2009年05月02日

「初球バンド」(2009年4月29日)

 4/28深夜出発〜5/1深夜帰着という予定で、信州まで撮影行に出かけました。メインの狙いは、ここ数年恒例のイエローバンド型ギフチョウです。既に、現地でお目にかかったブログ仲間の記事に、この日のことは多く掲載されているので、簡単に紹介しましょう。
(現地でお目にかかったブログ仲間の皆さん、皆さん良い絵が得られたようで何よりでした。またお目にかかれますこと、楽しみにしております。)

090429h1.jpg ギフチョウ・ヒメギフチョウ混生地では、やや開けた環境で活動する習性のせいか、最初に見るのは圧倒的にヒメギフですね。野球ではありませんが、この日も「初球はヒメギフ」でした。バンド狙いとは言っても、普段はなかなか会えない蝶なので大切に撮影しておきます。

090429h2.jpg090429h3.jpg 今年は例年より発生が早いのではないかと予測していましたが、ヒメギフも新鮮な個体が多く、吸蜜シーンもサービスしてくれるので、喜んで撮影です。スミレにエンゴサク、なかなか良い絵が得られました。

 ヒメギフの吸蜜シーンの良い絵も撮れたので、再びイエローバンド探索に切り替えです。

090429g1.jpg しばらくして、ギフチョウらしき個体を見つけたので、日光浴しているところにそっと近づいて確認してみると、バンドでした!まずは証拠写真に収めておきました。過去、学生時代も含めて、数回白馬村を訪れていますが、一昨年の1回を除いて、ことごとく「ギフチョウの初球はバンド」なのです。誠に有り難いことです。

090429g2.jpg その後、見失ってしまいましたが、再び日光浴しているのを発見しました。今度は全開翅なので、正面から翅表全体を表現です。今回は、ストロボを導入しているので、黄色い縁毛がうまく表現できました。お気に入りの絵なので、大きめの画像をUPしておきますね。

 その後、見失ったり、また見つけたりを繰り返しているうちに、吸蜜タイムが訪れました。

090429g3.jpg090429g4.jpg スミレでの吸蜜シーンを2枚お目にかけましょう。尾状突起も下草に隠されることなく2本共に表現できて、お気に入りの絵です。

