2008年05月08日

白馬訪問・その3(2008年5月1日)

 白馬滞在3日目です。前夜もしこたま飲んでこてっと寝て、7時に目覚めました。待ちきれず、8時過ぎには撮影地に到着し探索開始です。やがて師匠(と勝手に私がお呼びしている)Sさんも合流です。
 ですが、この日は薄雲がかかって、曇りごくたまに薄日といったお天気で、飛んでくれません。
 Sさんと蝶撮影談議です。1日目の1頭目のギフチョウがいきなりバンドだった話をすると、Sさんは「最大の撮影チャンスは、まだ撮影する心の準備が整っていない撮影行の出だしとか、今回の撮影行もこれで終わりと心の整理をつけてしまった後とかに、実は、いきなりやってくるもんだよ」と教えて下さいました。
 そんな話をしているうちに、ヒメギフチョウが飛んでくれました。日が射さないと、ギフチョウは飛ばないようです。

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080501-h3.jpg ヒメギフは飛び古した個体(上左)、羽化直で翅がまだ柔らかい個体(上右)、後翅の黒斑にCカットが入った個体(左)など、いろいろ混じっていて楽しめます。

080501-g1.jpg 一瞬の日射しにギフチョウが飛びました。ん、昨日、バンドかとわくわくさせてくれた君じゃないですかっ!ギフチョウはヒメギフチョウと比べて若干開けた感じの空間を飛ぶように感じました。

 その後、まともに飛翔・吸蜜が見れないうちに、雲が厚くなり、携帯で天気予報を見ると、夕方から明朝にかけて降水確率20%で夜半には雨の可能性ありとか言ってます。もう1泊しても良かったのですが、翌日はお天気あまり良くなさそうなので、帰路につくことに決めました。Sさんも、撮影を切り上げて他の撮影地の季節進行状況の確認に行かれました。
 現地でお世話になったkmkurobeさんにお別れの挨拶メールを入れて、店じまいしているとよたよたと飛ぶギフチョウらしき個体が目に入りました。駆け寄ると、なんと、バンドの♀です!

080501-b1.jpg080501-b2.jpg 辺りのスミレを次々と訪れて盛んに吸蜜しています。その日の活動休止する直前の栄養補給でしょう。最後にして最大のチャンス!とばかりに撮影です。スミレですと、なかなか翅全体を撮らせてくれません。

080501-b3.jpg080501-b4.jpg ようやく、やや背丈のあるスミレでいい感じで吸蜜です。これはやったんじゃないかとカメラを向けると、あらら・・・結構新鮮な個体の割りには、残念ながら両方の尾状突起が欠けてしまっています。しかし、イエローの縁毛は最高ですね。うっとりしました。

080501-b5.jpg080501-b6.jpg 吸蜜活動を終えると樹上へ上がって完全に静止モードです。空はこんな感じの曇りです。バンド発見の電話を入れておいたのでSさんが戻ってきました。お互いに下から腹部を300mmで撮影してみると、交尾嚢がちゃんと付いていました。その後、夜を過ごすためか、はるか樹上へと消えていきました。この日の撮影終了です。

080501-s.jpg この日も昼ご飯抜きで撮影していたので、最後に蕎麦を食べて白馬とお別れすることにしました。

080501-ds.jpg 途中、お土産に「大雪渓」の特別純米酒を購入しました。帰宅後、さっそく飲みましたが、えぇもんですわ。

 蝶撮影、蝶談議、酒、蕎麦と最高にリフレッシュできました。今回の走行距離927km。131円/lのガソリンで走破しました。京都に戻るとガソリン156円/lになってました。【おしまい】
posted by kenken(管理人) at 00:08| Comment(24) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おおっ〜、素晴らしいバンドの画像ですね。

今の私なら、バンドを撮影出来るかな?
やっぱ、まだ無理かな?

自信がついたら、挑戦してみますね。
それまでは、ネットを持ち歩く事が出来る地域で…。
Posted by Rhetenor 自宅 at 2008年05月08日 00:18
Rhetenorさん
 おっと、遅い時間帯にUPしたのに、クイックでコメント有り難うございます。
 最初から撮影と割り切ると結構撮影できるのでは?三重県のギフチョウなんかもえぇ画像でしたよ。
 まず最初は、基本に忠実に、カタクリ吸蜜から撮影されたほうがよろしいかと思いますよ。
Posted by kenken(管理人) at 2008年05月08日 00:28
kenkenさん
お〜〜、バンドの雌とは何たる強運!!尾状突起破損は超残念ですね。

