2010年08月31日

山梨県北杜市に生息するゴマシジミの保全活動への協力のお願い

◆日本チョウ類保全協会 及び 北杜市オオムラサキセンター からの
協力のお願いです。
 8月末まで、本記事がトップになります。
 最新記事は、ひとつ下↓をご覧になって下さい。

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 山梨県茅ヶ岳周辺には、かつてはゴマシジミが広く分布していましたが、近年急速に個体数を減らし、現在でも生息が確認されている場所はごく限られている状況です。
 そこで、この地域のゴマシジミの生息地である山梨県北杜市の2ヵ所(旧明野村で1ヶ所、旧須玉町で1ヶ所)で、2009年よりゴマシジミの生息環境の保全活動が、地元、 北杜市オオムラサキセンター、日本チョウ類保全協会により行われています。

 この保全活動では、ゴマシジミの生息に配慮した環境の維持・管理を行っており、草刈りの際に食草のワレモコウを残すように留意しているほか、寄主アリの調査なども行っています。

 旧明野村の生息地では、地元の財産区管理会が、保全活動地域でのゴマシジミ採集を禁止する旨の看板を設置し、ゴマシジミを守る活動への協力をお願いしております。また、旧須玉町の生息地は、農地でもあり、棚田の畔が崩れやすいこともあるため、採集だけでなく写真撮影なども含め、地元農家の許可なく棚田に立入ることをご遠慮いただいております。(こちらも看板を設置しております)

 おかげさまで、昨年は、ワレモコウの生育状況も良好になり、特に旧須玉町では、活動区域でゴマシジミの産卵も多く観察できました。皆様のご理解・ご協力に厚くお礼申し上げます。

 しかしながら、これらの地域のゴマシジミの発生は、いまだ厳しい状況に変わりはなく、同地域でゴマシジミが将来にわたって見られるよう、保全活動を進めてまいりますので、今後ともご理解・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

 また、保全活動を進めるにあたり、草刈りなどの管理活動にご協力いただけるボランティアを募集しております。本活動にご協力いただける方は、ご連絡をお願いいたします。

NPO法人 日本チョウ類保全協会
〒140−0014 東京都品川区大井1-36-1-301
TEL:080-5127-1696

北杜市オオムラサキセンター
 〒408-0024 山梨県北杜市長坂町富岡2812
TEL:0551-32-6648
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2010年08月25日

木曽路の蝶(その3)(2010年8月8日)

 ここのところ、仕事がメチャ忙しくて休日出勤してたりしましてね、ブログ更新どころか、フィールドに出る間もありません。この週末も仕事・・・
 う〜む、こうなったら、休日出勤の「代休」をたくさん貯めておいて、うだらような暑さが一段落した頃に、九州にでもお出かけして集中的に使おうかしら・・・なんて、よからぬことを考え始めました。
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 さて、2つ前の記事の続きです。

 「ヘリグロチャバネセセリをそれらしく撮る」という「セセリの撮り方シリーズ」を試みたのですが、いかんせん、やっぱし苦手ですわ・・・

100808ssr1.jpg100808ssr2.jpg 同一個体の写真ですが、そもそも、こいつ、ヘリチャかいな?スジチャにも見えてきたし・・・

 ヒメウラナミジャノメ、なんちゅうことはない蝶ですが、よ〜く観察してみると、いろいろ個体変異が気になるものでした。

100808hmj1.jpg なんとなく、翅表の眼状紋が派手な雰囲気の個体でした。追いかけて翅裏を確認しましたが、翅裏の眼状紋は普通っぽい個体でありました。

100808hmj2.jpg なんだか妙な個体に出くわしました。前翅の褄(ツマ)が白っぽい・・・ツマジロヒメウラナミジャノメか?何らかの後天的・物理的影響で鱗粉が剥げたのか?それにしては左右対称やし・・・

100808hmj3.jpg 上と同一個体の翅裏です。左右共に、前翅裏面の褄も、表面と同じところが白っぽくなっておりましてね、やっぱしツマジロヒメウラナミジャノメか?

 はい、これで、「木曽路の蝶」シリーズは終了でございます。
posted by kenken(管理人) at 22:22| Comment(26) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月22日

「1972.3.27 鷹ヶ峰・・・」(2010年8月19日)

1972.3.27 鷹ヶ峰
天気:午前中快晴、午後から少し雲が出る。弱風。気温あまり上がらなかった。AM.9:30 源光庵前につく、PM.3:00 源光庵前に戻る。

[採集]コツバメ1♂、キチョウ1♂、テングチョウ2♀♀・1♂、ルリタテハ1♀、キタテハ1♀、ルリシジミ2♂♂
[目撃]テングチョウ1回、キチョウ数回、ルリシジミ数回(♂)、コツバメ1回、キタテハ多数、ヒオドシチョウ1回

 ギフチョウは、全く目撃せず。
 地元のおばさんにカンアオイの自生している場所を聞き、苦心の結果、やっとみつけることができた。
{ミヤコアオイ 約25株 カギバアオイ(?)約9株、ランヨウアオイ(?)約10株}採集。
 この自生地は、すべてミヤコアオイ、カギバアオイ、ランヨウアオイの3種類が見られた。そして、その数は、ミヤコ>ランヨウ>カギバ であり、ミヤコアオイがほとんどであった。スギ林、スギの幼植木などに群落を形成しており、範囲はともかく、数はあまり多くなく、持ち去られた穴が多く見られた。

