2011年07月20日

続・地元・京滋の蝶(2011年7月16・17日)

 当ブログ名「My Favorite Butterflies of Japan」の由来について書かせていただきます。
 お気づきと思いますが、当ブログは、撮影種類数を増やすことを目指しているのではなくて、お気に入りの蝶に特化して、その美しさを惹き出そうというコンセプトで開設しています。なので、「My Favorite Butterflies」なんです。また、管理人は、「迷蝶」にはほとんど興味が湧きませず、土着種をメインに撮るので、「of Japan」であって、「in Japan」ではないのです。(タッパンルリが土着種だったら、たまらなく撮りたい・・・)最後に、管理人は、John Coltrane が大好きでしてね、彼の作品の中でも「My Favorite Things」で奏でるソプラノ・サックスは傑作中の傑作だと感じています。で、その曲名もヒントにさせていただきました。
 Coltrane の命日は7月17日でして、京都・祇園祭ではハイライトの山鉾巡行の日だったりもする由緒正しい日であります。Coltrane は多くの作品を残しており、没後40年以上経過した現在でも未発表テープが発掘され、新譜として発表される状況です。管理人も、諸般の事情で、当ブログでは公開できない極めつけの生態写真を多数残しておりますが、どうなることやら・・・という訳で、突然ですが、由緒正しい7月17日に撮った写真を掲載するにあたり、書かせていただきました。
 前置きが長くなりましたが、「My Favorite Butterflies of 滋賀県」の2種でございます。

11071617sgc.jpg スジグロチャバネセセリ、こいつをそれらしく撮るには、縁毛が翅裏と同じ褐色で白ではないことを強調しなければなりません。びっしりそろった縁毛とこの前肢を上げた緊張感のあるテリスタイル、最高ですわ。

11071617ur1.jpg 2年ぶりかな、久々に生息地を訪れてみたウラナミジャノメ。滋賀県の個体群は年1化でございます。ん!葉上の水分に口吻伸ばしてますね。

11071617ur2.jpg この、シダ葉上に静止している雰囲気を表現したくてね。およそ蝶などいないような荒涼とした環境に生息していて、いつ見ても感動します。

11071617ur3.jpg 同じような写真ばかり3枚掲載していますが、不思議なもんで、後翅裏の眼状紋の形が微妙に異なっていて、個体を識別することができるんですね。

 この2種、滋賀県では、そう簡単には撮られへんのよぉ〜
posted by kenken(管理人) at 17:30| Comment(30) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月18日

地元・京滋の蝶(2011年7月16・17日)

 すんません、「漆黒の翅表・・・」の続編はちょっとおいておきますね。実は、期待外れの結果間違いなしかと・・・(大汗)
 さて、撮影遠征も良いのですが、やはり基本に忠実、に地元・京都、滋賀の蝶もきちんと撮影しておきたくて、7/16、7/17は、それぞれ日帰りで近場をうろついておりました。
 遠征にお誘いいただいた皆さま、同行できませず、すんませんでした。7/16夜はお食事会の先約がございましてね・・・

 そんなこんなで、代わり映えのしない画像で恐縮ですが、地元の蝶を掲載させていただきます。まあ、なんちゅうか、今年も会えたなという「生息確認」でございます。

11071617ohh.jpg やや時期遅れなんですが、オオヒカゲのまあまあ新鮮な個体に出会えました。敏感でね、100mmで狙える範囲に近づこうとするもんなら直ぐに飛び立ちます。薮の中に入る寸前のようなところに静止してくれましたので、遠めから300mmで狙ってみました。薮の中から僅かに見える青空をアクセントに入れて縦位置画像で撮ってみました。これは♀かな?

11071617krm.jpg クロヒカゲモドキ、♀の開翅画像を撮れば「卒業」なんですが、まだ撮れません。この日、♂しか見ませんでしたわぁ〜こちらもやや時期遅れで、綺麗なように見えますが、縁毛が若干欠け始めておりますね。ん、でもね、撮ったことのある方ならきっと分るハズですが、なかなかこんなふうにクリアにフラットには、そう簡単には撮られへん蝶なんですよ。

11071617krh.jpg クロヒカゲモドキは綺麗に撮れるのですが、どうもクロヒカゲはあきません。白い岩に止まると、背景と蝶の両方を表現するのは至難の技・・・いやいや、私の腕が悪いのでしょうね。クロヒカゲ、きちんと撮りたい蝶だったりします。
 え〜、こちら、続編では、滋賀県ではちょっとレアな蝶2種の生息確認もしてきましたので、またお目にかけますね。【続く】
posted by kenken(管理人) at 18:18| Comment(6) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月14日

漆黒の翅表の誘い(2011年7月8-10日)

 前回記事では、いきなり色彩豊かなオオウラギンヒョウモンやオオムラサキなんぞが出てまいりましたが、今回の熊本遠征の目的は彼らではございません。
 はい、今回の遠征の目的は、ずばり!「ゴイシツバメシジミ♀の漆黒な翅表を撮影すること」でございます。そもそも、意図的に♀に出会うにはどうすれば良いのか・・・♀は開翅するのか・・・そのあたりを知りたくて、まずは現地で、撮影に役立つ客観的事実の収集でございます。

