この10/11〜10/13の3連休、前半に親戚が集っての法事があり、撮影はお休みするつもりでしたが、あまりにも天気がよいので、連休最終日の10/13に撮影に出かけることにしました。
誰かさんの「餅をついたような性格」?に見習って、とことんシルビアシジミを追いかけてみました。過去の経験から、ヤマトシジミ同様に、シルビアも涼しさに比例して青鱗が多くなる傾向を感じています。兵庫県南部、淡路島、徳島県と、シルビア狙いで今秋はもう3回も出かけておりますが、青♀狙いで、今秋未訪問の兵庫県南部の生息地を数ヶ所まわってみました。

♂はパスして、ひたすら♀を追いかけていると、こんな面白いシーンに遭遇しました。朝日の中でのダブル♀開翅です。いずれも1週間前に撮影した青♀と同じ程度の青鱗ののり具合で、やや飛び古していますね。
探索していると、動きの鈍い羽化直後らしい♀に出会いました。

シャイな個体で、なかなか翅表を見せてくれませんが、待っているとじわっと微妙な角度で開いてくれました。こういう場合、被写界深度の深いコンデジが威力を発揮しますね。
きゃあ〜!涙ちょちょぎれるほど新鮮かつ青鱗ののりの良い♀です。追いかけられる限り、この個体を追ってみました。以下の写真の♀は、全て同一個体です。

じわっと開翅後、なかなか開翅モードには入ってくれません。静止モードと吸蜜モードが延々と続きました。

見守っていると、♂がやってきて、あっと言う間に何の抵抗もなく交尾が成立しました。きっとバージン♀だったのでしょう。無理に引き離すわけにもいかないので、開翅シーン撮影のため、交尾が終了するまで待つことにしました。

1時間少々で交尾が解けました。その後、交尾で使った体力回復のためか、吸蜜での栄養補給が続きました。

ようやくお待ちかねの開翅モードが訪れました。ピーカンのお天気で、直射日光ですとうまく色が出ないので、体で影を作りながらの撮影です。バージンだった?時のシャイな開翅のほうが美しいと思えるのは、撮影者の偏見でしょうか。
この青♀、その後、新たな♂に追われると舞い上がり、とうとう見失ってしまいました。う〜む、またしても♂に邪魔されてしまいましたか・・・今回は、それなりの写真が撮れたので、青♀の探索・撮影はこれにて打ち切りです。
気がつくと、かなり昼を過ぎていて、お腹がぺこぺこなので、お決まりの権現湖PAのラーメンで昼食です。

