6/16、6/17、予想に反して梅雨の晴れ間でしたねぇ〜両日ともに日帰りですが、京都、兵庫、大阪の3府県、のべ360km走行して10数箇所で、キマダラルリツバメを中心に、既知ポイントの検証と新規撮影ポイントの開拓と、フル活動しとりました。環境の変化等に伴ない、「ここ、もうおらんなぁ」「ここ、撮影にはばっちり」などと、一喜一憂ですな。
最近、ふ*み*さんのようにひっぱり気味の記事が多いですが、今回は結論からまいりましょう。とびきりの画像からお目にかけましょう。
はっきり言ってこいつ、採集するのはさほど難しくはありませんが、綺麗な画像を撮影するとなると難易度が上がりますね。ですが、それゆえ、そんな被写体に向けてシャッターを切っている瞬間が、最も充実していて、心が癒される瞬間でもあります。

6月から導入している300mmISでの1枚。この日はEOS 30Dに装着。このレンズ、最短撮影距離は1.5mなので、1.5m下方に見おろす位置にテリを張る・・・そういう撮影し易い環境って、なかなかないんですよねぇ〜
それにしても、イタドリの葉って、いろんな蝶がとまりますなぁ。
何度も書きますが、4本の尾状突起の先端の白を全て表現してこそ、この蝶を「美しく撮った」と言えるのではないでしょうか。

目の前の葉上で眼を合わせながらテリトリー開翅。水平開翅になったので、翅表全体を写し撮ろうと15mmFisheye+KISS DNをプログラムモードでフォーカスポイントを中央に設定し、両手でカメラを下向きにそっと差し出して、ノーファインダーで真上からの撮影です。なかなかの画像が得られました。CANONさん、バリアングル液晶ファインダー付きの1眼デジを発売してほしいですねぇ。
両画像の撮影府県名は敢えて書きません。翅表の瑠璃色の面積からどの辺りの個体群か推測してみて下さい。
この日は、90mmMacroを封印した代わりにコンデジG3を持参していました。次回はコンデジと1眼デジとの画像比較などを書いてみましょう。【続く】
【2007-6-19追記】


