2006年10月14日

サツマシジミ

 秋のシジミチョウシリーズ、今年はもうひと花咲かせるべくサツマシジミ撮りたいな・・・なんて考えていると、師匠(と勝手に私がお呼びしている)のSさんと後輩のS君の両名から「サツマシジミ予定ありますか」なんて嬉しいお誘いあって、ご一緒することに。三重県南伊勢地方を探索。この日はややお天気悪く雲が多くて気温も上がらずであったが、なんとか出会うことができた。

06101401.JPG この日最初の1頭。まずはいつもどおり 90mm Mcro で証拠写真を押さえておく。日がかげっていて露光不足気味ではあるが自然光で撮影。その分、ありのままの色が描写できたかな。

06101402.JPG サツマシジミをまともに撮影するの初めて。この蝶、翅裏の地色が他の蝶にはない純白で秀逸美麗!翅表のブルーも最高。この日、延々粘るも、翅表を拝ませてくれたのはこんな一瞬だけだったが。

06101403.JPG06101404.JPG 崖下の道沿いのセンダングサ?を訪花中の個体。風あって、光量不足で被写体ブレするが、なんとか 15mm Fisheye で撮影。青空でないのが残念。順光で撮ると左のようになり、翅裏の純白の地色が強調できる。逆光で撮ると右のようになり、前翅中央部の白斑が透けて見えてなんとも良い。

06101405.JPG 延々粘るも、全開翅シーンにはお目にかかれず。飛翔する姿のブルーがあまりにも綺麗なので、シビレを切らして飛翔写真に挑戦してみた。かろうじて画面の隅にボケた姿が写っていた1枚があった。むむむ・・・私には飛翔写真の才能はないようだ。(笑)

06101406.JPG 副産物はヤクシマルリシジミ。好みのアングルから好みの半開翅シーンを撮ってみた。ルリシジミとは違うやや深いルリ色。こいつにはまあまあ出会えた。

06101407.JPG ヤクシマルリシジミの訪花シーン。翅裏の地色をサツマシジミと比べるべく 90mm Macro で接写。サツマとヤクルリ、見比べると、サツマの翅裏の地色は、本当に「純白」であることが分かる。

 帰路は伊勢市内に寄り道してお気に入りの「伊勢うどん」を食して帰る。店のマスターに「お土産に買って帰るにはどこの伊勢うどんが旨い?」って尋ねると、親切にメモをくれた。タレは「マ●キ」、うどんは「横●」とのこと。さっそく近くのスーパーで購入。明日の昼も伊勢うどんにしよう♪

 本日の走行距離447km。伊勢自動車道は直線的で空いていて走り易い。もちろん往路も復路もETC通勤割引の時間帯に利用。
posted by kenken(管理人) at 23:59| Comment(30) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
kenkenさんの行動力に脱帽!400kmオーバーは凄い。個人的には透過光のコントラストの高い画像が好みです。両Sさんともkenkenさん同様に質の高い写真撮る方々だけにレベルの高い撮影行であったと想像します。
Posted by 蝶山人 at 2006年10月15日 11:44
サツマシジミは順光も逆光もどちらもいいですね。
九州にいた頃は特に目も向けなかった蝶ですが、春型の♀を撮りたいなんて思う私です。
とっても無理な希望なのですが。
居なくなると良さがしみじみ分かりますね。
Posted by maeda at 2006年10月15日 17:02
サツマシジミ、ヤクシマルリシジミどちらもまだ見たことがありませんが、真っ白な裏面と、翅表のブルーが何ともいえず綺麗です。
いつかは見てみたいですね。