前回、「あっさり醤油味」はややインパクト不足だったので、いつもの「豚コク醤油味」にしました。やっぱりこいつは最高に美味いですね。
昼食後は、青♀にはこだわらず、翅裏の個体変異をいろいろ撮影してみることにしました。
引っ張ってしまってすみませんが、妙な翅裏の斑紋の個体を撮影できたので次回以降に掲載いたしましょう。2種類あります。【続く】
posted by kenken(管理人) at 21:20|
Comment(22)
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蝶
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小生もこの3連休にシルビア青雌狙いで栃木県に行く予定でしたが、現地の人に電話で聞いたところ、もうほとんどいないとの情報により、あきらめてしまいました。来年、また、挑戦したいと思います。
外縁部にまるで球状班のような班列が並んでいるのは
壮観です。後翅なら、時々みかけますが、前翅まで・・・
となると絶句ですね。交尾が解けるまで待つ・・・
この執念を小生も見習いたいと思います。
モザイク状に入る青がまたたまりません。こんなのいたら終日ストーカー決定ですね。
体で影を作る・・・、私も同じ日に同じことやっておりました。ただ、せっかちなもので10時過ぎには五目撮りに移行してしまいました(^^;
交尾に吸蜜は、食草まで捉えられてますねぇ〜。
う〜む、流石です。
エエ個体に巡り合うと、
とことんまでお付き合いされる御様子が伺えました。
そのスタンスが、良いシーンに出会える方法なのカナ?
私、イラチで5分と待てないですぅ〜。
もぉ〜と、精進しなきゃ! ですね。
何処まで青くなるか、楽しみです。
遠征時のラーメン、これはたまりません。
そんなときは私もコクがある方を選ぶと思います。
広角の交尾の写真はできれば青空をどこか一部に入れたいと思ってますが、つぼを押さえられてこれは今更に参りました多・・・・・それにしても青色がいいですね・・・・・
ピーカンだと階調が飛んでしまうので体でシャドウ作りとはさすが「必要は発明の母」ですな。
でも、やっぱりチョウの撮影は晴れた日がベストなのは変わりありませんね。
もうすぐ白馬の方へプチ旅行です。
チョウはもう見れないだろうけど紅葉と温泉を楽しんで来ます。
交尾がとけるまで待つという発想は僕にはなかったですね。
参考にする機会があるでしょうか。(笑)
交尾の背景のミヤコグサもいいですね。
今シーズンもう3回もシルビア撮影に行っていたので、私も、もう無理かなと思いながらも、あまりにお天気良かったので、またも行ってしまいました。
経験則上、発生の終焉を迎える最後の最後の個体が最も青いです。
この青♀は、個人的に最青♀ですね。私も涙ちょちょぎれました。今秋、ダンダラさんがいきなり、素晴らしく美しい青♀を撮影されたのに刺激されました。
この日は青♀の開翅を撮ることしか頭になかったので、タイトルどおり、とことんこの個体と付き合ってみました。交尾は思っていたよりは早く解けましたよ。
この青♀に魅せられて、完全にストーカー状態です。相手が人間だとこうはいきませんが、蝶ならとことん付き合えます。(笑)
他の2♀はカスレ&通常の青さだったのですが、この1頭だけが新鮮で最青でした。そちらも、まだ青♀のチャンスあるかもですよ。
ファインダーで覗きながら体の影に入れようとするとなかなか大変でしょ。首の筋が違いそうになりました。
タイトルどおり、とことん青♀を追っていると、いろんな生態シーンに巡り合えました。
きっと私、気の長い性格なんでしょう。相撲風に表現すると「なかなか土俵を割らない腰の重い撮り手」といったところですね。(笑)この日はお天気もよく、のんびり交尾が解けるのを待って秋を満喫していました。
交尾の背景、意識してミヤコグサの花を入れたので、ミヤコグサにコメントで触れてもらえると涙ちょちょぎれます。
もうこれが最青でしょう。しかし、まだ青くなるかな・・・う〜ん、5回目の出撃すべきかな?
撮影活動で動き回った後は、やはりこってり系がぴったしきますね。
毎回この「豚コク醤油」だったので、前回は違うのにしてみたらいまいちでした。
本当に涙ちょちょぎれて、泣きながら撮影していました。(笑)
我ながら、気の長い性格かなと思います。
交尾解け、2時間は覚悟してましたが、1時間15分くらいで解けました。いつぞや、ワンツの♀開翅撮影にご一緒した際も、延々と草原にたたずんでいたでしょ。あんな私です。
その後、お腹の具合はいかがですか?季節の変わり目、どうぞご自愛下さいませ。
これはこれは、コメントいただき有り難うございます。
貴日記も拝見させていただいております。
新鮮1♂ってことは、まだこれから♀の発生ありそうな・・・案ずるよりは、行くが易しでしょう。
個体数が少なくなり始める発生の終焉時が最も青♀のように経験的に感じております。
いつも唸りの効いたコメント、有り難うございます。(笑)
この日は、抜けるようなド快晴で、ROCOH機でもCANON機でも、青空が綺麗に表現されました。実は、もっと青空が美しい写真があるのですが、あまりにも場所が露わでここには載せにくい・・・
またそれらの写真と貴殿の秘蔵写真を肴に一献やりましょう。
コメント有り難うございます。待つことに苦痛を感じないのが私の特徴かも。
北京オリンピック女子柔道金メダリスト谷本さんの「一本を取る柔道」に感動して、「開翅を撮る撮影」に徹してみました。一本撮れたって感じでした。(笑)
交尾前はシャイな微開翅でしたが、交尾後は大胆に開翅してくれました。(笑)
あはは、AVシーン、引き立て役に花を入れてみました。
ピーカン時に体で影をつくる場合、被写界範囲全体を影にしないと、周囲が白飛びして変な絵になるので、ファインダーを覗きながらですと、態勢がなかなか難しかったりします。必要に迫られて、エジソンを超えたかも。(笑)
おっと、白馬へ紅葉&温泉プチ旅行ですか、えぇですねぇ〜蝶が飛んでいないほうが、かえってのんびりできますよ。
関東方面では、今秋、いきなりダンダラさんが素晴らしく綺麗な青♀を撮影されていましたよね。あの写真をアウトプットイメージにして、開翅写真が撮れるか見失うまで、腹をくくって青♀に付き合ってみました。
貴殿なら、バスト連写機があるので、飛ばせて飛翔シーンで翅表を狙う手もありますね。