2006年09月02日

長崎訪問(その1)

 「持つべきものは可愛い後輩」第3弾・・・
 いろんな後輩に声をかけておくと楽しいもんです。今回は、ほとんど行動を共にしたことはないのですが気心の知れた後輩君から「長崎なんか探索に行きますけど、ご一緒しませんか〜」なんてお誘いいただいて、喜んで同行させていただきくことに。なんやかんやで4人集まっての陸路での九州行です。
 金曜日の夜に陸送して土曜日に「長崎か〜ら、船に乗って〜♪(五木ひろし)」って感じで五島列島を訪れてみました。「shimabitoさんって、こんな感じなんかなぁ」なんて考えながら船窓から島々を眺めていました。私のメイン・ターゲットはタイワンツバメシジミです。

06090201.jpg まずは、タイワンツバメシジミ♂をモデルに基本的な開翅シーンを押さえてみました。最も良くあるパターンの基本的画像ですが、うまく撮れました。
 撮ってみると分かるんですが、こいつね、尾状突起がなかなかうまく撮れないんですよ。意識せずに撮ると、尾突がU字になったり翅裏に隠れたりするんです。この写真、風で尾突が平行に流れた瞬間を狙って撮りました。尾突が決まってお気に入りの1枚です。

06090202.jpg 今度は、相変わらず飽きもせずに「翅表と翅裏を同時に」っていう私好みの絵です。やはりワンツを撮るときには、後翅裏面の4つの黒斑と尾突の付け根の赤橙斑を強調したいもんです。これまた、風で尾突が平行に流れた瞬間を狙って撮りました。あっと言う間に♂の好みの画像を押さえることができたので、♂の追っかけは卒業して、次は♀を探しての撮影です。

06090203.jpg ♀を発見しては逃げられるまで延々と追跡、観察・撮影し、逃げられるとまた♀を探索、の繰り返しです。♀はいずれも食草のある下草の中を飛ぶパターンが多いのですが、時々風に吹かれて舞い上がって視界から消えます。♂がよくやってきて追飛しましたが、いずれも交尾には至りませんでした。もちろん狙っていたのは♀の開翅シーンですが、延々、数時間追いかけ廻して、ただの1度も開きませんでした。(T_T) 食草のシバハギに静止しての翅の擦り合わせシーンを載せておきましょう。昨年、虜になったいわゆる「チラリズム」シーンです。(笑)

06090204.jpg 15mmFisheyeでの生息環境の写真も載せておきましょう。ここは、道路脇の斜面で、こんな感じで、さほど背丈の高くない草地が生息環境になります。画面右下あたりに見えているのが食草のシバハギで、他の植物に紛れながら自生しています。ある程度、人間の手が加わる環境が必要なようで、放っておくと、他の草が茂って、シバハギが自生できなくなってしまいます。

 今回、確認した蝶を列挙しておきますと次のとおりです。キチョウ、ナミアゲハ、アオスジアゲハ、ミカドアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、タテハモドキ、メスアカムラサキ、イチモンジセセリ。シルビアシジミやクロツバメシジミには出会いませんでした。

06090205.jpg 島では民宿的な旅館泊です。当然のことながら、近海で獲れた魚介類をメインにした夕食です。え〜、まぁ、今回の長崎行は撮影よりは、実はこういった食がメインかもしれません。なので、日程や移動時間はお誘いいただいた後輩君の探索活動優先で一任です。じっくり腰を据えて撮影する時間はありませんでしたが、なかなか満足のいく写真が撮れて祝杯ということになりました。

 翌日曜日は、長崎本土を中心に探索活動です。
 さすがに長旅で疲れました。続編「その2」は近日中にUPということで、たまには引っ張ってみましょう。
posted by kenken(管理人) at 23:59| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
九州の今時の旬と言えば、ずばりタイワンツバメシジミですよね。私も会いに行ってきました。可憐な姿はとってもかわいい。

