気の漂う環境で、どなたかが移植された園芸種だと思います。
 ですが、この写真から、それだけのことが分かるんですねぇ〜良い勉強になりました。
 野菊もセセリも奥が深いです。
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2009年08月28日 12:45
アカとコキマの違い、私も両種共身近な蝶ではないので、同定苦労しますね。図鑑とかネットの写真でも、未だに違いが良くわかりません。私もね、この前のブログでイチモンジをチャバネと記載して、しっかり、ダンダラ氏に御指摘いただきました。(笑)
Posted by ノゾピー at 2009年08月29日 15:11
ノゾピーさん
 まいどです。そうそう、ダンダラさんはセセリを見る目がありますね。見慣れているのかなぁ〜私は、どうも苦手です。
 イチモンジって、本当に白斑が「一」文字ですよね、ちょっとでも凹凸があるかなって感じたらチャバネって思ってますが、たまに迷いますね。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2009年08月29日 19:31
前回から続けてセセリのすばらしい写真と記事拝見させていただきました。
まず開田高原のチャマ。いてよかった〜というホッとしたというか気持ちです。
かなり危ないですよね。
アカセセリ。先日、プランターのマリーゴールドに群れていたので仰天しました。栽培花卉ものともせず、こんな生命力を発揮してもらいたいのですが・・・
Posted by grassmonblue at 2009年09月02日 08:36
grassmonblueさん
 ご無沙汰しています。コメント、有り難うございます。
(失礼ながら、当方にて、書き込み場所を移動いたしました)
 開田高原のチャマは採集禁止の周知徹底状況と生息地の変化をずっと見守って行こうと思います。
 そう、アカセセリ、意外と人為的な環境にいたりして驚かされます。こちらは、増減なしって感じでしょうか。コキマといると本当に同定に苦労しますし、いまだに自信がありません。(笑)
 また、お気軽にコメント下さいませ〜
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2009年09月02日 12:45
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。