2010年12月29日

CANON EF300mm F4 IS レンズ

 1つ前の記事のコメントで、M林さんから、CANON EF300mm F4 IS レンズの使用感についてのご質問がありました。ちょうど年末の適期?でもあるので、「今年の思い出のショット」ってな感じで、題記レンズの使用感をお話しするのに適した1枚を探してみました。ノートリミングで、いつもより大きめの画像(1156×770)のUPでございますよ。

101229-0613.jpgカメラ機種名:CANON EOS 30D、撮影モード:絞り優先AE、シャッター速度:1/200、絞り数値:6.3、測光方式:評価測光、露出補正:-2/3、ISO感度:400、外付ストロボ:発光、調光補正:0、AFモード:ワンショットAF

 写真としては、蝶のお顔が花に埋もれたり、手前の葉が遮っていたりでB級の作品ですが、レンズの使用感を感じ取っていただくには、うってつけの1枚でしょう。
 薄暗い林内のウツギの花に吸蜜に訪れたベニモンカラスシジミ、蝶までの距離は3mほどあったでしょうか、直立不動の体勢で三脚なしの手持ちでの撮影です。こんな条件でも、なんともシャープで、とっても臨場感のある画像です。このレンズを持っていて良かった・・・と体感した1枚であります。
 このレンズ、デジタル一眼カメラ中級機のボディ1台以上の価格ですが、蝶を被写体に望遠マクロ的画像を撮影するのなら、買って絶対に損のない傑作のレンズですね。(私は、CANONさんの回し者ではありません。念のため)
posted by kenken(管理人) at 01:20| Comment(12) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月22日

お盆のkenken(2010年8月13日)(その2)

 樹上にオレンジ色の蝶影が・・・300mmで覗くと・・・

101219-2.jpg はい、ミドリヒョウモンの破損個体でございました。その後、付近を探索し続けましたが、オレンジ色の蝶は、ひたすらミドリヒョウモンでございました。

 ところで、この白い花のツル性植物なんですが、なんという名前なのか、ご存じの方がおられましたら、是非、教えて下さいな。

101219-1.jpg と、申しますのは、このツル性植物ですが、実は、同じものを約10日前に長野県でも見かけたのですが、そこではこんなシーンが、思いのほか簡単に見られたのでした。

 シジミがだめでもセセリという保険があるわな・・・と探索を継続しましたが・・・
 
101219-3.jpg 見かけるセセリはこんな種類ばかりで、でっぷりとした胴体のセセリにはお目にかかることができませんでした。
 う〜ん、紀伊半島、手強し!でございます。

 夕方になって、この日の探索を切り上げ、帰路に就いて走っておりましたところ、こんな環境のところに差しかかりました。

101219-4.jpg101219-5.jpg この環境、どこかで見たことがあるような・・・そう、本年6月に愛知県で見た環境とそっくりでした。えぇ感じのクヌギの大木がありましてね、クロミドリシジミの匂いがプンプンしておりました。紀伊半島での記録は、今のところありませんが、私ね、おる!と直感しました。少なくとも、オレンジのシジミよりは可能性が高いように思います。ここはN県Y野郡でございます。

 今回の紀伊半島探索、オレンジのシジミとでっぷりした胴体のセセリについては、標高1,100m付近を中心に探索しました。次に探索するなら、もう少し標高を下げたほうが良いように感じております。
 クロミドリシジミ、こいつは、6月の早朝に訪れてみるしかありませんな・・・
posted by kenken(管理人) at 19:18| Comment(27) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月17日

お盆のkenken(2010年8月13日)(その1)

 しばらく活動休止しているうちに冬になってしまい、最近のトピックスでは書くことがありません。なので、「お盆のkenken」と題して、8/13の活動について書いてみましょう。
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 過去にその蝶を目撃・撮影した経験から、新撮影地を探索するには・・・標高は800m以上はある場所が良いでしょう。冬には雪景色になる場所が良いでしょう。耕作地、伐採地、キャンプ場、スキー場、開けた林道など人為的空間がある場所が良いでしょう。・・・といった条件で紀伊半島の地図を見ていると、結構、いろんな候補地があるんですわ。
 この日は、W山を訪れてみました。このお山、頂上は標高1,200m超なので、探索対象の山麓でも800mは充分にあるでしょうし、スキー場もある(あった?)ようで、申し分のない環境でございます。

