2006年02月04日

お蔵入り写真シリーズ(7) 「ヒメヒカゲ」

060204h1.jpg060204h2.jpg 本日の土曜日も例によって仕事していまして、昼休みに速攻での更新です。
 前回、クロヒカゲモドキのお蔵入り写真を掲載しましたところ、思いのほか好評でしたので、それに味をしめて続けてヒカゲモノを選んでみました。(笑)

 ヒメヒカゲは翅裏の眼状紋もさることながら、翅表にもなんとも言えない美しさがあります。ついつい派手な蝶に目がいきますが、ムモンアカシジミ、ヒメヒカゲといった無地の翅表の美しさは格別で、逆にそれを忠実に表現するのは結構難しいのです。左の写真は、翅表の色や雰囲気をかなり忠実に表現できています。

 ヒメヒカゲの翅裏の眼状紋は個体によって千変万化です。右の写真は左の写真の個体の翅裏ですが、ちょっと眼状紋が変わっています。通常の個体ですと、眼状紋の中央部は丸い白点なのですが、この個体では、それが少し変形しています。最も大きな中央の眼状紋においては、白い部分があたかもアンドロメダ星雲を連想させるような趣きです。この個体には、勝手に「アンドロメダ」なんて名前を付けて、この日、長時間追跡して、観察、撮影してしまいました。

【撮影データ】CANON EOS Kiss DN + Tamron90mmMacro、2005年6月、兵庫県

 まったく関係のない話しですが、「星雲」という単語から「大マゼラン雲」を連想し、そこから過去の記憶が蘇りました。円谷プロの空想特撮シリーズ「ウルトラセブン」に「盗まれたウルトラアイ」という話しがありまして、「マゼラン星人マヤ」と称する宇宙人(♀?)とダンがテレパシーでお話しするシーン、パチンコ屋がある夜の街をダンが歩くラストシーン、このシーンがたまらなく好きでした。こう言った話題についても、蝶に関連づけてたまに書いてみたいと思っています。
 ちなみに、管理人は、同シリーズの「ウルトラ警備隊西へ(前編)」でウルトラセブンがスーパーロボット・キングジョーに放ったエメリウム光線(通用しなかった)で水面が波立った池の近くに住んでいます。(笑)
posted by kenken(管理人) at 12:30| Comment(20) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ケンケンさんのお蔵入り写真、やはりレベル高すぎです。右の写真の眼状紋内の色彩たまりませんね。やはりマクロレンズを買うべきかと真剣に考えてしまいました。
Posted by ノゾピー at 2006年02月04日 17:39
ノゾピーさん
 まいど、コメントのトップバッター有り難うございます。
 シーズン中は、タイムリーに更新するため、適当に2〜3枚の画像を抽出してUPしています。シーズン・オフに見直してみると、結構いぃ写真が残っているもんです。
 Tamronの90mmマクロは比較的安いし、描写も良くてお奨めです。今お使いのレンズはズーム付きでマクロ時1:2の倍率ですよね。単焦点で1:1の倍率のレンズもなかなかえぇですよ。って、現在、私、コレしか使ってませんが。(^^;
Posted by kenken(管理人) at 2006年02月04日 17:58
確かに、無地の翅表の美しさを撮影するのは難しいでしょうね。
そういえば、そういう蝶の開翅を撮影チャンスはないかもしれません。
大マゼラン雲といえば、ガミラスでしょう。少しですが、世代が違いますねえ。(^^;
Posted by BANYAN at 2006年02月04日 19:09
これがお蔵入り・・・・・。やっぱり私はkenkenさんとは蝶以外の趣味(?)でしかお話しができないように思えてきます(笑)。2回続けて脳みそがとろけそうな画像ばかり、ありがとうございます。この配色は「神の悪戯」としか思えませんね〜・・・。撮影したい蝶のトップクラスの蝶ですぅ〜・・・。
Posted by nomusan at 2006年02月04日 19:35
BANYANさん
 そう、無地の翅表ってなかなかですよ。一度チャレンジしてみて下さいね。
 ガミラス・・・初代ヤマトならば私も守備範囲ですよ〜 最終回の真田さんの冷静なコメントが大好きです。「冥王星で見たガミラスの反射衛星砲にヒントを得て、密かに開発しておいた空間磁力メッキが役にたったよ」ってね。
Posted by kenken(管理人) at 2006年02月04日 20:12
nomusanさん
 そんなこと言わんと、お話ししましょ〜(笑)これまた「お蔵入り」ではなくて「出し惜しみ」ですわぁ。確かに、この配色は絶妙で、それゆえに、ありのままの色を表現するのはホンマに至難の業です。
 え〜、次あたりは脳みそがとろけないように、酒の話題でも書こうかなぁ。
Posted by kenken(管理人) at 2006年02月04日 20:21
無地の翅表に惹かれるところがシブいですね。
やっぱり裏の眼状紋に目が行ってしまいます。