Posted by 虫林 at 2006年10月15日 17:06
蝶山人さん
 両Sさんから、逆光で撮ると透けて面白いよなんてアドバイスしてもらいました。ですが、逆光からだとなかなかピンが合わないもんで難しいです。微風で、どうしても被写体が前後してしまいます。
 師匠Sさんは、時おりリングストロボを焚いておられましたが、あまりストロボを焚くことの良さは感じられないとのコメントでした。もちろん、透かして撮るにはストロボでは無理ですし。
 この日は、みんな、翅裏写真の山を築きまして、帰りがけには言葉にはしないものの、みんな「翅表を撮りに再チャレンジやな」って顔してました。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 17:10
maedaさん
 九州におられた頃は、たくさんいたんじゃないかな。
 こちらでも、和歌山辺りまで行くと個体数多いですが、遠いので、敢えて三重県での撮影です。(本当は、伊勢うどんが狙いだったりして。)
 順行と逆光とで、まったく表情が変わるのも気に入りました。ちょっとこの蝶にはハマるかもしれません。
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 17:14
虫林さん
 虫林さんにとってのミヤマのように、サツマもヤクルリも、地元の方には、普通に感じられる蝶だと思います。
 サツマって、本当に翅裏の地色が純白です。ストロボ撮影したものは、ことごとく白飛びして没になりました。また、白過ぎると、マクロのピントもかえって合いにくかったです。これは初めての経験です
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 17:26
サツマもヤクルリもいいですね。蝶を始めた時に図鑑のルリシジミ類の図版を見て、みんな似とるなぁ〜と思っていたのですが、こうしてみるとルリシジミと全然違いますね。でも、翅を開いて欲しい時になかなか開かないところだけは同じかも。
伊勢うどんって、あのふっと〜いやつですか?
Posted by otsuka at 2006年10月15日 18:18
「サツマシジミは九州の誇りです。」って思わず叫びたいほど、私この蝶大好きです(笑)。いやほんまに♂(特に春型)のブルーは清廉潔白な美しさ(意味不明ですな)ですね。開翅画像、期待しております〜(笑)。
Posted by nomusan at 2006年10月15日 18:20
otsukaさん
 そう、ルリシジミの図版って、結構綺麗ですよね。
 昔ね、学生時代に蝶類研究会で「日本の土着種でルリシジミと同じ『Celastrina』に属する蝶を全て答えよ」なんて問題出されたことがありました。ヤクルリが実はひっかけで違うんです。サツマはタッパンルリと同じく唯二の Urada で、これまた違うんですよねぇ。
 Celastrina・・・ルリシジミ、スギタニルリシジミまでは答えられるのですが、もう1種がなかなか答え難いもんなんです。考えて見て下さい。
 ホリシャルリシジミ・・・これはCelastrinaですが、迷蝶で、土着種ではありません。
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 19:33
nomusanさん
 まいどです。サツマ、ほんまに開かん蝶ですわぁ。やっぱり、九州の誇りでっせ。いや、ほんま、清廉潔白な蝶です。確実に春型の撮影できるポイントあるならば、九州行きたいかもです。
 今年はサツマのリベンジ、ちょっと行けそうにありません。そういうnomusanさんも撮って見せて下さいなぁ。スゴイゾ3連発ぐらいしまっせ〜(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 19:39
サツマは関西のどこでも見れる蝶というわけではないのですね。逆光のチラリズムいいですねえ。
ヤクルリは沖縄でも見れますが、サツマは生息が限られていますね。
飛翔はその日によって成功率が違います。まずまず撮れていると思いますが、慣れてくれば、まだまだ良いのが撮れると思いますよ。
開翅のリベンジ期待しています。
Posted by BANYAN at 2006年10月15日 20:00
オオー、サツマシジミ。撮影おめでとうございます。関西周辺で、私ミカドとサツマずっと追いかけているのですが、未だに両種とも撮影成功しておりません。良いなあ。一枚目バッチリ決まっていますね。透けて見える前翅中央部の白い部分たまりませんなあ。
Posted by ノゾピー at 2006年10月15日 20:12
BANYANさん
 そう、サツマは和歌山には多いところあるようですが、あとはどこもパラパラです。
 この蝶ね、食草とか、年に何回発生するのか・・・まだ完全に生態が解明されていないんじゃないかな。三重か和歌山に住んでいたら、毎週でも通って調査したい興味深い蝶です。
 チラリズムばかり見ていると、翅表をばっちり撮りたいって思いますよね。なかなか遠いでの、リベンジは来シーズンかな。
 飛翔写真、もっと真面目に練習しときますわぁ〜(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 20:16
ルリシジミの仲間ではサツマが一番気品があって好きです。
この蝶とウラゴマダラは逆光向きですね。♀はけっこう開くような印象がありますが、♂は開きませんね〜。もう3年も会ってません。
Posted by furu at 2006年10月15日 20:17
Celastrina情報、ありがとうございました。なるほどなるほど、属の分類は難しいですね。ちなみに、私の愛用していた(している)保育社標準原色図鑑全集「蝶・蛾」昭和41年では、Celastrinaはサツマ、ルリ、スギタニ、タッパン、ヤクシマの5種でした(オガサワラ、ホリシャは未掲載)。一応持っている保育社原色日本蝶類図鑑昭和51年では、狭義のルリシジミ属はルリ、スギタニ、オガサワラの3種、アリサン、ホリシャ、シロモンがごく近く、ヤクシマは…う〜ん、発泡酒と焼酎を飲んでしまったのでよくわかりません。また勉強しておきます。はぃ。
Posted by otsuka at 2006年10月15日 20:17
ノゾピーさん
 有り難うございます。お天気いまいちだったのですが、証拠写真はきちんと撮れました。
 しかし、この蝶、開きそうで開かんねぇ。チラチラと翅表のブルーや白を見せられると、なんとか翅表全体を撮りたいなって欲望にかられるようになってきますね。
 逆光で透けて美しい蝶って、他に思いつきません。
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 20:20
otsukaさん
 おぉ、再びレスいただき、有り難うございます。
 そう、今はね、Celastrinaは、ルリ、スギルリ、オガサワラ、ホリシャの4種です。
 奇遇ですなぁ〜あのね、私も今、発泡酒「DRAFT ONE」と焼酎「ダバダ火振」飲んでて、ガンガン勢い付けて書いてます。(笑)

