2006年12月24日

お蔵入り写真シリーズ(12) 「奥飛騨慕情」

 メリークリスマス♪
 今夏、8月7日に奥飛騨にオオゴマシジミの撮影に出かけたときのお蔵入り写真を掲載しよう。

060807ogm.jpg まずは、「成功写真」の再掲。約45度に開翅している片翅表と眼の両方をレンズ面に平行において撮影したもの。翅表のブルーはチョイ覗きではあるが、翅表にも眼にもピントが決まっていていい感じ。
 撮影データは次のとおり。Canon EOS 30D + Tamron 90mm Macro、絞り優先、シャッター速度1/160、絞り4.0、露出補正-1/3、ISO感度200

061225-2.jpg 次に「お蔵入り写真その1」。片翅表のブルーを全部表現しようとすると、翅表をやや斜めに撮ることになり、中央部分にのみピントが合って、眼と翅周囲がややぼやけてしまう。ブルーは多く表現できたが、眼にピントがいっていないので、なんとなく締まりがない感じ。
 撮影データは上の「成功」写真とまったく同じで次のとおり。Canon EOS 30D + TAMRON 90mm Macro、絞り優先、シャッター速度1/160、絞り4.0、露出補正-1/3、ISO感度200

061225-1.jpg 次に「お蔵入り写真その2」。「ならば、被写界深度の深いコンデジで翅表全部を表現しよう」と撮影したのがこの写真。CCDの面積が小さい分、露出不足で絞りきれず、やはり眼にはピントがいっておらず、なんとなく締まりがない感じ。
 撮影データは次のとおり。Canon PowerShot G3、絞り優先、シャッター速度1/160、絞り数値2.0、露出補正-1/3、ISO感度オート、焦点距離7.2 mm(ワイド端)

 皆さんは、こんな45度開翅のシーンに遭遇したらどんな風に撮影しますか?結局、この日は、これ以上の角度に開翅するシーンにはお目にかかれませんでした。

061225-3.jpg 最後に「お蔵入り写真その3」。当日撮影したまったく別の写真をお口直しに。離〜れたところで吸蜜中の2種をなんとか1枚の絵に収めてみようと絞って撮影した1枚。今年はキバネセセリが豊作やったなぁ。
 撮影データは次のとおり。Canon EOS Kiss DN + SIGMA 15mm Fisheye、絞り優先、シャッター速度1/160、絞り数値13.0、露出補正-2/3、ISO感度400
posted by kenken(管理人) at 22:40| Comment(22) | カメラ&撮影法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
流石に、御自分に辛口ですなあ。確かにオオゴマ一枚目が出色ですが、二枚目、三枚目ともメインを飾っても決しておかしくない写りですぞ。ホオー、最後の写真は意識的に撮影されたのですか。凄いです。右側のコヒョウモン?を右フォーカスで撮影したら偶然セセリが写っていたのではないところがただ者ではないですぅ。
Posted by ノゾピー at 2006年12月24日 23:16
おー・・オオゴマですね。
しみじみ青渋さがいいです。

奥飛騨もすべて高山市と飛騨市になって少し味気なくなりました。
Posted by 深山葵 at 2006年12月24日 23:18
眼と翅の双方にピント・・・・
これ永遠の課題ですね。
もう少しで両方に合うのに、崖に落ちそうになって諦めたり、ガサゴソ葉音が立って逃げられたり、そもそも没画像前に画像が撮れないことが
多いです(泣)
Posted by fanseab at 2006年12月25日 00:00
ノゾピーさん
 まいどです。90mmなんぞでぎりぎりまで接近するとかえって難しいもので、300mmくらいで望遠マクロ撮影するほうが意外とうまくいったりします。
 3枚目はフォーカス点を中央右端に設定して左のキバネ君にもピンがくるように手ぶれしない限界まで絞り込んでの撮影です。貴殿も魚眼使い出すときっとハマりますよ〜(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2006年12月25日 00:01
深山葵さん
 深夜にコメント、有り難うございます。
 この深い青がたまりませんね。
 この辺り一帯、高山市になって「奥飛騨温泉郷」って字になりましたね。
Posted by kenken(管理人) at 2006年12月25日 00:21
fanseabさん
 そう、永遠のテーマですね。ジャスピンだととても嬉しい。
 あと一歩回り込めたらってところで「ガサガサ」音立てて逃げられるっての分かりますねぇ〜
 この日は、なかなか開けたところで開翅してくれたのですが、45度以上には開きませんでした。90度以上開いてくれると翅表が綺麗に表現できるのですが・・・
Posted by kenken(管理人) at 2006年12月25日 00:26
2枚目以降もお蔵入りするには惜しい画像ばかりですね。
さすがぁ!kenkenさんのハイレベルな世界に触れたような気がします。
来シーズンに向けて大変参考になります。

