2008年12月05日

琵琶湖の南に・・・(2008年7月20日)

 シーズン・オフ企画が続きます。
 「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の南にウラナミジャノメという怪しい蝶が生息していた。それが年1化であるということを信じない者は、恐ろしい祟りに見舞われるという・・・」なんてフレーズに聞き覚えはありますか。(爆)

 ウラナミジャノメは、地域によって年1化のところと2化のところがある不思議な蝶であります。真夏の7月のくそ暑い時期にだけ年1化で出現する個体群は、鹿児島県、広島県、兵庫県、滋賀県、静岡県などの、いずれもごく限られた地域で知られています。

 滋賀県は、琵琶湖の南に年1化で7月に出現する個体群がおります。本2008年も7月20日に定点観察に訪れてみました。

081205unj1.jpg081205unj2.jpg う〜む、本年も健在でしたね。縁毛の具合から判断して、ここ数日以内に羽化した個体でしょう。しかし、なんちゅうか、撮影していても、とにかくたまらなく暑いです。

081205unj4.jpg081205unj3.jpg 僅かな時間でしたが、見事な開翅シーンを披露してくれました。師匠Sさんが得意とする片翅をフラットに撮る絵と私好みの翅表と翅裏を同時に撮る絵の両方を反射的に撮りました。

081205unj5.jpg 15mm Fisheye で開翅シーンの広角画像も撮ってみました。背景がなんとなく茶色っぽいのは、生息地が夏枯れ状態だからでしょう。ただ暑いだけの生息地、この日、ここでは、仮面の忍者はもとより、ウラナミジャノメ以外の蝶には、お目にかかることはありませんでした。
posted by kenken(管理人) at 22:52| Comment(16) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
金目教ですね。主役よりもあの教祖様のファンでした。
ウラナミジャノメは播磨地方でしか見たことありませんが、あのあたりは年1化でしたっけ? 島の方は2化だったような・・・。記憶があやふやです。
Posted by furu at 2008年12月06日 01:13
表が白くないですか?
年1化の特徴と言うことはないですよね?
Posted by maeda at 2008年12月06日 07:52
年1化のウラナミジャノメですか。いいですね。
今まで、静岡県でしか撮影した事がないので、関西方面でも撮影したいものですね。
Posted by cactuss at 2008年12月06日 08:06
ふしみやDBによると2004年01月12日に、ちょうどこの辺りで下見をしておりました。対象種はクロシジミ…。

そしてここで、まさかのウラナミジャノメ。
発見者のT氏に対しては、尊敬の念を禁じ得ません。
Posted by ふしみや at 2008年12月06日 08:39
furuさん
 金目教・・・話の通じる同世代のようですね。(笑)
 確かにあの教祖さんはインパクトがありました。

 ウラナミジャノメは、播磨地方は年1化ですが、6月出現の個体群です。兵庫県の瀬戸内海の島ですと、家島諸島が興味深いところで、坊勢島は一部が2化ですが、すぐ東の男鹿島は全部が1化と不思議な地域だったりします。兵庫での7月1化型は日本海側ですね。
Posted by kenken(管理人) at 2008年12月06日 09:29
赤影参上!!・・・今でしたら、赤ハゲだったりして(笑)。
BGMが、空耳の様に・・・(爆)

ん〜ん、年一化のウラナミジャノメ。
レア・ラベルですね。
この部分年一化、原因がよく判りません。
逆に部分年二化(紀伊半島のミカドみたいな)と、
合い通じる原因があるのかな?なんて思ってしまいます。

それにしても、開翅エエですねぇ〜。
奈良県各地で調査中、一頭だけ開翅してくれましたが、
「遠い」「逆向き」「短時間」で、
『ろくな画像』は得られませんでした。
この個体、♀でしょうか?
それにしても白いですね。

良い目の保養になりました。
Posted by Rhetenor at 2008年12月06日 09:30
maedaさん
 いえいえ、ここの個体の標本も見ておりますが、他と変わりませんねぇ。京都府南部の2化個体群もこんな翅表です。
Posted by kenken(管理人) at 2008年12月06日 09:34
cactussさん
 そういうと、関東の方々には、静岡が最も近い産地になりますね。関西方面ですと、京都府山城方面や大阪府八尾方面の個体が2化で撮影も容易でしょう。
 マクロで翅裏を撮ると綺麗ですね。
Posted by kenken(管理人) at 2008年12月06日 09:37
ふしみやさん
 T君の才能と運を感じられる大発見でした。
 現在T君は地元に戻られて勤めておられるので、T君に代わって私が毎年定点観察しているのでした。
 なるほど、2004年1月12日・・・その年のSPINDAは、兵庫シルビア特集にここのウラナミジャノメと凄い記事のオンパレードでしたね。
 しかし、ヒメヒカゲおりませんねぇ〜実は探しに行ったなんて、とても日記には書けません。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2008年12月06日 09:47
Rhetenorさん
 あはは、やはり同世代ですね。BGMがよぎります。
 私はガマ法師が好きやった。(笑)

 後輩のS君が、ウラナミジャノメの化性の研究をやっているようで、ここの個体もサンプルに持ち帰られました。何か分る(分った)かもしれません。今度会ったら聞いてみないと・・・
 開翅画像、お褒めに預かり光栄です。これを撮ることにしか脳がないもんで。(笑)
 はい、これ、♀です。白いのは♀であることもあるでしょう。maedaさんも白いとお書きですし、来年の定点観察では、その辺りを気にして見てみましょう。
Posted by kenken(管理人) at 2008年12月06日 09:54
ここの個体群は東日本型の雰囲気があるように思っています。ただ披見個体数が少なすぎて‥。
Posted by 黒燕 at 2008年12月06日 10:00
黒燕さん
 うをっと、すかさずご登場いただき、有り難うございます。
 なるほど、東日本型の雰囲気ですかっ。静岡の年1化7月型に通じるところありということですかな。
 しかし、ここは暑いだけで蝶自体も少ないねぇ。
Posted by kenken(管理人) at 2008年12月06日 10:11
ウラナミジャノメ、北部九州ではなかなかお目にかかれません。何回か探しに行きましたが振られっぱなしです。

表、白いですね〜・・・。ええなぁ〜。
Posted by nomusan at 2008年12月06日 10:42
このチョウは拙宅から山を越えた反対側にはたくさんいてたのですが、今ではだいぶ少なくなりました。
シブ蝶の代表選手でもありますネ。

(PS)死に絶えたと思っていたツマグロF2幼虫ですが、2頭ばかりパンジーの根株のところで発見しました♪
Posted by 深山葵 at 2008年12月06日 10:48
nomusanさん
 北部九州は厳しそうですな。対馬までいくと多産ですが、あそこの個体群は確か朝鮮半島亜種だったですね。
 表、白いですかっ!皆さんそうお書きになるので、ちょっと検証してみる必要が出てきましたね。手持ちの画像で「追補」でも書いてみます。
Posted by kenken(管理人) at 2008年12月06日 16:57
深山葵さん
 どうもっ。そう、あの辺り、今でも健在のようですが、個体数は多くないようですね。今年の夏、その付近を旅の帰り道に通りましたが、お天気悪かったのでスルーしてしまいました。
 ツマグロ幼、残ってましたか。今日はぐっと冷えてますが、大丈夫かな?ツマグロの越冬幼虫って齢数は決まっていたっけかな・・・う〜む、思い出せん。
Posted by kenken(管理人) at 2008年12月06日 17:02
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