 さて、この日の夜になって画像確認して分かったのですが、実はバンドは2頭いたのでした。上のバンドの1枚目と2枚目の日光浴シーンを見比べてみると、違う個体であることが分かりますよね。(ギフチョウ用語?で言えば、右前翅表の内側のカニウデとカニツメの位置関係に明らかな違いが見られます)
 バンドが2頭・・・これは、翌4/30も同じ場所で粘る1手ですね。
posted by kenken(管理人) at 21:30| Comment(34) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
合流させていただき、ありがとうございました。
誰かが言っていたバンドマスターの引きに便乗して念願の撮影ができました。
しかし、こんな綺麗なヒメギフ居たのですね。(笑)
バンドに夢中で擦れた個体しか見えていませんでした。
バンドはもちろん素晴らしいですが、エンゴサクの吸蜜はいいですね。続きが楽しみです。
Posted by BANYAN at 2009年05月02日 22:00
当日は、ありがとうございました。
毎年、初ギフ=バンド・・というのは、すごいですね(^^)
あやかりたいです。
ストロボ光の威力・・すごいですね。こんな風に撮れたら・・舞い上がりそうです。
なかなか正面開翅を見せてくれなかったですが、チャンスを見事に捉えていますね。素晴らしいです。
おかげさまで、長年の夢がかないました。今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by ヘムレン at 2009年05月02日 23:23
BANYANさん
 バンド撮影、おめでとうございます。
 おっと、バンドマスターとな・・・有り難うございます!(爆)
 でもね、私、本当に、過去1回を除いて、白馬村で最初に見るギフチョウは、ことごとくバンドなんですよ。
 そう、思っていたより、ヒメギフは綺麗でして、こちらの撮影にも時間を割いておりました。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月02日 23:26
ヘムレンさん
 コメント、有り難うございます。
 どうもバンドには縁があるようで、訪れた際は毎回出逢っています。
 絵は、過去の経験を生かして、今年からストロボ撮影に注力しています。上の絵も、なんでもないような絵なのですが、ストロボがないと、なかなかこんなふうには撮れなかったように思いますよ。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月02日 23:30
先日は便乗させていただきありがとうございました。
外付けストロボ導入の効果でしょうか、縁毛が際立っていますね。
ヒメギフは、こんなに綺麗な個体もいたとは気がつきませんでした。短時間だったのでバンドばかり追っかけていたせいでしょうか。あげくにザックも忘れてましたし(^^;
Posted by thecla at 2009年05月02日 23:41
theclaさん
 お疲れさまでした。今年もお目にかかりましたね。(笑)
 内蔵ストロボでも十分かと思いますが、これだけ日光が強いと、外付ストロボで、ハイスピード・シンクロで撮ったほうが効果があるようです。
 ヒメギフ、私も新鮮さに驚きました。
 ザック忘れは、いかに撮影に集中していたかということの表われですね。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月02日 23:57
今回お会いできるかも? と思っておりましたが、予想外の場所でした。私とご一緒いただけた野鳥の大先生もギフチョウ、ヒメギフチョウを楽しまれました。心配なのは五竜スキー場のウスバサイシンのポイントのひとつが、道から見える場所を除いてすべて消えてなくなりました。私たちは姫川源流周辺に鳥を見に行きましたが、ヒメギフチョウは出ませんでした。ここからヒメギフがほぼ消えたのは30年以上前にウスバサイシンが持ち去られたから! と聞いています。その後、ウスバサイシンは少し復活しましたが…。
Posted by 久保田 at 2009年05月03日 06:29
4/30は大変、お世話になり、ありがとうございました。
縁毛がきれいに表現されて、すばらしい写真ですね。
バンドはやはり2頭いたのですか。撮った写真を全部、見比べてみます。
来年もお会いするかもしれませんが、よろしくお願いします。
Posted by cactuss at 2009年05月03日 06:38
いい絵が撮れて良かったですね。
縁毛が見事に出ています。
ストロボ、まだ使っていません。どうしても荷物が多くなって。
本当ならヒメギフで使わないといけないのですが。
Posted by maeda at 2009年05月03日 06:54
久保田さん
 五竜はそんな感じなのですか・・・ウスバサイシンを・・・実際のところ、誰がどんな目的なのかなぁ〜

 お声かけいただき、有り難うございました。意外な場所だったので、すぐに貴名を思い出せずに失礼いたしましたが、お目にかかれて幸いです。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月03日 07:26
cactussさん
 この日の翌日4/30はお目にかかれて幸いでした。
 貴ブログに掲載のバンドは、上の写真のうち、1枚目の日光浴シーンのバンドですね。もう1頭はどこへ行ったのかなぁ〜
 昨年、自然光でバンドを撮ったのですが、失敗作の山を築いてしまったので、師匠のSさんに色々教えてもらって、今年は外部ストロボを導入です。 内部ストロボですと、1/250くらいまでしかシャッター速度を上げれませんが、外部ストロボでハイスピードシンクロすれば、もっと速く切れるのでばっちりでした。ちなみに日光浴シーン、1枚目は1/1600、2枚目は1/2000で切っています。
 こちらこそ来年もよろしくですが、今年中にどこかでまた遭遇するかもしれませんね。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月03日 07:37
maedaさん
 コメント、有り難うございます。
 ストロボはバンドにはとても有効ですね。縁毛も綺麗に出ますし、後翅の青も際立ちます。上に掲載の絵は、ヒメギフも含めて、全て、弱めですがストロボを焚いています。
 現地では、ストロボ付きのカメラを首からぶらさげて、さながら首の筋力強化トレーニングの様相です。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月03日 07:44
いろいろと有難うございました。
kenkenさんのおかげでバンドを撮影させていただきました。
素晴らしいバンドが並んでいますね。さすが、YBO(イエローバンドオーケストラ)のバンドマスターです。
Posted by 虫林 at 2009年05月03日 07:51
お疲れ様でした。さすがにすばらしい写真を撮影されていますね。
あの場所はここ5年で急速に環境が整ってきました。反面姫川源流から南神城あたりはうっそうとしてしまい。個体数が激減していますね。
ヒメギフは環境のちよっとした変化でサイシンとともに個体数が増減するようです。
Posted by kmkurobe at 2009年05月03日 09:00
さすがはKENKENさん。
それにしても、やっぱり「真打ち登場」ですね。
いつ見ても、バンドはやっぱり「King(or Queen) OF Luehdorfia」ですね。
ヒメギフもなかなかにキュートです。