上の2枚の写真、RAW画像からの現像がちと暗いのでは?とのコメントをいただきました。同感です。実際の明るさ程度に現像し直した写真を追加でUPしておきますね。
posted by kenken(管理人) at 20:02|
Comment(34)
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蝶
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今年はまた福島まで行きたくなります。
下は魚眼の写真とは思えないです。
こんな使い方もできるんですね。
15mm魚眼は魚眼とは思えないほど、鮮明です。
シグマの魚眼はすばらしいレンズですね。
流石はkenkenさんですね。素晴らしいです。これはエエもん見せていただきました。いや、キマリン綺麗だぁ。
そっと近づいて広角で撮りたくなる雰囲気のキマです。
コンデジの深い深度写真も楽しみです。
最初の頃の師匠のHPって
やっぱりキマが売りでしたもんね?
今年は日本で一番青い陸中のキマに挑戦企てています。
会津では中室の外側まで青紋広がる♂は
かなり少ないですからね?
ネグロや紋抜けも珍しいですが写真写りは・・・
設定したコントラスト。薄暮のテリ張りの雰囲気を
見事に表現された貴殿に乾杯!
こんな画像を拝見すると、キマルリも撮りたくなります。
しかし、関西のこの時期、どれを優先に撮るか?
贅沢な悩みが続きますね?
どうも、この季節、ゼフではなくてキマリンを追いかけてしまう私です。福島のはもっと瑠璃色が派手で決まりますよね。
そう、90mmMacroを装着していなかったので、なんとかマクロ的な接写をしようと15mmFisheyeで真上から蝶にレンズが当たるくらい近づけての撮影です。
SIGMA15mmFisheyeはえぇレンズですわぁ〜
古いコンデジG3では感度が悪くシャッタースピードが稼げなかったので、こんな撮り方をしてみたら、実に面白い画像が得られました。次回ね、もっと接写した画像をお目にかけましょう。
有り難う〜 皆さんキマリンの画像を待ちかねておられるような気がして、ついつい撮影に足が向いてしまいます。
もっとZephyrusとか撮らんといかんのでしょうが。
それよりも、各ポイントと新しいポイントを訪れて、長距離のドライブはもっと凄い事ですね。その努力と行動力に拍手します。ご苦労様でした。
そう、見下ろすポイントってなかなかありません。樹上のテリ張りを下から見上げるってポイントはよくあるのですが、それでは翅表が撮れません。
この日は旧式のコンデジG3でもいろいろ撮ってみました。またお目にかけますね。
うはは、コメント有り難うございます。
そう、なぜか拙HPは皆さんキマリンっていう印象なんですね・・・本体HPのバナーがキマリンだからかな。
おぉ、なんと陸中キマを検討中ですかっ!開翅シーンに遭遇したいもんですね。
ネグロや紋抜けやトラなら翅裏ばかり撮ってしまいそうです。(笑)
岡山のキマリンはなかなか珍ですぞ。翅裏が黒っぽいのがいたりするので、見つけたら翅裏も是非撮影しましょう。
この日に持参していたコンデジG3は旧型で、そんなに綺麗な色表現ではありませんが、現在ならば、コンデジでも充分に綺麗な色表現ができるでしょう。
いずれも露出を-1/3設定にしてのRAWでの撮影で、まったく標準での現像です。ISO400ならば手持ちで撮影できるだけのシャッタースピードが得られてこんな画像が得られました。
そう、この時期、何を撮るか迷いますねぇ〜
まいどですぅ〜 キマリンはいろんなところにいたりします。ただね、テリ張りを狙うと時間帯が短いので、何箇所も回れませんが。午前中の花での吸蜜狙いならば何箇所も回ったりできます。
新兵器、樹上のテリ張りにも威力を発揮しそうです。
吸蜜狙いならば、何箇所も回ることができますが、テリ張り狙いは1日1箇所でしょう。次の撮影を考えていろいろと見回ったりしています。
拍手、有り難うございます。フル活動したので、まだ疲れ気味だったります。(笑)
そろそろだと思っておりました。
これ一度合いたいです。30年前の八日市以来かな・・・・
懐かしい・・・・・
それにしても、さりげなくコレはスゴイヨ・・・・・
恐れ入りましたです・・・・・・
深夜にコメント有り難うございます。
ひゃぁ〜30年前の八日市・・・なんとも奥の深いコメントですなぁ。今は八日市は薬剤散布等の影響で見る影もありません。
出始めで尾状突起先端の白が4つ揃った綺麗な個体を撮るチャンスはなかなか少ないですが、まあこれは関西に住んでいる地の利ってところでしょう。こちらは逆にブルー3兄弟に憧れたりしますね。
流石kenkenさん、お見事です。
良い目の保養をせていただきました。
17日、私も兵庫県に向かいました。
2時から研修会の為、現地を正午に離れないとダメだったので、デジカメを持たずにうろついていましたら、目の前に羽化途中の♀2頭!・・・シャッターチャンスを逃しました。
そして極めつけ、樹上から羽化したてのトラキマが降ってきて目の前にとまりました。・・・絶句!
やはりカメラはいつも持ち歩くべきですね。
おっと、久々のご登場、有り難うございます。
貴殿のような玄人さんにお褒めのコメントいただくとは、恐悦至極でございます。(笑)
きゃあ〜正午に現地を離れんといかんとは、後ろ髪引かれますなぁ。意外と同じ場所で、貴殿がお目こぼしいただいた個体を撮影していたのかも。(笑)
トラキマに遭遇したら、そりゃ翅裏を撮らんと・・・カメラ付き携帯でも持参しておけばよろしいかと。
見事な開翅写真素晴らしいです。
私ならもう少し派手目に現像してしまうのですが、fanseabさんのおっしゃるように薄暮の雰囲気を出すということなのでしょうか。
このあたりはなかなか難しいですね。
おっしゃるとおりです。実は、露出設定を-1/3にしてRAWで撮影しているのですが、敢えて暗めの露出のままで現像しています。本来はもうちょっと明るめに現像したほうが良いですね。
明るめに現像した同じ写真をこれから追加しておきましょう。
まいど〜 そう、300mmで樹上にテリ張る連中を撮影しようと意気込んでいたら、結構低いところにとまって難儀しました。ぎりぎり1.5m離れての手持ちで撮影です。
シャッタースピードを稼ぐために絞りは開放(F=4.0)です。このレンズ、結構面白いです。
ん〜っと、上の絵も明るめに現像した写真を追加しましょう。
関西方面でも年々発生地は狭まりつつあるのでしょうか。関東地方では現在確実な発生地を私は知りません。未だ出会ったことの無い種であり、私にとっては遠い存在なのですが、色彩にしても、その生態にしてもどこか不思議な魅力を持った蝶と言えますね。
翅表のブルーや後翅のオレンジ、そして尾状突起先端の白色が印象的で美しいですね。
ゼフテリ張りでコンデジ使って試そうと密かに思っていました。
神奈川のキマリン、発生を続けているはずなのですが、まだ撮れません。今年もトライはしますが、どうなることやら。
そう、私ね、数年前までカメラ持ってなかったんですが、130万画素のデジカメを買って初めて撮った生態写真がこいつなんです。そこから生態写真にハマりましたね。そんな思い入れのある蝶です。
元々は、雑木林や松林で細々と発生していたと推測される本種は、戦後の桜の植樹と共に増えたと考えています。ですが、その桜もそろそろ寿命を全うする木が多くなってキマルリも元の細々とした生息状況に戻りつつある・・・そんな生息地が多いんじゃないかなと感じています。
何かの機会に是非、撮影狙ってみて下さい。1度撮ったらハマりますよ。
まいどですぅ〜 この日ね、2台のデジ一眼には、それぞれ300mmと15mmだったのです。目の前でテリ開翅したので、なんとかマクロ的な絵を撮りたいなって考えて、15mmの最短撮影距離でノーファインダで撮ってみました。これ、思いのほか、うまく撮れるもんですわぁ〜
神奈川、まずはテリトリータイムに生息確認されては?
定点観測も大事ですぞっ!
おぉ、40年とは年季が入っていますなぁ〜
是非、行ってみて下さい。
あそこの個体群はかなり青いですよね。
とりあえずは関東近辺での撮影地をみつけなくては・・・
今日は書き込めそうな予感が・・・
ご無沙汰ですぅ〜 って、どうも拙ブログがfuruさんのPCと相性悪いようですんません。今回はうまく書き込めたようでよかったです。
キマルリ、関東近辺で確実に撮影できそうなのは福島県になるのかなぁ〜
関西の3役、考えておきます。(笑)