ここ数年、撮影に出ると年に数回、異常型に遭遇する機会に恵まれております。今シーズンは春先に
ツマキチョウの異常型(同列転換)に遭遇しましたが、今回は今シーズン2例目でございます。


シジミチョウ科の蝶に散見される異常型で、後翅裏の黒斑が流れたようになっております。そう言うと、昨年も同じような
黒斑流れのヒメシジミに出逢ったなぁ〜なんて思い出しながら撮影しておりました。
しかしながら、賢明な読者の皆さんはお分りのとおり、この個体、ヒメシジミではないんですよね。


「ヒメシジミではない」ことがお分りいただけますよう、同じカメラアングルでの開翅時の1枚を追加しておきましょう。
久しぶりに書きますが、マイ好みの「翅表と翅裏を同時に表現した」1枚でございまして、翅裏の紋流れもきちんと描写すべく、弱ぁ〜くストロボ焚いております。この日の長野県は、明るい曇りの撮影日和で、とても良い発色でございます。


同一個体の翅表のブルーを余すところなく表現できた1枚がこれ。はい、縦位置写真なのは、これまた書きますが、心のゆとりの現れでございます。EF100mm F2.8 MACROを装着したEOS80D の描写力は素晴らしいものです。
ところで、2016年4月25日から、長野県全域でアサマシジミは採集禁止になったのですが、まだあまり周知されていないのかな?長野県告示第278号で「長野県希少動植物保護条例」の対象種となったんですよ。知らずに採集に訪れた方に出逢ったら教えてあげましょう。
--------【以下、2017年6月30日追記】--------


Rhetenorさんからコメントいただいたので(<おおきにです)、様々なことが見て取れる吸蜜シーン画像を追加で1枚UPしておきましょう。
上記と同一個体、左後翅裏も対称的に黒斑流れで、左前翅裏も黒斑流れております。歩き回りながら吸蜜して花の裏側に潜り込んでいくので、なかなか撮影難しかったりします。
posted by kenken(管理人) at 00:15|
Comment(6)
|
蝶
|

|