一足お先に出撃しましたが、小生は、結局白馬は断念・・。やはり病み上がりにはチト荷が重すぎたかと・・(反省)。

北陸から飛騨のクルマ横付けコースでお茶を濁した程度。
それでも、4年ぶりにギフチョウに会えて溜飲を下げることができました。今年は発生が早すぎたせいか、どの産地でも産み付けられた真珠色の卵もしっかり観察できてよかったです♪ 以前に比べて採り屋さんのマナーも向上しているような・・。

(PS) 唯一、越冬したツマグロ幼虫。残念ながら蛹化失敗して昇天しました(合掌)。

Posted by 深山葵 at 2009年05月03日 09:36
虫林さん
 ありゃりゃ、「マスター」なんて言っていただくと、照れてしまいます、^^);
 久々にお目にかかれて幸いでした。貴殿のダッシュもなかなか素早いものでしたね。
 今回は、特に連絡もしていなかったのですが、本当に多くの方々と再会したり、お初にお目にかかったりで、楽しい1日でした。次はどこでお目にかかるのかしら・・・なんて考えたりしますね。またよろしくお願いしますね。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月03日 21:27
kmkurobeさん
 コメント、有り難うございます!まいどのことながら、お世話になり、重ねて御礼申し上げます。
 今シーズンは、昨シーズンの反省から、ストロボを積極的に活用してみたので、ちょっとベタな絵ではありますが、クリアな画像が得られました。
 なるほど、なるほど、そんな環境の変化が・・・う〜ん、来年もまた環境の変化を見守りに行かねば・・・(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月03日 21:30
深山葵さん
 きゃあ、「真打ち」なんて言われると、またまた照れてしまいます。^^);
 本当に不思議ですが、昨年に続いて、「ギフの初球はバンド」でした。今年はテリトリー張っていたので、待ってさえいれば戻ってくるようでしたので、楽しめました。

 そちらもお疲れさまでした。無事にご帰還のようで何よりです。北陸〜飛騨とは、走りますねぇ〜 確かに今年は発生早いようですが、白馬は平年並みのような感じでした。

 ツマグロ、そうでしたか・・・やはり自然は厳しいですね。(合掌)
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月03日 21:37
バンドとヒメギフ、未撮影ですので大変羨ましく拝見いたしました。特に5枚目の写真は出色ですね。来年こそは狙いたいです。
Posted by ノゾピー at 2009年05月04日 21:03
ノゾピーさん
 ご無沙汰しておりますが、まいどです。
 5枚目、コメント、さんきゅうです。