Posted by Noreen at 2006年12月25日 00:46
Noreenさん
 おぉ、深夜にコメント有り難うございます。
 いえいえ、これね、縮小しているとそんなに気にはならないのですが、フルサイズの画像でみるとよく分かるんです。
 そういう貴殿も、確か90mmMACROをお持ちだったのではないかな。来シーズン、いろいろ考えながら撮ってみて下さい。エゾリス君なんかも困ったら眼にピントですよ〜
Posted by kenken(管理人) at 2006年12月25日 12:31
目にピントと分かっていても翅が中心になったり、物理的に両方は無理だったり、自然の中では難しいことが多いですね。
これ以上の絵がないから撮影は面白いのかもしれません。
Posted by maeda at 2006年12月25日 17:41
カメラやレンズの話題になるとどうしても出遅れてしまいます。お酒の話題だと不思議に一番乗り出来るのになぁ・・・・・・(爆)。やっぱり目にピントですよね〜・・・。
Posted by nomusan at 2006年12月25日 21:31
maedaさん
 そうそう、fanseabさんもお書きのように、あと一歩のところで足場がなかったり、ガサガサ音を出して飛ばれてしまったりで、難しいものですね。まあ、これが逆に、生態写真の面白さでもあるわけです。
(「中止」→「中心」に修正しました)
Posted by kenken(管理人) at 2006年12月25日 23:45
nomusanさん
 うはは・・・酒の匂いがしないと遅れ気味かな。(笑)
 少々他がボケていても、眼にピンがくると不思議と締まった絵になりますね。コムラサキやオオウラギン、正面から狙って眼にピンが来てるのでかっこいいです。
Posted by kenken(管理人) at 2006年12月25日 23:50
開翅45度のおきまりのポーズはやはり1枚目でしょうね。
この角度から撮影するために色々悪戦苦闘することになりますね。
でも2枚目の目線の先に何かが表現出来るとそれが最高かなとも思います。
Posted by ダンダラ at 2006年12月26日 00:02
ダンダラさん
 うむ、やはりなんと言ってもBESTは1枚目ですね。簡単そうで、なかなか思い通りには撮影できませんが・・・
Posted by kenken(管理人) at 2006年12月26日 00:41
僕も今年撮影したオオゴマでお気に入りは似たような半開の吸蜜ですが、翅の開き具合が浅いので、鮮やかな表が少ししか見えていません。
思い通りに撮影するのは難しいですが、だから楽しいのでしょうね。
Posted by BANYAN at 2006年12月26日 14:28
一枚目はやはり素晴らしいですね。これなら蝶の表情まで見ることが出来ますものね。また前翅の先までピンが来ているのも絞りが完璧にうまくいったと思います。
2枚目3枚目は同じ個体を別な角度から色々工夫されて撮影されているのですね。これはこれで中々面白く見せていただきました。とくに3枚目はヒキオコシ(?)の葉の全体が写っていますので、生態写真としてはこちらが価値があると思います。
1枚目と3枚目の組み合わせがベストではないかな?
Posted by 虫林 at 2006年12月27日 00:51
BANYANさん
 オオゴマはなかなか全開翅はしませんんね。条件が整えば90度以上の開翅があるので、来年度以降の課題です。意外と、青がちらっと覗き見えているのほうが綺麗なのかもしれませんが。(笑)
(昨夜は有り難うございました。日付が変っての帰宅となり、すぐに寝てしまいました〜)
Posted by kenken(管理人) at 2006年12月27日 07:27
虫林さん
 コメント、有り難うございます。なぜかこのオオゴマは、これ以上開かないかわりに、閉じもしなかったので、いろんな撮り方で迫ってみました。好みもありますが、翅表と翅裏が同時に拝めることもあって、やはり1枚目がお気に入りであります。表情もよく出てますよね。
 ん〜っとね、3枚目はヒキオコシ類ではなくて、タダの葉っぱです。こういう広い葉で開翅してくれると背景も綺麗に撮れますね。
Posted by kenken(管理人) at 2006年12月27日 07:32
先日は、久しぶりにお会いできて楽しかったですね。だいぶ遅刻してしまいましたが(^^;
私は、翅の表部分の面積が多く写る後方45度も好きです。中々眼にピンがこず、没の山を築いて、まあいいやこれくらいでと妥協してしまうことがほとんどですけど。
オオゴマは全開翅のときも、尾端を持ち上げることが多くありませんか。一度、眼、翅、腹部全部にピンが来ているものを撮ってみたいものなのですが。
Posted by thecla at 2006年12月29日 22:34
theclaさん
 こちらこそ、先日は楽しいひとときを有り難うございました。仕事がら東京には時々出張するのですが、貴殿と同じく?弾丸で行き来するケースが多くて失礼しています。
 オオゴマ、観察経験が少ないので、なんとも言えませんが、そもそも全開翅になかなか出会えません。今夏の貴殿の写真、なかなか良く撮れていたのでは?後でもう1回見に行ってみようっと。
Posted by kenken(管理人) at 2006年12月29日 22:48
へっ、へっへ、ちょっと昔の写真をあさってパクリ企画をやってしまいました(^^;
Posted by thecla at 2006年12月30日 00:21
theclaさん
 なにっ、パクリ企画・・・
 見てきました〜
Posted by kenken(管理人) at 2006年12月30日 00:54
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。