2007年10月24日

クロマダラ、電車でGO!(2007年10月20日・その3)

 最終回の「その3」です。「開翅マニア」なので、ついつい翅表ばかりを撮影してしまいますが、翅裏もいろいろな季節型があるようで面白いですね。意識して撮影しました。代表的な3個体ほどお目にかけましょう。

071020-75.jpg この個体は、♂の翅裏です。ちょっと黒っぽいですね。これが、「黒マダラ」って名前にはぴったりする個体でしょう。

071020-80.jpg この個体は、低温期傾向の♀の翅裏です。前回開翅シーンを掲載した低温期型♀とは違う個体です。黒マダラという名前とは違って白っぽい翅裏ですな。

071020-70.jpg この個体は、上の2つとは違って、何となく妙な雰囲気の翅裏でした。♂♀や季節型によって、翅裏もいろんなパターンがあるのですな。それにしても垂れ下がった2本の尾上突起の美しさは絶品でした。

 撮影に訪れる際、いつもアウトプットイメージを大切にしています。今回のアウトプットイメージは、「クロマダラのこんなふうな絵を撮る」というのではなくて、「撮影の一仕事終えて、駅のベンチでクロマダラの画像を肴にビールで喉を潤す」でありました。(笑)

071020-90.jpg 頭に描いていたアウトプットイメージどおりの絵が撮れました。スーパードライって久しぶりやけど、やっぱり旨いね。心地良いホロ良い気分で電車に揺られて帰るのも良いもんですわ。背景に見えるのは、子供の頃から乗りなれている阪急電車で、車両の色は昔から変わらずこんな色です。

<おわりに>
 今回のクロマダラソテツ、かなり以前から噂レベルの情報は得ていましたが、放蝶、食樹に付着しての搬入など、人為的発生の可能性が高いと推測され、積極的に探索・撮影に訪れる気になりませんでした。
 しかし、複数の知人から「クロマダラの情報を知りませんか?」と問い合わせがあったり、逆に、問い合わせもしていないのに「クロマダラ、どこそこにいますよ」といった情報が入ってきたりしたので、やはり記録を残す意味で撮影に赴こうと決心しました。
 現地で約7時間、探索・撮影を行なった際に知りえた客観的事実に基いて判断すると、やはり今回のクロマダラは人為的発生であると考えるのが最も論理的であるという結論に至りました。
 しかし、人為的発生であろうとなかろうと、現にそこで発生している蝶たちには関係のないことですね。その美しい生きた姿を写真に残しておこうと、いつもどおり心を込めて撮影することができました。
 でもね、湘南地方のアカボシゴマダラは撮りには行かないと思います。【おしまい】
posted by kenken(管理人) at 17:23| Comment(16) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おお、一番のりぢゃ!
って喜んでうだうだ書いてるうちに、更新したら二番乗りってならないように早めに「書込」クリック!です(爆)。
低温期型、裏面は白っぽくなるわ、表面(♀)青がグワシ!とでるわ、やっぱり別物ですね。
阪急電車、この色です!紫と言うよりは小豆色ですね(笑)。
Posted by nomusan at 2007年10月24日 20:11
nomusanさん
 お待ちしておりました〜(笑)
 低温期型、なかなか面白いね。鹿児島界隈なら、まだまだ楽しめるんとちゃいまっかな。
 阪急電車の色はこれでよかったんですな。調べてみたら、この色「阪急マルーン」って言うらしい・・・「小豆色」か「チョコレート色」ってのが一番ぴったりですな。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月24日 21:03
アウトプットイメージ、小生も遠征前は夢の中でも描き続けていますね。ただ、結果が坊主で悲惨な目に会う事が多いので困り者です。さすがにスーパード○イとのツーショットイメージは経験なしです(笑)
阪急電車、この頑丈でどっしりとした走り、大好きです。それに比べこの程経営統合した阪△電車の揺れやすいことといったら・・・雲泥の差ですね。
Posted by fanseab at 2007年10月25日 00:04
もう少し居てくれると、表も裏も変化に富んだ個体が楽しめそうですね。
もう少しは居てくれる状況でしょうか?
網を持った人たちも多いと聞いております。
Posted by maeda at 2007年10月25日 06:13
fanseabさん
 うはは、さすがにスーパード○イのあるイメージは湧きませんか。(笑)私は、ワンツの時も焼酎の入ったイメージが湧きました。(爆)↓
http://blogs.dion.ne.jp/melitaea/archives/6137760.html