 おっと、ヒメギフもまだでしたか。これからの楽しみですね。私も、毎年撮影に行きたいなと思いながら行けずにいる種があります。何か、えいやっと、思い立って動くきっかけが必要なのかもしれません。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月05日 00:13
3日にこの子達は密猟者の手によって、蝶狂人さんのカメラの前でゴメンのひとこととともに採集されてしまったようです。まことに持ってフトドキ至極・・・・・・御遺影になってしまいました。
Posted by kmkurobe at 2009年05月05日 00:19
kmkurobeさん
 あらら・・・なんとふとどき至極な・・・
 う〜ん、私がその場にいれば、密猟者の「ご尊顔」を撮影して、ブログに大々的に「ご紹介」いたしましたのに・・・
 困ったもんですな。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月05日 01:13
>>3日にこの子達は密猟者の手によって、蝶狂人さんのカメラの前でゴメンのひとこととともに採集されてしまったようです。
↑↑
こんなことを平気でしてるから、いつまで経っても「昆虫採集=悪」と環境原理主義者に揚げ足取られるワケですな。
同じ虫屋として実に嘆かわしいことです。
Posted by 深山葵 at 2009年05月05日 19:31
深山葵さん
 いや、ホンマに嘆かわしいですなぁ。
 同じ蝶屋として、争いごとは避けたいのですが、私がこんなシーンに遭遇したら、密猟者殿の「ご尊顔」を撮って、大々的にネット上に「ご披露」して、その行為の是非を広く世間に問いたいと考えております。保護地での採集行為は、蝶屋全体にとってマイナスにしかなりません。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月05日 21:57
今年もお出かけでしたか。
きれいなバンドが撮影できておめでとうございます。
エンゴサクでのヒメギフの吸蜜シーンは素晴らしいですね。
それにしても相変わらず不快な話があるのですね。
Posted by ダンダラ at 2009年05月06日 00:51
遅レスご容赦!
相変わらずの「引き」の強さ…(絶句)。
何を食い、何を呑めばそのような「チカラ」を身につけることができるのか…。
うらやましい限りです…。
Posted by luehdorf@いつもの時間に… at 2009年05月06日 01:32
大変ご無沙汰しております。
ヒメギフ、バンドと見事な画が並んでいますね。
すれ違いで私も白馬入りしましたが、雄はくたびれ、雌の時期となっていたようです。幸いバンドにも遭遇できましたが、バンドを象徴する黄色い縁取りをクッキリ撮影できず、また次回へ課題を残すこととなりました。確か来年まで高速料金割引ですよね。
Posted by 霧島緑 at 2009年05月06日 08:56
ダンダラさん
 コメント、有り難うございます!
 今年もバンド撮影に行って、粘ってしまいました。
 バンドもヒメギフも、昨年の反省から、今年はストロボを導入して撮影したので、なかなか満足な絵が得られました。ギフ・ヒメギフはストロボ使用しても自然な色が維持されて良い感じですね。
 相変わらずの不快な話・・・その採集者の行為が、蝶屋全体の恥になるので、やめてほしいですね。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月06日 08:57
luehdorfさん
 きゃあ〜、いつもの時間ですね。(笑)
 コメント、有り難うご造います。
 いやホンマ、なんでなんでしょう?私にも分かりませんが、「初見ギフはバンド」が続いております。今年も逢えるだろうと、楽観的に考えているのが良いようですわ。
 今年は初日の夜に現地でしこたま呑んで、2日目は微妙に2日酔いで撮影スタートしました。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月06日 09:02
霧島緑さん
 コメント、有り難うございます。こちらこそ、ご無沙汰で、今回は入れ違いでしたね。
 マイ師匠のSさんも言っておられますが、バンドをバンドらしく撮るのは、とても難しいです。目視でバンドと確認していても、写真に撮るとバンドには見えない・・・ってな絵も多いです。それで、私、今年はストロボをいろいろ試してみましたら、なかなかえぇ感じで表現できました。
 次回、是非、ストロボをお試しあれ。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月06日 09:09
初球バンドとはすごいですね。
故小路氏の何年もかかって138球目でしたっけ?ようやく巡り合えた話もありましたね。
私も最初に巡り合うまでは何年もかかりました。

最近は他の蝶ばかり追いかけていますが、このようないい写真を見せていただくとちょっと血が騒ぎます。ありがとうございます。
Posted by 黒燕 at 2009年05月06日 10:01
黒燕さん
 ご無沙汰です。直々にコメント、有り難うございます。
 そうそう、故・小路さんは、138球目でしたっけ、なんせ軽く100球を超えていましたね。学生時代、初めて白馬を訪れた際は、故・小路さんと一緒でした。「ここで待っていれば飛んでくるよ」と教えられスキー場のゲレンデで待ちました。その時も「初球はバンド」で、♀のバージンだったことを鮮明に記憶しています。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月06日 10:57
出遅れてしまいましたぁ。
「ギフチョウの初球はバンド」っすか?
・・・素晴らしい!

ストロボ画像、バンドが映えてエエですね。
自然な色で、泣かせてくれます。

それにしても、
エエ気分の後に不快な話、嘆かわしいです。
エゴの塊でしょうか? やめてほしいもんです。

Posted by Rhetenor at 2009年05月06日 17:24
Rhetenorさん
 いえいえ、いつでも気軽にコメント下さいね。
 お褒めに預かり光栄です!

 今回は、ストロボ導入して、いかに黄色い縁毛を表現するかに注力しましたが、それでもなかなか思うようにはいきませんでした。そんな中で、バンド画像2枚目の開翅日光浴シーンは、ベタな写真ですが、これまでの中で最高の表現だと思います。

 保護地で採集・・・これはちょっとねぇ〜どんな人なんでしょうねぇ〜蝶屋全体のイメージを崩してしまい、残念です。
Posted by kenken(管理人) at 2009年05月06日 17:42
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