島巡りは楽しい。五島は福岡からですとエアーで人っとびな場所です。日本一汚い?カラスや、迷蝶などもいて、とっても楽しかっただろうと想像できます。

私の船内の過ごし方は、寝てるか、どこかええ環境はないか、陸方面を眺めています。昨日は、クロツにええかも、と言うテラスを船中から見えたので、行ってみたのですが、タイトゴメはあったものの蝶は飛んでいませんでした。これもまたお楽しみです。
Posted by しまびと at 2006年09月04日 19:48
土日の更新無しで他のブログでも見かけなかったので、間違いなく行かれてると思ってました。
毎年きれいな画像を指をくわえて眺めるだけの蝶ですが、来年あたりはこの眼で見たいもんです。(去年も同じ事を言っていたような・・・)
Posted by furu at 2006年09月04日 20:02
そんな遠出をしているとは思いましませんでした(虫好きに常識は通用しないので十分あり得るとおもっていますが)と書きましょう。
九州へ、しかも島でしたか。
でもいい絵が撮れましたね。
もう長いこと会っていないタイツです。
Posted by maeda at 2006年09月04日 20:10
しまびとさん
 おっ、旬の話題に、1番でのご登場、有り難うございます。
 九州の島巡りは初めてだったのですが、しまびとさんの気分が分かりました。近かったら、こりゃ毎週行くやろなぁ〜 ちょっとのめり込みそうですが、1年に1〜2回くらいが限度かな。(笑)
 今回、クロツとシルビアにも会いたかったのですが、風が強くて、タイトゴメとミヤコグサにしか会えませんでした。
 九州本土のワンツはホンマに厳しい状況ですねぇ。「その2」は探索記です。
Posted by kenken(管理人) at 2006年09月04日 20:30
furuさん
 一人で行くには遠いので、いろんな知人に声をかけてあります。今年はもう1回薩摩辺りに行く予定だったのですが、こちらは同行者の都合が付かずに流れそうです。3〜4人ですと、陸送して割り勘するとそこそこの予算で行けますが、やはり遠いですね。今朝(9/4(月))の午前2時に帰宅したので、さすがにキツイです。
Posted by kenken(管理人) at 2006年09月04日 20:34
maedaさん
 ホンマに遠いです。九州本土は、鹿児島など南部はまだしも、北部のワンツは厳しい状況ですねぇ〜
 ある程度、人の手が入っているような環境でないと生息に向かないので、保全するものなかなか難しいですね。
 ♀の開翅が撮れていないので、また行かねばなりませんが、今年はもうちとキツイですね。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2006年09月04日 20:40
このシジミの尾状突起を↑の写真でじっくり眺めると、白・黒のダンダラ模様ですね。やはり南がルーツらしく、細かい所で、外敵をくらます戦略を巡らしていると思いました。Rapalaは白い縁取りの突起で、タイツはダンダラ模様で幻惑の術とは。。。でも♂より♀の突起が短く、アッサリしているのは、この戦略路線からハズレているようで、これまた、不思議です。
おしまいに出てきた光物の刺身、旨いでしょうね。
あ〜食べたくなってきた(^^;;
Posted by fanseab at 2006年09月04日 21:37
新しい車に乗って九州かと思っていましたが、可愛い後輩第3弾でしたか。
風になびかせて尾条突起を伸ばすとはウルトラ技ですね。
1枚1枚を大切にされるkenkenさんらしい撮影法で、数撃ちゃ当たる式の私とはまるっきり違うので、撮影風景を想像しながら写真を見るのが面白いです。
Posted by ダンダラ at 2006年09月04日 22:59
やはり、タイツ、いや失礼ワンツに行かれていたのですね。9割方想像はしていましたが。4人だと割り勘分も少なくなりますし、楽しい旅だったことでしょう。ツバメシジミよりも赤紋が大きくて、可憐でか弱い蝶のようですね。夜の宴会も写真のような豪勢な料理ですと、ついつい芋焼酎を数献されたのでしょうな。次の更新はミカドアゲハの吸蜜個体並びにメスアカ、タテハモドキあたりかしら?