101217-1.jpg 現地に到着してみると、地形図やネット上の画像から推測していたとおり落葉広葉樹の多い環境で、林道もえぇ雰囲気でございます。

101217-3.jpg 美味しそうな?ミズナラも自生しております。まずは、午前中がその日の明暗を分ける探索です。ひたすらミズナラを中心に樹幹を見て回ります。

 ここまで書けば、もう賢明な読者の皆さんはお分かりですね。

101217-2.jpg 探しているのはアリさん。このツヤ、これは間違いなくクサアリさんの仲間でございます。群れをなして歩いているんですが、こうやって写真に撮ると1〜2頭しか写りません。アリさんの写真って、結構難しいもんですわ。

101217-4.jpg 妙にとげとげしい幹の木もございまして、葉はこんな感じで、これってハリギリですよね。実は、こいつも探していたりしました。

 紀伊半島の○○○○○シジミに○○○セセリ、「撮ったど〜!」って叫べるんじゃないかと思うと、胸がときめきます。

101217-5.jpg 撮影するなら、吸蜜すべき花がある場所が良いでしょう。吸蜜源は白い花が良いでしょう。こんな感じのえぇ花もアリさんのいるミズナラの近くに見つけました。あとは、その蝶が活動する時間帯を待つばかりです。腹ごしらえをして、300mmの望遠レンズをセットして待機ですわ。

 いよいよ活動時間帯が近づいてきました。すると、なんと!妄想ではなく、樹上にオレンジ色の蝶影が・・・【続く】
posted by kenken(管理人) at 17:15| Comment(16) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月13日

北限のシルビアシジミ(追補)

 去る10/26に旅立ちました愛猫のシオリ号に対し、お悔やみのメール、メッセージをいただいた皆さま、本当に有り難うございました。改めて、厚く御礼申し上げます。本日12/13が四十九日でございまして、お参りをすませて参りました。そろそろブログも再開して参りましょう。

101213s.jpg 現在、シオリ号は、こんな感じで骨壺に収まって、我が家に存在しておりまして、在りし日のお姿300枚ほどをデジタルフォトフレームでスライドショーしております。来シーズンは、シオリ号も一緒に車に乗せて、フィールドに連れて行ってやりましょう。

----【北限のシルビアシジミ(2010年9月19〜20日(追補))】----

100920sl1.jpg100920sl2.jpg 写真は、9/19に、石川県輪島市で撮影したミヤコグサに産付された卵です。まず、間違いなくシルビアシジミでしょうが、この場所で私は成虫を目撃しておりませず、ひょっとしたらウラナミシジミの可能性も・・・というわけで、確認のため、敢えて持ち帰ることにしました。(容器を用意していなかったので、ペットボトルを利用しました)

 ところが、ご承知のとおり、翌9/20からシオリ号が体調を崩してしまい、卵のことはすっかり忘れておりました。で、シオリ号の体調がやや落ち着いた頃、卵のことを思い出したので、持ち帰ったペットボトルを見てみると、しおれてカビだらけになったミヤコグサの中にシジミチョウ科の1齢幼虫がうごめいておりました。

101002ns.jpg 我が家の近くにはミヤコグサはありませず、仕方なく近くの公園にあるシロツメグサを1齢幼虫の途中から与えたのですが、いずれの幼虫も摂食し、見事に写真のように育ちました。

101213sl3.jpg 10/19には、1頭目のシルビアシジミが羽化したので、裏展翅してみました。ネット上のブログに記事を書いても正式な記録にはなりませんが、次のことは事実としてここに記載しておきます。
◆石川県輪島市のシルビアシジミ、ミヤコグサで喰いつかせた後、1齢幼虫の途中からシロツメグサで良好に飼育できました。

 現在、私は、生態写真をメインに活動していますが、このように、ごく稀に飼育や展翅もいたします。ですが、標本を得るのが目的ではなくて、種の同定や飼育・標本製作の腕が鈍らないように・・・というのがその目的であったりします。なので、この標本、どなたかに謹呈いたしますね。(まだ展翅の腕も衰えてはいないようですわ)

 え〜、とは言っても、生態写真をメインに活動している者として、最後は、2枚の生態写真を掲載しておきましょう。

101213sl4.jpg101213sl5.jpg

 海を背景に蝶の写真を撮るというのは、えぇもんですわ。しかし、水平線を画面に水平に表現するのって、とっても難しいですね。
 この写真、左下の辺りにミヤコグサが見えております。右の写真はね、撮影していると釣り舟が通りすがったので、写し込んでみました。(撮影:2010年9月 石川県志賀町)
posted by kenken(管理人) at 20:54| Comment(23) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする