2007年10月21日

クロマダラ、電車でGO!(2007年10月20日・その2)

 現地で出逢った方々のお話によれば、つい最近、駆除のために薬剤散布され、個体数は激減したとのこと。確かにソテツの害虫なので、仕方ないであろう。
 さて、前回は15mm Fisheyeで撮影した記録写真的な画像を掲載したが、今回は90mm Macroで撮影した画像を紹介しよう。

071020-60.jpg 早朝に見つけた最初の♂は、こんな感じで延々と60度くらいのV字開翅していた。まだ陽が昇りきっていないので、斜めからの陽射しで翅が透け、なんともお気に入りの1枚となった。

071020-65.jpg 上と同じ個体が90度超のV字開翅してくれた。左右両方の尾状突起が風で水平にたなびくのを待ったが、こんな写真が精一杯だった。尾状突起付け根の黒点がお洒落だ。

 ♀は数個体目撃したが、高温期型と低温期型が混じっていた。

071020-81.jpg この個体は、高温期型のややくたびれた♀。ソテツの中央部分に執着していた。産卵しないかとずっと見守ったが、やがて飛び去ってしまった。

071020-85.jpg この個体は、この季節ならではの、水色の部分が大きな低温期型の♀。ソテツの根元あたりに執着していた。産卵シーンにはお目にかかれなかったが、素晴らしい開翅シーンを何度も披露してくれた。

 次回は、翅裏の写真を中心に紹介しよう。【続く】
posted by kenken(管理人) at 20:08| Comment(26) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
新鮮な個体はこんな感じだったんですね。
今日は一日違いで、私も含めて皆さん発見するだけで四苦八苦されていたようでした。とはいえ、とりあえず見ることも撮影することもできました。ありがとうございました。
Posted by otsuka at 2007年10月21日 20:26
お〜! 低温期の♀はこんなになるのですかぁ! こら別物ですなぁ・・・。って言いながら・・・遠い昔、春の沖縄でアマミウラナミの低温期の♀採って、「こら迷蝶ぢゃあ!」ってすっごく喜んで図鑑見まくり、アマウラとわかったときの落胆を一瞬のうちに想い出しました・・・。
Posted by nomusan at 2007年10月21日 20:52
低温型♀はひょっとすると本来の環境ではなかなか見られないのかもしれません。
貴重かもです。
Posted by maeda at 2007年10月21日 21:07
otsukaさん
 無事に撮影できたようで何よりでした。今日は、蝶よりも、ネットやカメラを持った方々のほうが個体数は多かったようですね。
 お疲れさまでした〜
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月21日 21:22
nomusanさん
 そろそろ低温期の♀やろなぁ〜ってのも、今回撮影に訪れた動機の1つでもあります。
 ん?これホンマにクマソかいな?ひょっとして迷蝶かっつ・・・なんちゃって、翅裏の写真をみたら、やっぱりクマソでした〜(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月21日 21:27
maedaさん
 低温期タイプの♀、なかなか水色がぇですね。映えますわぁ・・・沖縄方面では、おそらく12月頃の発生かと推測しています。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月21日 21:44
クロマダラソテツは暖かければ、発生を繰り返すんですね。
1枚目の写真は光が透けて、なんとも美しい写真となりましたね。最後の低温期型の雌はmaedaさんがおっしゃっている様に貴重ではないでしょうか。
Posted by cactuss at 2007年10月21日 21:52
大変お世話になり本当にありがとうございました。お陰様で、何とか♂♀撮影することが出来ました。上記のようにソテツがらみの写真はほとんど撮影出来ず仕舞いでしたが、見知らぬ地で、見知らぬ蝶。色々と勉強になりました。放蝶ではないことを祈っております。
Posted by ノゾピー at 2007年10月21日 22:07
cactussさん
 まだまだ温度的には発生できそうです。しかし、本格的な冬将軍が来たらそれでリセットでしょう。
 翅透けの画像、私も大変お気に入りの1枚になりました。早朝に出かけたことへのご褒美的な絵かと思っています。
 低温期♀、どうなんでしょう、沖縄でも12月には見られると推測していますが、貴重かもですね。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月21日 22:07
ノゾピーさん
 お疲れさまでした。意図的ではない放蝶、すなわち、ソテツに蝶が付いて人為的に運ばれてきたと考えることもできますが、真実は分かりませんね。私には、あの環境から判断して、自然飛来とはちょっと考え難いです。
 まあ、なんでも現場で現物を現実に見て・・・ですね。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月21日 22:11
低温型♀なかなかのものですね。しかし綺麗な描写ですね。フンイキが伝わります。
一度撮影してみたいものです。
ヤッパリ、ブルーは雌かな・・・・・
Posted by kmkurobe at 2007年10月21日 23:06
kmkurobeさん
 ありのままの色をなかなか上手く表現できました。低温期型♀は飛んでいてもすぐに分かりますね。
 結果的に今シーズンはブルーの♀ばかり追いかけました。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月21日 23:47
場所は違えど、同じ様な画像を追いかけていたのですね。