ヒメヒカゲもなかなか稀少種になりました。
少し前にはヒョウモンモドキとセットで観察できるところも結構あったのに・・・。
Posted by 深山葵 at 2006年02月04日 20:23
深山葵さん
 こんばんは。渋めの写真には深山葵さんのコメントが欠かせません。有り難うございます。
 無地の翅表に対する思いって、私の場合、師匠(と勝手に私が呼んでいる)のS氏の影響が大きいですね。最初はなにげなく撮ってみたのですが、ありのままを表現しようと思うと結構ハマる美しさです。
 昔はヒョウモンモドキがいたんだけれど、今はヒメヒカゲだけって湿地に行くと、まだヒメヒカゲは残っていたんだねって涙もんです。
Posted by kenken(管理人) at 2006年02月04日 21:01
ひかげもんの無地の翅表、ビロードのような毛がちらっと見える裏面と上手く表現されていますね。
私もヒメヒカゲの開翅を撮影しましたが、この濃いこげ茶の雰囲気が出ませんでした(^^;
Posted by thecla at 2006年02月04日 22:32
「出し惜しみ」のヒメヒカゲとクロヒカゲモドキの開翅写真を持っているのですが、kenkenさんの写真を見て、「お蔵入り」にランクを下げようかと思いました。(^^;)

キングジョーはカッコ良かったですね〜。
たしか成田さんという造形作家がデザインしていたと思うのですが、3つに分かれる飛行形態が立体作家の発想だなと十数年後に気付きました。
Posted by furu at 2006年02月05日 00:09
theclaさん
 こんばんは。そうそう、このビロード感っていうんでしょうか、これが表現したいんですよね。しかし、なかなか難しいもんです。晴れた日に撮影すると、おっしゃるように茶色の雰囲気がうまく出ずに、黒っぽくなってしまいます。この日は曇りでうまく撮影できたようです。
Posted by kenken(管理人) at 2006年02月05日 00:19
furuさん
 こんばんは。え〜、私の場合は「出し惜しみ」をしているうちに「お蔵入り」になったってところでしょうか。(^^; furuさんのヒカゲモノも見たいなぁ。

 キングジョーはよく出来ていました。タイムスリップグリコでキングジョーとセブンの対決シーンのフィギュアを3個も出しました。(笑)
Posted by kenken(管理人) at 2006年02月05日 00:38
またまた私の好きなヒメヒカゲですね。
ブルメイさんに案内して頂いて、一度だけ(しかも一日だけ)兵庫のヒメヒカゲと遊びました。誰が見つけるのこんなところといった感じの環境でした。
広島では結構探し廻りましたが、極めることが出来ずに転居してしまいました。
少し心残りです。
Posted by maeda at 2006年02月06日 08:45
ピンも良く、色合いも自然で素晴らしいですね。
昨年、ヒョウモンモドキの観察会でヒメヒカゲのポイントにも案内していただきましたが、こちらと違い湿地に低山の湿地に生息していたのが新鮮な驚きでした。
この蝶は、いつも静止しているポーズばかりでなかなか撮影しにくい蝶だと思っていましたが、そう言った観点からの撮影法もあるんですね、勉強になりました。
Posted by ダンダラ at 2006年02月06日 09:36
maedaさん
 北海道のシロオビヒメヒカゲもこんな感じで開翅するのかなぁ。
 私、採集、撮影目的では北海道を訪れていないので、仮に北海道を訪れた際は、シロオビヒメヒカゲやリンゴシジミの写真撮れるだけでも幸せなんですよ〜
Posted by kenken(管理人) at 2006年02月06日 12:42
ダンダラさん
 コメント、有り難うございます。
 私、1年中、あの蝶ってどんな時に開翅するのかしらなんて考えています。(笑)
 確かに、関西・中国地方のヒメヒカゲはそちらとは生息環境がちと違うかな。あの湿地、昔はヒョウモンモドキいてたことを思うと複雑な心境になりますね。うまく増えて、どこかから飛んできて復活するといいのですが。
Posted by kenken(管理人) at 2006年02月06日 12:46
これはレベルが高すぎですね!!表面の微細な凹凸から縁毛まではっきりわかります。
ヒメヒカゲは個体変異が大きいのに驚きます。私のお気に入りは、写真の個体のように白い帯の入った、シロオビのヒメヒカゲ??(まぎらわしい表現です(笑))とか外側の線が紫色の個体です。

ちなみにウルラセブンは社会人になってから、レンタルビデオを借りて全編見直し、最終回でダンがアンヌに自分がウルトラセブンであると告白するシーンで泣きました(笑)。
Posted by ブルメイ at 2006年02月08日 07:01
その二つだけで良いのでしたら、一ポイント、1時間で終わるかもしれませんよ。
いつでもどうぞ。
Posted by maeda at 2006年02月08日 07:24
ブルメイさん
 コメント有り難うございます。「レベルが高い」ように見えるのは、カメラとレンズのレベルがちょっといぃせいです。(笑)しかし、ヒメヒカゲは個体変異が多いですね。機会あらば、撮影ご一緒しましょう。
 セブンは全編をDVDレコーダー&プレーヤーに落とし込んでありまして、いつでも見れるようにしています。最終回、えぇですなぁ。今でも見ると泣いてしまいます。バックミュージックのクラシック音楽(シューマンのピアノ協奏曲)も場面にマッチしていますね。
Posted by kenken(管理人) at 2006年02月08日 12:30
maedaさん
 お誘い、有り難うございます。でもね、私、結構時間を使ってしまうんです。「シロオビヒメヒカゲっていつ、どんなふうに開翅するのかしら」「リンゴシジミって日光浴や占有性はどうなのかしら」なんて、ついつい1種あたり2〜3時間観察してしまうのです。蝶と一緒にいられるだけで幸せな私なんです。クロヒカゲモドキなんか、2時間くらい静止している個体を開翅しないかなってじっと見守ってたこともあるんですよ。この時は開翅せず、涙でした。
Posted by kenken(管理人) at 2006年02月08日 12:37
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