 確かに、阪□と阪○では、電車の質が違うような・・・
 しかし、J○さんのように脱線しないで安全に目的地に着いてくれれば良しとしましょう。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月25日 07:01
maedaさん
 採り尽しはできないと思いますね、ソテツもいろんなところにありますから。しかし、造園業者さんが真面目に駆除しているので、どうなることやら。
 まあ、本格的な寒波がくるまでは細々と残ると推測しています。
 網をもったオジサンは急激に個体数を増しているようです。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月25日 07:05
別の発生地に撮りに行ってきましたが、一番上の写真よりもコントラストの強い個体ばかりでした。
キベリタテハの地色を説明する時に阪急電車の色を引き合いに出しますが、関西人以外には通じません。
Posted by furu at 2007年10月25日 21:58
小学校は宝塚市の阪○今津線が見える小学校に通っており、600系のライトは丸いとか、800系は四角いとか、1000系はカッコいいとか騒いでいました。家庭科の事業中に「オ!1000系やぁ」と叫んで先生からこっぴどく怒られた記憶があります。
それはさておき、クロマダラソテツには複雑な思いですよね。少なくともクロマダラソテツ自身には罪はなく、むしろ被害者なんだと思います。
Posted by otsuka at 2007年10月25日 22:05
やっぱり、クロマダラソテツシジミは綺麗な蝶ですね。確かに蝶自体には罪はありませんね。
家のPCで画像確認しながらの一杯もいいですが、電車で撮影画像を確認しながらのビールは、たまらないですよね。
ウスイロの帰りに新幹線の中で一杯やりながら画像確認していたら、新幹線が止まってえらいことになってしまいましたけど。
Posted by thecla at 2007年10月25日 23:04
黒マダラ、確かに写真に残しておきたい蝶ですね。低温期型が良いですね。
私撮影に行く時には、なるべくアウトプットイメージを持たないようにしています。空想が膨らんでたいてい失望してしまうことが多いもので(^_^;
欲が深すぎるんでしょうか。
Posted by ダンダラ at 2007年10月25日 23:35
クロマダラソテツが関西でも発生しているのですね。
僕もやはり素直に喜ぶ事ができません。もちろん、アカボシゴマダラ、山梨のホソオチョウもしかりです。人為的なものと明らかにわかるものには写欲が湧くどころか心配になってしまうのです。
Posted by 虫林 at 2007年10月25日 23:49
furuさん
 おっと、お出かけされましたか。クロマダラ、いろんな翅裏がありますね。
 う〜む、なるほど、キベリの色は阪急電車の色でもありますね。関西人には、あの赤っぽい暖色系が受けるようです。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月26日 01:05
otsukaさん
 私もね、子供の頃に阪急沿線に住んでいたので、おっしゃることが手に取るように分かりますわぁ。
 まあ、そこで頑張って生きている蝶は、綺麗に写真に残しておくというのが、自分のミッションかと思いました。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月26日 01:08
theclaさん
 低温期型の個体は別種のように綺麗でしたわ・・・って、♂も充分に綺麗でしたが・・・電車でビール、最高やねぇ〜そうそう、そういうと、ウスイロの帰路は電車止まってましたもんねぇ〜その節は、遠路はるばる有り難うございました。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月26日 01:11
ダンダラさん
 おっしゃるとおり、♀の低温期は一瞬違う蝶にも見えたりします。水色っぽい青がえぇもんです。
 そうですか、アウトプットイメージなしで臨戦ですか。
 
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月26日 01:31
虫林さん
 周囲の市町村にも飛び火したようです。
 そうそう、撮影していて、なんとも複雑な気持ちでしたが、蝶に失礼のないように、心を入れて撮りました。
 冬でリセットになることを祈ってきます。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月26日 01:34
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