この日、9/26は、仕事で大阪出張しておりました。中之島にある中央公会堂で開催される講演会をネクタイをしめて仕事モードで聴講です。

最寄の「淀屋橋」駅で下車して地下道から地上へ出ると、土佐堀川が流れていて、こんな風景です。お天気はあまり良くありません。目的地の公会堂はここから徒歩5分くらいです。

3分ほど歩くと、公会堂のすぐ手前に、こんな時計やモニュメントのある公園がありまして、ソテツが植えてあったので、これは!と思って写真左に見える階段の上からソテツを見下ろしてみると・・・

クロマダラソテツシジミ♂がソテツの葉上で2頭開翅しておりました。辺りをよく見まわすと、群飛してますね。奥に見えているのが土佐堀川です。
こんなこともあろうかと、GX100をカバンに忍ばせておいて正解でした。しかし、仕事があるので、まずは証拠写真だけ撮影して公会堂へ足を運びました。


公会堂はこんなレトロな建物で、中へ入ると、これまたレトロな感じです。
講演会は、13:30〜16:30だったので、講演会終了後、先ほどの公園に戻って暗くなるまで30分ほど撮影しました。

まずは、すぐ目についた交尾個体から撮影しました。♀の翅表の青斑は小さくて、まだ低温期タイプではありませんでしたね。


夕方でお天気悪く、暗かったですが、やや気温高い目だったので、運良く開翅シーンにも出会えました。この後、暗くなってきたので、自然光にはこだわらず、ストロボ使用して撮影することにしました。
ストロボを「ソフト発光」で焚いても、接写すると光が強すぎて蝶が白飛びするので、ティッシュペーパーを3重折りくらいにしたものを即席ディフューザーにして撮影してみたら、なかなかえぇ感じの絵が撮れました!

高層ビルと土佐堀川をバックに開翅するクロマダラソテツシジミ♂を翅表と翅裏を同時に。
以下、この日のベスト3を披露しますね。

公園のモニュメントを背景に、食草のソテツの葉上で静止する個体。
ストロボ使用です。

ソテツ、高層ビル、街灯を背景に、植え込みに茂る秋らしいエノコログサ穂に静止する個体。
ストロボ使用です。

公園のモニュメントを背景に、葉上に静止する個体。下側やや後ろにもう1頭クマソも写ってますね。
自然光です。
しかし、大阪の街中のソテツ、凄いことなっとりまんなぁ〜
posted by kenken(管理人) at 22:20|
Comment(18)
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蝶
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でも、『おまけ』があって、良かったですね。
ストロボに、ティッシュペーパーの
即席ディフューザーで撮影ですか?
流石ですぅ〜。
カメラの特性を熟知された貴兄ならではの発想ですね。
街中の迷蝶、とってもえぇ感じです。
土佐堀川に、水上バスが浮かんでいてくれたら、
さらに面白い絵になっていたカモですね。
でも、その時間では、無理かな?
街中でのお仕事、そのような時でも、
カメラを手離さない姿勢に脱帽です。
どの蝶よりも多いのでは。
今年の冬を越せたら、もう既存種の仲間入りは間違いなさそうですね。日本の何処かで生き残り、また北上するでしょう。
タイトル見て、ついに通勤途中に見れたのかな?って
思いましたよ〜(笑)。
これは一度確かめに行かねば・・。
それにしてもティシュをデュフュザーに代用する気遣いがKENKENさんらしいですね。広角ならではの描写がなかなかのものです。
昨日は近くに小泉元首相もお見えでしたが、蝶屋には「熊襲」最強ですな・・。
やっぱりこの蝶は人工環境が似合いますね。
それぞれが雰囲気が出ていて良いです。
今度、東京でもソテツを見かけたら覗いてみなくちゃ。
これからほかの都会にも広がっていきそうな気がします。
都会には冬でも暖かく、越冬できる場所があるのでしょうね。
大阪城界隈では、たくさん飛んでいるらしいので、ひょっとしたらと思ってGX100を持参しておいて正解でした。
夕暮れが迫ってきたので、いつもは自然光にこだわっているのですが、ストロボを焚いてみました。即席ディフューザーは、昆虫写真家・海野さんの技をマネしたものですが、手軽で効果絶大でした。
あっ、水上バス走って(泳いで?)ましたよ。平たい船ですね。
こんなことになっているんじゃないかなと思って念のためにGX100を持参しましたら、予想を超える繁殖ぶりでした。
いずれ、ウラナミシジミのような感じになるんじゃないかと思われます。
大阪はえらいこっちゃで・・・って感じの群飛でした。
貴殿に見習ってスーツとまではいきませんでしたが、ブレザー+ネクタイでカメラです。たまにはえぇもんですね。(笑)
通勤途上ではまだですね。早朝と夜なので、見落としているだけかも知れませんが。
淀屋橋、こんな感じです。人為的に駆除されなければ、ぐっと冷え込むまでは飛び続けているでしょう。是非、足を運んでみて下さい。
帰宅してから、小泉さんが近所に来ていたことを知りましたが、さすがに警備員とかはいませんでしたね。
ディフューザーは、以前に海野さんがやっていたことを思い出して試してみたら、効果抜群でした。
大阪城での作品を拝見していたので、ひょっとしたら思ってコンデジGX100を持参しておいて正解でした。
なんだかビルの谷間が似合う蝶になってきた感があります。
そうそう、そのうち、関東にも現れるんじゃないかと、複雑な思いです。
なるほど、逆に都会の真ん中だからこそ、うまい越冬場所があったりするのかも知れませんね。人為的なものなのか、昨年の個体が越冬して残ったものなのか、なんとも分かりませんが、出逢ってしまうと撮影してしまいます。
確かに都会が似合う蝶になってきました。
クマソはまるで浪速の蝶みたいな顔で馴染んでますね。
して、ビルの窓に明かりが灯り始めた頃、夕焼け空バックに
狙いたくなります。
クマソはちょうど神奈川のアカボシの様相ですね。今日も自宅の庭のエノキに当たり前のように♀が産卵していました。
おっと、この界隈をよく訪れられておられましたかっ!
なにっ、地下の食堂もレトロなんですか、存じませんでした。
公会堂、トイレの扉が観音開きの自動ドアになっていたのには驚かされました。
浪速の秋のソテツはえらいことになってまっせ。是非、こちらへお越しの際はチェックなさって下さい。
こんなことになっているんでしたら、撮影機材をフルセット持っていくんでした。しかし、GX100を持参していたのは救いでした。
クマソ、確かにそちらのアカボシのような・・・しかし、越冬は厳しいと思うのですが、都会の片隅ならなんとかなっているのかもしれませんね。継続して事実を収集しなければなりません。
まいどです。貴殿のフィールドもそうですが、クマソの繁殖力は凄いですね。これなら、大阪ならばどこにでも居そうな気がしてきました。
ネクタイ姿でカバン持っていながら、植え込みに突入しそうになっている私の姿に周囲の皆さんは、なんじゃあれっ?って感じで遠巻きに見ていましたね。(笑)