11月の声が聞こえる直前、やや時期遅れの感は否めないものの、本州では最も遅くまで新鮮な個体が見られるであろう紀伊半島でシルビアシジミの青♀を狙ってみることに。前出記事の曇天下でのサツマシジミのブルーの発色の良さに味を占めて、「午前中は雲り、午後から晴れ間が広がるでしょう」との天気予報のこの日に遠征することにしました。


曇天で北風があってやや肌寒く、9:30過ぎからウラナミシジミなどが飛ぶようになり、ようやく目標の被写体を発見。羽化直ではないものの、そこそこ縁毛も揃っている青♀で被写体として充分に堪える個体♪


時おりコセンダングサで吸蜜。気温が低いせいか、吸蜜中(見にくいけど口吻写ってます)もずっと開きっぱなしで、翅裏がなかなか上手く撮れないという妙な状況でございました。


心にゆとりのある時に登場する縦位置写真。秋枯れの茶色っぽい背景がごちゃつくものの、ミヤコグサを背景に入れると絵が引き締まるような気がするのは蝶屋の証かな。
被写体をできるだけ綺麗に撮ってあげたい・・・上の写真もそうですが、左翅の縁毛に若干の欠落があるものの、その部分は目立たないようにぼかして撮影しております。


翅裏がどんなお顔なのかを撮りたくて頑張って追いかけていたところ、産卵シーンで撮らせてくれました。
昼過ぎになると天気予報どおり晴れとなり、撮影は切り上げて・・・


午後、新たな撮影ポイントを探索した後、遅めの昼食に通りすがりの大衆食堂で和歌山ラーメンを注文。うん、お味はGOODなるも、700円はちと高いような・・・650円ならリピートするかな。
前夜の妻な人からの「どこ行くの?」の問いには、ひと言「梅干し」と返事しての遠征でございます。


お土産に、現地の専門店で多数試食した中から塩分5%のはちみつ漬けの梅干しを選択。こいつ、妻な人になかなか好評でございました。この日の走行距離436km。おそらく今シーズン最後の蝶撮影遠征。
posted by kenken(管理人) at 20:45|
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