白馬でも場所が変わると随分様子が違いますね。30日はほぼ同じでしたが、1日は状態が良く昼前から昼過ぎに掛けて何度か
新鮮な雄のバンドが撮れました。2日は朝、1回若干スレのバンドを撮影。のち雲が厚くなり撤収でした。
Posted by ウメ at 2008年05月08日 05:49
おお、(分家)すごいぞすごいぞ!
しっかりと「バンドと蕎麦と酒」を満喫されたようですね。
撮影ツアーはかくあるべし!って感じですね(笑)。
楽しませていただきました〜。
Posted by nomusan at 2008年05月08日 06:57
ウメさん
 早朝からコメント、どうもっ!
 微妙に地域によってお天気が違ったようですね。
 新鮮な♂バンド撮影とはえぇなぁ〜1度写真を拝見したいもんです。HPかブログを開設されませんか?
Posted by kenken(管理人) at 2008年05月08日 07:17
nomusanさん
 おおきに、おおきに!
 昼ご飯はそばを食べ、夕方には温泉に入って、暗くなると飲んで蝶談議して寝る・・・普段とは違う心のままの行動でリフレッシュしました。貴殿もだいぶストレス溜まっていませんか。あっ、ガッツポーズで吹き飛びましたね。
Posted by kenken(管理人) at 2008年05月08日 07:20
フィナーレにまたまたバンドと遭遇されるとは・・。
もはやKENKENさんは「ネ申」ですネ。
このバンド姫が無事来年への命をつないでくれることを祈らずにはおれません。

今年も「白馬ギフ劇場」を堪能させていただきました。
ありがとうございます。
これからは「山ギフ」のシーズンですが病み上がりのこの体では妄想にふけるのが関の山のようです。


Posted by 深山葵 at 2008年05月08日 08:36
深山葵さん
 コメント有り難うございます。
 野球で言えば、最終回の2アウト満塁のようなシーンでバッターボックスに立つことができました。まあ、3日通ったので、神も微笑んでくれたのでしょう。
 20数年前、初めて白馬に来て見た1頭目のギフチョウが未交尾の♀バンドでした。♀に出逢うのは2回目です。
 このバンド♀、きっと卵を産んで、来年も撮影を楽しませてくれるでしょう。また行かなあかんな・・・
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2008年05月08日 12:24
師匠
実は隠しネタがお有りでしたか。
5月3日一気に気温が上がり
新鮮な(体毛の乾いてない)バンド♂は
随分見たのですが♀は1頭も遭遇しませんでした。
一度♀バンド見てみたいもんです。
Posted by 蝶山人 at 2008年05月08日 13:06
まさに格言通りのバンドの登場ですね。
それにしても雌のバンドまで撮影してしまうのは引きが強いですね。
来年はこの雌の子を期待して泊まりで行かないと駄目ですかね。(笑)
Posted by BANYAN at 2008年05月08日 17:43
ゴールデンウイーク後半はいかがでしたか?
私はフィーバーが去り、なにか空虚な感じが・・・・・
しかし本日も、昨日も出掛けてしまいました・・・・・
Posted by kmkurobe at 2008年05月08日 19:30
蝶山人さん
 大したものではありません。隠れネタというところです。
 5/2〜5/3も撮影には好都合だったようですね。ずっと連泊すべきだったか・・・しかし、5/2に京都で所用があったもので、失礼しました。
 バンド♀は飛びきり黄色くて、よたよた飛ぶのでヒメギフかと思いました。
Posted by kenken(管理人) at 2008年05月08日 20:57
BANYANさん
 師匠Sさんの「お言葉」の重みを感じました。まだまだ、私よりは2歩も3歩も先を行っておられます。今回の撮影同行中に、それはもう素晴らしい赤上がりヒメギフのスミレ吸蜜の写真をゲットされていました。先の話ですが、冬のHP更新が楽しみです。
 う〜ん、このバンド♀を見てしまうと、来年もその子孫を見に行かねばなりませんね。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2008年05月08日 21:01
kmkurobeさん
 お別れのご挨拶メール直後にバンド♀と遭遇しました。こいつの尾突がそろっていれば・・・
 G.W.の後半は、5/2は所用もあったので撮影はお休みし、後は、ガソリンも高くなったので近場を回っていました。撮影ばかり先行して、ブログUPが追い付きません。
Posted by kenken(管理人) at 2008年05月08日 21:06
その師匠の言葉、当たっているように思えます。
気を抜いたときに最大のチャンスがやって来ることが多いですね。
でも。、何処かで気を抜かないと、同じテンションで丸一日気を張り詰めるのは難しいですよね。
ところで、良いバンドですね。
Posted by maeda at 2008年05月08日 22:20
maedaさん
 確かに、振り返ると、この教えは当たっているように思います。撮りたいという気持ちがあり過ぎてもいけないということでしょう。平常心でいきたいもんです。
 「『あっ、ギフが吸蜜している』とカメラを向けてファインダーを覗いたら、それはバンドだったというときが、最も良い写真が撮れる」とも言っておられました。
 バンド♀の美しさは、尾突がなくとも格別のものでした。
Posted by kenken(管理人) at 2008年05月08日 23:11
バンド♀うっ、美しい。これは来年この子孫を見に行かないといけないですね。
私もこの場所ちょっと寄ってみましたが、天気が悪くてヒメギフ1頭見ただけでした。
お師匠さんのお言葉、そういえば今回私も一局目とオーラスに良い目を見たような気がします。
撮影でも念が強すぎると「殺気」になってしまのかも(笑)
Posted by thecla at 2008年05月08日 23:27
theclaさん
 交尾済み♀を見てしまったので、来年もここに行かねばならなくなりました。(笑)♀バンドの美しさは素晴らしいものでしたね。
Posted by kenken(管理人) at 2008年05月08日 23:48
S先生のお言葉が余りにも当を得ているので
迷惑かも知れませんが2度目のカキコです。
例1)南でクモツキのスミレ吸蜜を1日待ちぼうけ
バスの時間なのでカメラをしまったら
スミレに吸蜜に来ました。
例2)ヒメギフのエゾエンゴサク吸蜜
待ちぼうけで狐の嫁入りお天気雨
車に戻って雨宿りし小降りになったので
カメラを持たずにエゾエンゴサクを見張りに行ったら
エゾエンゴサクでヒメギフが雨宿り。