【追伸】あっつ、コメントひとつ忘れてました。伊勢うどんって、あのぶっといやつです。讃岐うどんのようには腰がないのですが、そのほうが伊勢うどんのタレに合うようです。
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 20:24
furuさん
 まいどです。ちょっと酔っ払っているせいか、レスの順番間違えまして失礼しました。
 サツマ、♀は結構開くんだぁ〜 私、まだ、あんまりよく観察できていないので、今後、継続観察してみますね。
 この純白さ、確かに「気品」という単語がぴったりですね。
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 20:33
サツマシジミは順光も逆光も本当にいいですねえ。
清楚な感じの割りに、裏は白とびの嵐、表は天の岩戸のごとしで、手ごわそうですね。
しばらく関西、九州に住んでみたいと思うのですが、そうなると単身赴任させられそうだし・・・、あっその方が良いか。
Posted by thecla at 2006年10月15日 21:04
サツマシジミは翅表が白く抜けているところがなんともいえませんね。
ヤクルリの翅表もルリシジミより青が濃く、いいですよね。
両種とも近くにいないので、あこがれの蝶です。
Posted by cactuss at 2006年10月15日 21:16
この季節、この2種のシジミを追いかけたくなるんですが、紀伊半島の南って意外に遠いんでついつい撮影そびれています。サツマは4枚目の逆光シーンがやはりいいですね。ヤクルリは6枚目の構図が抜群でkenkenさんの拘りが伝わって来る作品です。
Udara属はなかなか開きません。北タイでU.placidura(プラシドゥーラタッパンルリ)、U.dilecta(タッパンルリ)両種を追いかけましたが、開く気配は微塵も見せませんでした(^^;;
Posted by fanseab at 2006年10月15日 21:28
theclaさん
 この蝶、なかなか清楚で良いです。
 逆光で撮ると、本当に変った表情を見せてくれますね。
 ん、「裏は白とびの嵐、表は天の岩戸のごとし」、なかなか崇高な比喩表現ですなぁ・・・(笑)
 私も。国内のどこか、単身赴任してみたく思いますね。
 第一希望ばかりたくさんあったりします。(笑) 
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 21:33
cactussさん
 そうそう、おっしゃるとおり、サツマって不思議な翅表の配色ですよね。虜になりそうです。ヤクルリもこの微妙な青の深さがなんともいえず好きなんです。
 私もずっとあこがれていて、とうとう撮影に本腰入れて出かけてしまいました。
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 21:44
fanseabさん
 そうそう、紀伊半島の南端(和歌山)ってめちゃ遠いですよね。根性入れて行けば、個体数多いのでしょうが、行くならば宿泊付きでないとちと厳しいですね。なので、今回は軟弱に三重にしてみました。
 逆光シーン、撮ってみるとほんとに趣があってよいことが分かりました。もっとたくさん撮っておくんでした〜 今回は順光での翅裏写真の山を築きました。Celastrinaは開き易いが、Uradaは開き難いってことが言えるのかもしれません。今回、本当に開きそうだったのですが結局ダメでした。
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月15日 21:52
先日、ようやくシルビアの初撮影に成功したばかりの私にとって、サツマ、ヤクルリは遠い存在というのが実感です。
どちらも、チラリと覗く翅表のブルーが魅力的ですね。
Posted by 霧島緑 at 2006年10月16日 01:05
霧島緑さん
 サツマ、ヤクルリは暖かい地方の蝶なので、いるとこまで行けば出会えますが、確かに関東からですと遠いですね。こちらからも結構遠かったりします。この蝶、撮影は初めてでしたが、青と白が魅力的です。

 シルビアはまだ近くにいるようですが、生息環境の悪化+採集圧で、近くて遠い蝶にならないか心配しています。今度はシルビアの開翅を狙ってみられてはいかがでしょうか。
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月16日 06:58
ここしばらく続いている秋晴れにお似合いの両種ですネ。
もっとも撮影時は曇り気味だったご様子ですが・・。

翅裏の地味な典雅さと表のブルーのコントラストが魅力です。

小生は自宅近くで秋晴れの下、日なたぼっこに専念するキタテハを観察してました。
Posted by 深山葵 at 2006年10月16日 08:48
深山葵さん
 「典雅」とは、また、「みやび」な単語ですが、ぴったりきますね。純白地の翅裏と明るい青の翅表が、飛翔していると交じり合って、曇天下でも、ため息が出るほど綺麗に感じられました。
 この日、この地域ではキタテハは見ませず、ヒメアカタテハを見ました。
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月16日 16:58
サツマの春型、確実に「採れる」所なら家から30分の所にありますが、「撮れる」となると・・・(笑)。いや、この蝶の人気が高いことがわかって、何故かしら我が事のように嬉しいですわぁ(爆)。
Posted by nomusan at 2006年10月17日 22:26
nomusanさん
 サツマって、これまでルーミスに行った時の副産物的にしか見ておらず、レンズを向けていませんでしたが、今回まじめに撮ってみて、実にえぇ〜蝶であると認識しました。
 家から30分・・・えぇなぁ。是非、開翅撮りを狙ってみられては?奥が深いですぞ。
Posted by kenken(管理人) at 2006年10月18日 17:02
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。