現在、9月29日の夜でございます。明9月30日は紀伊半島に探索/撮影遠征しようと考えておりましたが、どう考えても台風の影響で無理ですな・・・延期することにしました。という訳で、ちょっと時間にゆとりができたので、
以前予告していた記事を忘れないうちに書いておきましょう。
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Zephyrusの開翅シーンは、かなり計画的に撮れるのですが、ムモンアカシジミの開翅はそうはいきません。そもそもムモンアカシジミはどんな時に開翅するのか・・・長野県の複数の生息地で気長に観察してみました。
◆8月4日、白馬村、晴れ、最高気温31度。

♂は、活動時間帯に地上高約7mの葉上で開翅しておりました。 写真は、低い位置に降りてきた♀で、カメラをセットして待ちましたが、翅の擦り合わせ行動はするものの、開翅せずにいきなり飛びました。
◆8月5日、岡谷市、晴れ、最高気温32度。


木陰の下草に避暑に降りている個体は、翅のすり合わせ行動はするものの、さっぱり開きません。活動時刻になると、いきなり樹上へ上がりました。

この日は、産卵行動をじっくり観察することができました。クサアリのいるコナラの高い位置から、幹にまとわりつくように飛びながら低い位置に降りてきての産卵シーンです。1卵ずつの産付でした。

上の写真とは別の♀です。産卵が終わると、付近の下草で休憩し、やがてほんの少し開翅してから、樹上に上がっていきました。
◆8月11日、白馬村、曇り、一時にわか雨、のち晴れ、最高気温27度。

♂は、活動時間帯に地上高約7mの葉上で開翅しておりました。

活動時間帯、低い位置に降りてきた♀を観察していると、翅の擦り合わせ行動はするものの開翅せず、吸蜜行動に移行しました。

おきまりの 15mm Fisheye での広角大画像も1枚掲載しておきましょう。上の写真と同一シーンです。
ムモンアカシジミ、開翅条件を確定できませんが、開翅することは分っています。アカシジミ、開翅シーンを写真で拝見したことがあります。現在、私が最も知りたいこと・・・ウラナミアカシジミも90度以上の大開翅するんやろか・・・ご覧になった方がおられましたら、コメントいただけると嬉しゅうございます。
posted by kenken(管理人) at 22:33|
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蝶
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