Posted by ノゾピー at 2006年09月04日 23:35
fanseabさん
 こりゃまた細かいところまで見ておられますなぁ・・・ この尾突ねぇ、先端は確かに白ですが、中間は尾突がねじれてダンダラ模様に見えていると思われます。近い内にドアップ写真を載せましょう。
 お終いの刺身は、多分これイサキで、貝はサザエの造りでした。「その2」はもっとすごい「食」が出ますよ。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2006年09月05日 00:11
ダンダラさん
 今回、後輩から「新車、乗りたいなぁ」って囁きがあったのですが、よく考えると、往復で約1,700kmなので、1,000km初回点検のタイミングがないので見送ることにして、後輩の先輩の車(ややこしなぁ)を出してもらいました。(笑)
 昨年の写真、これはというピンの合ったヤツは尾突が曲がっていて萎えた記憶があり、今回は気を使って撮影しました。この時期、なぜか結構風があるんですよねぇ。
Posted by kenken(管理人) at 2006年09月05日 00:18
ノゾピーさん
 まいどです。4人ですと、結局1泊4日で一人\30,000くらいの旅でした。もちろん、ETCの深夜割引とか、通勤割引3回使いとか、駆使しました。(笑)
 見た目はツバメシジミ的ですが、微妙に色が違うのと、おっしゃるとおり赤橙斑の大きさが異なりますね。
 「その2」は・・・むむむ・・・です。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2006年09月05日 00:27
kenkenさんがアングルやポーズまで大切にファインダーを覗いていることが判ります。写真に撮ってから気付くことも多いのですが、ファインダーから覗いた蝶の美しさが写真を辞められない理由ですね。蝶撮り旅のもう一つの楽しみ、土地の上手い料理と酒・・・特に魚は最高ですよね。
Posted by 蝶山人 at 2006年09月05日 08:39
蝶山人さん
 先日は、オオゴマの誤産卵の件、有り難うございました。
 私ね、ほとんど連写は使わずに1枚1枚じっくり撮っていくタイプですね。おっしゃるとおり、ファインダーから見える蝶の姿は格別です。今回も、よくある異常型を1頭見つけましたが、写真のみです。いずれ、表紙の蝶にでもUPしましょう。
 今回は、撮影よりも魚がメインの旅かな。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2006年09月05日 19:18
尾状突起を綺麗に撮るというのを意識したことはないですね。
沖縄でイワカワを撮影するときに、もう少し気にすれば良かったという後悔はあります。(^^;
この蝶は関東からだと遠いですね。いつか会いに行きたいものです。
Posted by BANYAN at 2006年09月05日 20:03
う〜ん、尾状突起の動きにまで神経を届かせられるとは・・・・・・今更ながらに撮影の質の違いを感じさせられました。綺麗な画像にはそれだけの理由があるのですね。改めて感心いたしました。
Posted by nomusan at 2006年09月05日 21:06
BANYANさん
 これはやっぱり元・採集屋の性でしょうか。展翅のときに尾突と触覚を決めるとカッコイイ標本が仕上がるんですよねぇ。
 昨年、結構良い写真が尾突曲がってて萎えたので学習効果があったって訳です。(笑)
 関東からだと遠いですね。飛行機でひとっ飛びしてレンタカーって作戦でしょうか。さすがに陸送はしないでしょう。
Posted by kenken(管理人) at 2006年09月05日 21:41
nomusanさん
 まいどです。今度ね、タイツに会ったらじっくり尾突を見て下さい。なぜかタイツのいるところって微妙な風があって、尾突がよくそよぐんですよねぇ。
 次の機会には、じっくりお目にかかって、一献、いや数献に及びたいものです。
Posted by kenken(管理人) at 2006年09月05日 21:47
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