来週、貴兄が辿られたとおぼしきルートを追ってみようかと思っています。
Posted by Rhetenor at 2007年10月22日 18:02
先日は開翅の時間や気温まで教えて頂きまして、ありがとうございました。
放蝶で駆除の対象になるまで繁殖するとは驚きです。
低温期型奇麗ですね、両方の型がいたということは発生の端境期でしょうが、発生のサイクルが短いというこでしょうか。
Posted by みんみんちょう at 2007年10月22日 19:05
Rhetenorさん
 はいな、勤務先で昼休みに貴ブログを拝見済みで、鹿児島でも低温期型だったんだぁ〜って思っていたところです。

 ところで、前回の書き込みから、貴ブログのアドレスを入れていただいとりますねぇ〜なので、右の「お気に入りブログ」に貴ブログ追加させていただきますね。マズいようならご連絡下さいませ。

 あっ、コメントだぶってましたので、1つ削除しました〜
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月22日 19:40
みんみんちょうさん
 いえいえ、今後の撮影の参考になさって下さい。私ね、開翅マニアなので、早朝から日暮れまで、この蝶はいつ、どんなときに開翅するんだろうと見守ったりします。
 造園業者さんにとっては大事な商品ソテツの害虫ですもんね。端境期というか、入り乱れての発生です。この蝶は暖かいところでは、卵から成虫まで2週間もあればOKとの報告をもらっています。まあ、今は寒いので摂食が進まず3週間くらいで1サイクルと推測しますが・・・
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月22日 19:44
こんばんは。私も鹿児島でクロマダラと遊んできました。グランビューで一泊しようとしたら満杯で残念。夜はMuraさんと一杯でしたよ。
Posted by しまびと at 2007年10月22日 20:19
「お気に入りブログ」に追加していただきまして有難うございます。貴兄を見習って研鑚しようと思いますので宜しく御指導の程、御願い申し上げます。

ダブってしまったコメントの削除、感謝です。
Posted by Rhetenor at 2007年10月22日 20:24
しまびとさん
 確かにあの時間からグランビューは、ちょっと満杯ではとの感がありました・・・Muraさんから電話もらった時、近所の寿司屋で一杯飲っていたところです。
 来シーズンはどこかで第3酒接近遭遇しましょう。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月22日 20:48
Rhetenorさん
 「研鑽」、「御指導」、ひゃあ〜もったいないお言葉・・・こちらこそ、よろしくです。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月22日 20:53
駆除の対象になるとは・・
来年以降見ることが出来るかどうかわからない蝶でしょうから、きっと後世に残るお話になるんでしょうね。
2枚目の写真、見るからにシャープで背景もきれいにぼけていて良いですね。
Posted by ダンダラ at 2007年10月22日 21:19
ついに屋外でお会いできましたね(笑
嬉しかったです。
同じ場所で
同じチョウを撮っていても
皆アプローチ、作風が様々で面白いですね。
あの日、車か電車か随分迷ったのですが、
電車で行って、駅でビールが正解でしたね。
残念でした(爆
次回の第三酒近接接近を楽しみにしています!
Posted by pekeyama at 2007年10月22日 21:43
ダンダラさん
 話によると、造園業者さんの大きなソテツは1本で1,000万円するとか。
 さすがに人為種と思われるので、来年以降は見られないことを祈りますね。
 2枚目、綺麗に撮れました。ボケた背景は庭の土です。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月22日 23:13
pekeyamaさん
 アルコール抜きでお会いできたのは初めてかな!貴殿が電車移動だったら、あの後、駅前で一献ってなことに必然的になるのでしょう。(爆)
 あの日はね、クロマダラの画像を肴に、電車でビールぐびぐびってのが、行きがけからのアウトプットイメージでして、首尾よく願いが叶いました。証拠画像は次回に掲載です。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月22日 23:17
低温期型の雌は全く違いますね。
これは魅力的です。
数が減ったのは駆除のためですか。
ちょうど良いタイミングで撮影したようですね。
Posted by BANYAN at 2007年10月23日 16:52
BANYANさん
 ヤマトシジミもそうですが、低温期タイプは青が鮮やかで、その面積も大きくなる傾向ですね。いきなりコイツを見ると、同定に迷いそう・・・
 かなり薬剤散布で駆除されてしまったようで、際どいタイミングで出逢えたかもです。
Posted by kenken(管理人) at 2007年10月23日 20:40
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