2008年07月19日

吾戯黒日陰擬(其ノ壱)(2008年7月13日)

 本日7月19日は終日仕事でした。先日以来、たくさん溜まっている写真の中から抜粋してUPしましょう。
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 去る7月5日は、兵庫県への遠征前に「行きがけの駄賃」的にクロヒカゲモドキを撮りましたが、この日、7月13日は、京都府南部〜滋賀県南部でじっくりと時間をかけて黒日陰擬と戯れてみました。今回は三部作でその時の様子を紹介しましょう。

 探索2箇所目でお目当てを発見!いつものことですが、まずは、きちんと翅裏をフラットに撮っておきましょう。

080713-00.jpg 単純な静止シーンですが、薄暗い藪の中で、下草が邪魔をする、露出不足に加えて被写体が風で揺れる、蜘蛛の巣や薮蚊の攻撃を受けるの「三重苦」で、なかなか翅裏全体を綺麗に撮るのは難しいのです。下草の隙間からアングルを確保して撮ってみたら、なかなか幻想的な写り方になりました。

 撮影アングルを確保しようと遮っている下草を払うと飛ばれてしまい、ひやっとするもまた近くの下草にとまってくれる・・・といったことを繰り返しているうちに、いい感じでのところに腰を落ち着けてくれました。

080713-10.jpg じっくり見ると、新鮮な個体ではありますが、右後翅下縁に微小な欠けがありますね。しかし、このアングルで開翅してくれれば、右後翅の欠けをぼかして左翅表を綺麗に撮れるでしょう。 
 このままの状態で待っていればきっと開翅するハズ、いや、開翅せずに薮の中に消えるかもしれない・・・いろいろなシーンを想像しながらも、「撮り屋」ならではの「開翅待ち心中」することにしました。(笑)
 三脚を立ててカメラを据え、薮蚊の攻撃に耐えながら開翅してくれないかと待っていると、自然は、私の想像を遥かに上回る、これまでに撮ったことのないシーンを演出してくれました。どんなシーンだと思われますか?其ノ弐へ引っ張りますね。【其ノ弐へ続く】
posted by kenken(管理人) at 20:30| Comment(8) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
クロヒカゲモドキの翅裏、質感の表現が素晴らしいですね。
クロヒカゲもそうですが、最近、特に美しいと思うようになりました。
”想像を遥かに上回る、これまでに撮ったことのないシーン”
楽しみです!

私も今日、別のチョウの撮影で薮蚊の攻撃に会い、開翅まで待てずに退散してきました!
Posted by 空飛ぶ父 at 2008年07月19日 22:35
空飛ぶ父さん
 おおっ、1番乗り、有り難うございます。
 こいつね、本当に重量感のある蝶です。

 そう、この次は、まったく想定外のシーンが登場です。私も驚きでした。お楽しみに。結局ね、注意してましたが、薮蚊に2ヶ所やられ、かゆみ止めパッチ持参していたのですぐに貼りました。
 開翅待ち心中・・・これは、もう、修行のようなもんです。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2008年07月20日 05:43
シ、シブイ・・!蛇の目紋とウルトラマンを髣髴とさせるタテ長のつぶらな(?)な瞳・・。ゲージツと生態記録が合体したまさに珠玉の名ショット!ヨゐです。

やぶ蚊と格闘されているKENKENさんが目に浮かぶようです。ゴクロウサマ。

続編、大いに期待しとりますデス♪
Posted by 深山葵 at 2008年07月20日 06:53
深山葵さん
 渋め好きの貴殿向けの蝶ですねっ!こいつ、確かに瞳がつぶらですが、なるほど、ウルトラマンと来ましたか。
 いやいや、過分なお褒めに預かり光栄っす。
 続編、あと2回ありますので、お楽しみ下さいませ。
Posted by kenken(管理人) at 2008年07月20日 19:40
楽しみな今後ですね。
この絵も素敵ですが、後々どんなものが出てくるのか、じらしの術にはまっています。
Posted by maeda at 2008年07月21日 18:10
maedaさん
 意識的にではないのですが、結果として、じらしてしまって、すんません。
 早朝と深夜にコメントのレス入れて、後は撮影に時間を割いているもので。
 期待を裏切らない絵が出てきます。
Posted by kenken(管理人) at 2008年07月21日 20:35
Rhetenor氏作「テリ待ち心中」(ご存知、元祖!抱きしめた長竿に照りつける夕陽が哀しい…)
kenken氏作「開翅待ち心中」(期待の新作!にぎりしめたキャメラ、震える人差し指、薮蚊に好かれるのは、イ・ヤ・ダ!)
ふしみや作「吸水待ち心中」(かな?)

心を込めて蝶屋に贈る、心中もの三部作、ってところでしょうか…。
Posted by ふしみや at 2008年07月22日 18:52
ふしみやさん
 おおっ、なんと深いコメント!有り難うございます。
 Rhetenor氏作「テリ待ち心中」、これは、今シーズンきっての最高の表現であると思います。ついつい、パクリました「開翅待ち心中」!(笑)
 なるほど、「吸水待ち心中」、これもあまりにもぴったりきますね。
 「心中」これは、大和魂をゆさぶる文言かもしれません。

 やっぱりね、何事も、腹をくくって勝負をかけるべき時があると思います。たとえ、願いが叶おうとも叶わずとも、腹をくくったことに美学を感じなければセンスのある蝶屋とは言えません。さらに、腹をくくらせた蝶の魅力にも最敬礼を払わねばなりません!
Posted by kenken(管理人) at 2008年07月22日 20:00
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