いずれも気配が強いときは吸蜜に来ない例ですかね?
♀バンド挑戦しようとしたら今週末は雨だそうです。
Posted by 蝶山人 at 2008年05月09日 12:10
蝶山人さん
 なんの、なんの、気にせずにどんどん書き込んで下さいよ。
 S先生は、昔、銀塩写真で撮っていた頃、チャマダラを撮影していて、今日もほぼこれで終わりやなとフィルムを使いきりそうになってから、超異常型のチャマダラが現われて、なんと普通型と交尾までしたとな。それを撮影しようとしたらフィルムを使い切ってしまい、車を飛ばして麓の写真店までフィルムを買いに行って戻ってきたら、既にいなかったとか・・・
 デジカメではこんなことはないかも知れませんが、ゴルゴ13が必ず銃は打ちきらずに弾丸を残すのと同様に、フィルムの予備は必ず1本を手元にキープしておかねばなりませんね。
 なお、そのチャマダラの凄い写真は、数枚はきちんと撮影されておられ、某F誌にも発表済みです。
Posted by kenken(管理人)@休憩中 at 2008年05月09日 12:25
しかし引きが強い。
昔、純チャン三色の辺七万、しかも三枚切れをリーチ一発で引きあがったヤツを見ましたが、それ以上ですね。
kenkenさんと卓を囲む機会があったら気をつけねば…。
多分、片切れの四暗刻でも一発で引いちゃんじゃないかなぁ…(爆)。
Posted by luehdorf at 2008年05月10日 01:00
luehdorfさん
 どうもっ!今回も運良くバンドを引きました。
 おっと、麻雀できましたか。私ね、四暗刻は何回も方切れを引き上がりましたが、単騎待ちになったのは1回のみで、二筒単騎でした。こちらはテンパイ2順後にツモ上がりでした。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2008年05月10日 07:24
連休明け、飲み会続きでコメントが遅くなりました。
kenkenさんも白馬では、酒とバンドに酔いしれたようですね。
ところで、私も3日に白馬訪問いたしました。念願のバンドにも対面でき、昨年のリベンジを果たせました。
実はこの日多くの方が白馬入りしていたようですが、私の場合少し離れた場所に陣取っておりましたので一人寂しく?撮影しておりました。その時、ひょっこり訪れた方が「蝶の生態写真」のS氏でした。名刺を戴き、貴殿の話などで共通の話題となり、暫くお話させていただき、まだ別のポイントへ行ってみるとのことで別れました。
その時にS氏曰く、「条件の良い日には4時近くなってもギフはカタクリ吸蜜に訪れ、その時は比較的長時間吸蜜することがある」と仰っていたので、この日は4時近くまでカタクリの前で粘ってみたところ、最後のバンド撮影が叶いました。そんなエピソードもあり、お会いする機会がありましたら、よろしくお伝えください。
長々と失礼いたしました。
Posted by 霧島緑 at 2008年05月10日 18:37
霧島緑さん
 こんばんわ〜 そうそう、貴殿も白馬詣されていたんですよね。
 今年の白馬は、5/3がバンド撮影には最適だったようで、多くの方々のカメラにバンドが収まったようです。昨年のリベンジが叶ってなによりでしたね。
 おっと、マイ師匠のSさんとも遭遇されましたかっ!この時期の白馬での撮影者でネットワークができるといいですね。Sさんの言葉は経験に裏打ちされているので重いです。昨年、私もいろいろ教えていただいて、うまくバンドを撮ることができました。いずれ、必ず、どこかで会いますので、伝言お伝えしておきますね。
 今宵は書き込み、有り難うございました。
Posted by kenken(管理人) at 2008年05月10日 20:02
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