2006年01月04日

越冬態2例

060104u.jpg060104f.jpg 管理人は、年始は1月4日までお休みで、1月5日が仕事始めです。ブログに掲載のとおり、ずっと飲んだくれていたので、明日からの仕事に備えて体を動かしておこうと、今日は朝から奈良県北部、京都府南部のフィールドで越冬する蝶たちを探索してきました。
 南向きの斜面のブッシュの中では、ウラギンシジミの成虫が葉の裏に逆さまに静止する体制で越冬していました。(写真左)前脚はたたんでいる感じで、後脚でしっかりつかまっているようです。よくまあこんな体制で落っこちないもんです。
 ナラガシワを調べてみると、休眠芽や枝にZephyrusの越冬卵を確認することができました。(写真右)ルーペで確認したところ、いずれもFavoniusのウラジロミドリシジミで間違いないようです。本種は、枝の分岐部に産卵する例が多いのですが、休眠芽にもときどき産卵します。この地域では、休眠芽に産卵する競争相手(例:ジョウザンミドリシジミ)がいないので、勝手きままに好きな部位に産卵できると推測しています。
posted by kenken(管理人) at 23:59| Comment(12) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こちらでもカシワの休眠芽や枝にウラジロが産卵しています。
芽はウラミスジと競合するのですが、カシワの量も多いので関係ないみたいです。ウラジロとウラミスジと同時産卵の芽はまれです。
Posted by maeda at 2006年01月05日 06:50
maedaさん
 おはようございます。ウラジロは結構、きまぐれな産卵ですね。
 ウラミスジとウラジロは仲が良いのかも。そちらはZephyrusの量も、カシワの量も豊富でしょうから。ところで、そちらのウラミスジはSignataですよね。あこがれです。
Posted by kenken(管理人) at 2006年01月05日 07:34
ウラギンシジミ、越冬個体の雰囲気がでてますね〜・・・。先日見かけたウラギンシジミも枝を結構揺らしても動きませんでした。
Posted by nomusan at 2006年01月05日 22:10
nomusanさん
 コメント、有り難うございます。越冬している環境を広角で撮ろうと思ったのですが、茂みの中で、周囲の枝葉をかき分けないと写せないようなところで、そーっとカメラを潜らせて接写しました。そう、その際、結構、止まっている枝葉を揺らしてしまったけど、しっかり掴っていましたね。
Posted by kenken(管理人) at 2006年01月05日 23:11
kenkenさんこんばんは。九州のウラジロもかってきままですが、同様に枝に産むことが多いみたいです。競合相手の有り無しで産卵位置が変わるってとても面白いと思います。
今年もよろしくお願いします。
Posted by しまびと at 2006年01月06日 19:04
しまびとさん、こんばんは。
 九州はジョウザンミドリがいないので、エゾミドリなんかも休眠芽に良く産卵するようですね。以前に、三重県でジョウザン初記録を出してやろうとミズナラの休眠芽を探してFavo卵を得たところ、すべてエゾだったということもありました。信州だとあり得ない光景です。
 今年もよろしくお願いします。
Posted by kenken(管理人) at 2006年01月06日 22:15
やっぱりチョウのショットが一番しっくり来ますね。
早々とフィールドへ出かけられた由。
一月にゼフの名を聞くとそれだけでも初夏の気分に・・・。

だいぶ体調も戻って来たので暖かくなったらギフからキベリまでできるだけ多くのフィールドを訪れたいと思います。
Posted by 深山葵 at 2006年01月07日 09:29
深山葵さん、おはようございます。
 やはり蝶ですね。どうも、シーズン・オフは、酒などに話題がふらついて申し訳ありません。(^^;;
 フィールドにお出かけになると、よりいっそう元気が出ると思いますよ。いつか、どこかのフィールドでお会いできますことを楽しみにしています。

 今日も越冬態撮影に出かけようかと思っていましたが、朝からひどい雪で見送りです。今も、京都は深々と雪が降っています。
Posted by kenken(管理人) at 2006年01月07日 10:18
こんにちは
ウラギンシジミ、ギラギラという感じが良く出ていて良いですね。
越冬成虫と越冬卵と冬の生態がばっちりですね。
Posted by ダンダラ at 2006年01月07日 11:12
ダンダラさん、こんにちは。
 寒いフィールドでしたが、思いがけずウラギンを発見することができ、成虫の画像がゲットできました。蝶には冬を越すのにいろんな戦略があって、興味深いです。
Posted by kenken(管理人) at 2006年01月07日 13:08
いよいよ始動されましたね。
ナラガシワ、ウラジロミドリとも、関東地方ではあまりなじみがなく興味をそそられます。
田中蕃氏著の『森の蝶・ゼフィルス』の一コマに、能勢地方のヒロオビミドリとこのウラジロが記されていたのを思い出して、この本をあらためて紐解いてしまいました。
Posted by 霧島緑 at 2006年01月08日 12:47
霧島緑さん
 はいな、霧島緑さんのゼフ卵の画像に刺激されて、ついつい寒いなかを出かけてしまいました。やはりフィールドはいいですねぇ。ウラジロはカシワにもナラガシワにも産卵しますが、ヒロオビはナラガシワのみです。能勢地方では、大阪・兵庫の県境にある三草山が有名で、「三草山ゼフィルスの森保全活動」も行われています。私も学生時代はよくこの山を訪れました。
Posted by kenken(管理人) at 2006年01月08日 19:59
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