 地表に降りて吸水するのは♂のみです。♀は見ませんなぁ。吸水地で待っている限り、♀に出会うことはなさそうです。今回は♀狙いで遠征しているので、♂の鮮度は、まあまあ〜スレでございまして、漆黒の翅表には全ての個体で瑕がありました。僅かであっても漆黒がゆえに翅表に瑕があると目立ってしまいます。♂の開翅写真は、どうも撮る気が失せてしまいます。

11070810-k1.jpg11070810-k2.jpg ♂の吸水写真の山を築いても仕方ないので、♂は個体識別のために翅裏を撮ったらそれで終了です。(ピカピカの♂に遭遇したら時間をかけて翅表を狙うのですが、悲しいかな・・・)本種は、個体によって微妙に碁石状の斑紋の配置が異なるので、個体識別は容易です。この2写真は、明らかに別個体であることが分かりますね。

11070810-k3.jpg とは言うものの、吸水時のポンピング行動については気合を入れて撮りました!腹部末端から水滴が排泄される間隔は約30秒で、じわぁ〜っと水滴が膨れるのではなくて、いきなりポタっと落ちるので、意外と水滴を表現するのは難しかったりします。

 さて、今回の遠征の成果の1つは、♂が占有行動をする(テリを張る)場面を観察できたことでございます。

11070810-t1.jpg11070810-t2.jpg 大木に着床する植物の葉や大木の樹幹でテリを張っておりました。テリ張りと判断した理由は次のとおりでございます。
・半開翅で緊張感のあるお顔で、必ず、高所から下を見下ろすような感じで静止しておりました。
・手で追い払ってみても、ほぼ同じ位置に戻ってまいりました。
・通りすがりのルリタテハにスクランブルをかけて、元の位置に戻るという勇敢なシーンも拝ませていただきました。
 ♂の活動のメインは、なんといっても探雌行動です。テリを張るということは、そこに♀がやってくるからに違いないと考えて、待ってみることにいたしました。するとね・・・【続く】
posted by kenken(管理人) at 17:11| Comment(10) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月12日

探索疲れを癒しに・・・(2011年7月8-10日)

 6月後半は更新が途絶えておりました。
 書くことがないというか、書けないことがあるというか、様々でございます。ズバリ、三重県、奈良県でキマリンの探索をやっていたのですが、テリ待ちの場所選定が難しいですね。1日にせいぜい2箇所くらいしか回れませんし・・・
・・・ってなことで、7月になって、探索疲れを癒すために、確実に生息する種で、撮り残しのある画像をきちんと撮ろうと、久々に年休など取得して、熊本県をうろついてまいりました。

110710-345.jpg まずは前回(2009年7月でざいます)、お天気と強い風に泣かされて良い画像が得られませんでしたオオウラギンヒョウモン♀の吸蜜画像でございます。鮮度の良いアザミと活き活きした蝶の姿を撮りたいもんですね。まずは私好みの翅表と翅裏を同時に表現した吸蜜シーンでございますよ。ハート型の紋がえぇもんです。

110710-355.jpg 4翅表も同時に表現したいですね。今回は前方上側から狙ってみました。うん、♀の吸蜜は、これで卒業してもえぇのかな。次回は、鮮度の良い♂の時期に訪れることにいたしましょう。

110708-006.jpg 緑とオレンジばかりの画像ですと、目が疲れますなぁ〜 目の休憩に、紫とグレー系統の画像を最後に1枚入れておきますね。前日の大雨の影響で思わぬところでオオムラサキが吸水しておりました、「儲けもん画像」でございます。【続く】
posted by kenken(管理人) at 12:20| Comment(25) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

2011年7月10日(日) 夏のチョウ観察会のご案内

◆7月10日まで、本記事がトップになります。
 最新記事は、ひとつ下↓をご覧になって下さい

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110614us.jpg 「兵庫ウスイロヒョウモンモドキを守る会」からのご案内です。
 兵庫県の夏の草原にチョウの観察にでかけてみませんか。この季節、ウスイロヒョウモンモドキも飛んでいます。

●主 催:兵庫ウスイロヒョウモンモドキを守る会
●協 力:養父市・やぶ市観光協会氷ノ山鉢伏支部・小代観光協会
●問合先:兵庫ウスイロヒョウモンモドキを守る会事務局
    TEL:080-5719-6937

・参加希望者は必要事項をお書きの上、FAXでお申し込み下さい。
・必要事項とFAX用紙、詳しい案内は、ここをクリック
    申込先FAX:079-667-3159
・参加票は発行しませんので、当日集合場所へお越し下さい。

■集合場所:兵庫県養父市 ハチ高原交流促進センター
■集合日時:7月10日(日)10:00
■持ち物:弁当・飲み物・帽子
※雨天は中止です。
※前日及び当日、開催の有無を以下によりご確認いただけます。
連絡先:ハチ高原交流促進センター(TEL:079-667-8331)
時間帯:7月9日(土)16:00〜17:00、7月10日(日)8:30〜

以上
----------以下、管理人より補足です。----------
◆2006年7月より、ウスイロヒョウモンモドキは、自然公園法による「指定動物」となり、当地ハチ高原一帯を含めて、氷ノ山後山那岐山国定公園において採集禁止となっております。

◆管理人も、兵庫ウスイロヒョウモンモドキを守る会のメンバーの1人です。会では、草刈りなど生息地の環境維持活動も行っています。蝶類の保全は、環境維持活動と捕獲規制の両方の取り組みがなされてこそ、その効果があがります。

posted by kenken(管理人) at 00:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする