2007年10月29日

ルーミスシジミの開翅シーン狙い(2007年10月28日・その1)

 ルーミスシジミの開翅シーン・・・開翅マニアの私には、以前から課題になっている必須アイテムです。ルーミスの撮影には、過去何度か、残暑に訪れていますが、暑い夏には決して開翅しません。開翅シーンは、秋〜冬に越冬個体の日光浴シーンを狙うしかないようですが、訪れたことはありませんでした。
 師匠(と私が勝手にお呼びしている)S氏から「撮影に行く時は誘ってほしい」と以前から言われていたのでお誘いし、一緒に和歌山県は紀伊半島最深部まで遠征することにしました。遠路なので、S氏には拙宅までお越しいたたき、車1台に相乗りです。S氏はルーミスの撮影自体が初めてで、今回は私が案内役ですが、「越冬個体の開翅シーン狙い、まったく経験がないので、まあ、今回は下見気分で行きましょう、何事も現地に行ってみてこそ知識が得られるでしょう」って気軽に出発です。

071028-10.jpg 比較的早い時間から現地入りしたので、始めのうちは気温が上がらず、まったく蝶を見かけませんでした。初めて現地で見た蝶は秋型のキタキチョウ。大切に撮影しておきましょう。90mm Macroでの画像です。

 しばらくすると快晴で気温も急上昇です。探索していると、ウラギンシジミを頻繁に目撃し、その白い翅裏に、はっとさせられます。ルーミスらしき蝶も数個体目撃しましたが、すぐに樹上に消えてしまい、証拠写真はおろか、確認もできません。探索継続していると、トチノキでしょうか、ウラギンシジミ、テングチョウなどが集まっているところにルーミスらしき蝶影が見えたので調べてみるとムラサキシジミでした。

071028-20.jpg 休眠芽から粘液質の物質が分泌され、それを吸汁しに集まっているようです。ウラギンとムラサキ、なかなか面白いシーンです。300mm ISでの画像です。

071028-30.jpg 数時間探索していると、ついに樹上にルーミスを発見!大声でS氏を呼び寄せて、まずは、お互いに証拠写真の撮影です。5時間ばかり運転してきたかいがあったというものです。300mm ISで白い翅裏を狙ってファインダーを覗くと、ひゃあ〜、樹上で日光浴開翅しとるやんかぁ〜

071028-40.jpg 上の写真と同一個体です。少し横の葉上に移動しました。葉上に何か吸汁するものがあるのか、それともこの樹上を越冬のねぐらにしているのか、執着している感じです。垣間見える翅表の水色がなんとも綺麗です。

 この個体、樹上で静止したままなので、このままでは埒があきません。2人共に証拠写真はなんとか押さえたので、少しでも近くから撮影しようと意を決して、静止している枝ごとたぐり寄せようと試みたところ、さすがに飛ばれてしまいました・・・【続く】
posted by kenken(管理人) at 23:01| Comment(10) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おっ一番のりぢゃ(笑)
どこに遠征に行かれているかと思えば、ルーミスでしたか。
ルーミス君の水色のチラリズムが写っていますね。
よ〜し、今年も・・・・。続きが楽しみですね。
Posted by thecla at 2007年10月29日 23:11
狙いはルーミスでしたか。
開翅は秋や春先ならではですね。
素晴らしい開翅が登場しそうな【続く】ですね。(笑)
紫兄弟に入れていますが、色的には水色が近いでしょうか。
ウラギン、ムラサキシジミ共にルーミスを探す時に紛らわしい2種が並んで吸汁しているのも興味深いシーンです。
Posted by BANYAN at 2007年10月29日 23:11
ひょっとして・・・と思っていたら、やはり・・・でした(笑)小生も真夏に訪れて惨敗しているだけに300mm画像だけでも涎が出ます。続編はいよいよ・・・嗚呼kenkenさんのじらし作戦?辛いなぁ!
Posted by fanseab at 2007年10月29日 23:20
theclaさん
 ひゃあ〜、UPしたと思ったら、もうコメントが3つ・・・1番乗り、有り難うございます。BANYANさんと、タッチ(クリック)の差ですな。(笑)
 この水色は独特ですよね。そちら、関東の方々は毎年撮影されているようで、その経験話を参考に探索してみました。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月30日 00:34
BANYANさん
 貴殿のムラツ開翅に刺激されて、同じような種類なので、意を決して遠征してみました。【続く】では、ババーンと期待に沿える絵が出るかな?(笑)
 ルーミスの翅表だけの写真を見ると、一瞬、ムラサキか?って思うことがありませんか。私好みの翅表と翅裏を同時に写せるとルーミスの証明ができるのかなぁ。
 ウラギンとムラサキ・・・むむむ、さすがに探索慣れされたコメントですね。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月30日 00:44
fanseabさん
 そうそう、貴殿が夏に完敗でしたので、今年は、どうしようかと考えていましたが、夏と冬とではポイントも違うやろって、とりあえず情報収集に行ってきました。次回、乞うご期待!
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月30日 01:03
もう少し下だったら撮れたのにと思う、じれったい場面がよくありますよね。
V字の開翅がなかなかすてきです。良い色が覗いています。
Posted by maeda at 2007年10月30日 06:44
maedaさん
 あの水色をチラリと見せられると、じれったいですよね。
 意を決して、枝をたぐり寄せようとしたら飛ばれてしまいましたが、次にとまったところで、千載一遇のチャンスが訪れました。
 このあたり、次回「その2」に書きますね。
 引っ張ってしまってスミマセン。
Posted by kenken(管理人)@勤務前 at 2007年10月30日 08:06
kenkenさん、こんばんは。

>静止している枝ごとたぐり寄せようと試みたところ
まさしくこれは私の役目です。(笑)
蝶が樹上で静止したままの時は、私が枝を動かすように、と夫の命令が出ます。でも動かして蝶に飛ばれちゃうと私のせいにされます。つらい任務です...。(笑)
次回も楽しみにしています。
Posted by 空飛ぶhaha at 2007年10月30日 19:09
空飛ぶhahaさん
 おっと、haha殿のお役目でございましたかぁ〜(笑)
 でもね、何事もチームワークとコミュニケーションです。
 うまくたぐり寄せられたときは、「誰のおかげ?」って言いましょう。(爆)
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月30日 20:02
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