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 展示会場を訪れると、出展者ご本人の高校時代の直筆のフィールドノートが展示してありました。上記は、その一部の転記です。(展示会場は「撮影禁止」なようで・・・)ちなみに「鷹ヶ峰」とは、京都市北区の地名です。当時はこんな環境だったのですね。

100819im.jpg はい、複数の知人から今森光彦さんの写真展のチケットをご送付いただいたので、妻と一緒に1回、会社帰りに1回と、じっくり時間をかけて楽しんでまいりました。
(チケットをご送付いただいたRさん、Mさん、有り難うございました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。)

 以前にも書いたかな。私ね、自慢ぢゃありませんが、過去に2回(三重県と兵庫県とで)フィールドで撮影していると、「失礼ですが、今森さんではありませんか?」って人違いで声かけられたことがあります。(笑)
posted by kenken(管理人) at 00:30| Comment(6) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月19日

木曽路の蝶(その2)(2010年8月8日)

 この時期、木曽路といえば、チャマダラセセリ夏型を連想しますが、昨年で撮影は「卒業」しておりまして、メインターゲットではありません。
 この日のメインターゲット、実は、ヤマキチョウでありました。前日にヒメシロチョウの翅表をいとも簡単にゲットしたので、ヤマキチョウもその生態をじっくり観察して翅表ゲットしてやろうともくろんでおりましたが、さっぱり出逢いませんでした。(涙)

 で、今後の撮影に備えて、いろいろ探索しながら、こんな蝶を追いかけておりました。

100808ush1.jpg 実は、狙っておりましたウラギンスヒョウモンの♀。北海道では、まだまだたくさん飛んでおるようですが、最近、地元では減っておりましてねぇ〜きちんと撮っておきたいんですわ。まずは、オオウラギンスジとの違いである前翅裏の白斑列を確認すべく証拠写真です。

100808ush2.jpg いきなり180度超の大開翅です。この日は、まったくV字開翅してくれませず、お気に入りの「翅表と翅裏を同時に」は撮れないまま、樹上へ消えました。その後、探索しましたが、出逢えませんねぇ〜

100808hsm1.jpg100808hsm2.jpg 午後になって、いろいろ探索してみると、いるもんですねぇ〜黒いホシミスジ。一瞬、でかいフタスジやなぁと思いました。過去に生で見たホシミスジの中でも「最黒」のレベルでした。

100808hsm3.jpg 実際に、フタスジも混飛してまして、念のために、きちんと同一個体の翅裏も撮っておきました。ホシミスジとフタスジの自然雑交ってなこともありうりますもんね。

 あと、「セセリの撮り方シリーズ」でのヘリグチャバネセセリとツマジロヒメウラナミジャノメを次回「その3」に掲載予定です。
 「ん?ツマジロヒメウラナミジャノメって、うだらような暑さで書き間違えとるんとちゃうんか」と突っ込みが入りそうですが、おったんですわ、ツマジロヒメウラナミジャノメ。(笑)<続く>
posted by kenken(管理人) at 12:15| Comment(10) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月16日

五山の送り火(2010年8月16日)

 え〜、毎年のことで、特になんちゅうことはないのいですが、ひょっとしたら楽しみにされている方もおられるやもしれませんので、記事をUPしておきましょう。
 8月16日、京の街は、五山の送り火で賑わいます。

100816-1.jpg 自宅から撮った大文字山です。この山、十数年前まではクロシジミが飛び、数年前まではギフチョウが飛んでおりましたが・・・
 100mmISレンズでISO800です。うん、なかなか綺麗に表現できていますね。

100816-2.jpg 自宅から撮った松ヶ崎東山です。「法」の字ですね。この山には、ミズイロオナガ、アカシジミ、ウラミスジシジミなどの平地性のZephyrusが生息しております。

100816-4.jpg ささっと送り火の写真を撮影した後、近所の行きつけの喫茶店に行ってみました。送り火が点火している間は空いていますねぇ〜カキ氷を食しました。宇治氷、なかなかのもんですな。
 五山の送り火が終わると、いよいよ秋の蝶のシーズンです。
posted by kenken(管理人) at 21:30| Comment(14) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月15日

木曽路の蝶(その1)(2010年8月8日)

 1つ前の記事からの続きです。8/7、安曇野でヒメシロチョウの撮影を楽しんだ後、木曽路へ移動し、道の駅で車中泊することにしました。薄暮の中で寝支度をしていると、マイ師匠Sさんが登場されました。この日は朝から木曽路で撮影されていて、同じく車中泊とのこと。さっそく駅の片隅で缶ビール、カップ酒で一献交わしながら蝶撮影談議です。談議中、次のような話になりました。
◆師匠:「今夕、偶然、ムモンアカシジミが低い位置で交尾しているのを見たけど、交尾したまま翌朝まで過ごすのかなぁ?」
◆kenken:「それはないやろ。考えてみなはれ、嫁さんとナニして、そのままの体勢で寝ますかぁ?」
◆師匠:「せやなぁ〜、ほなら、夜が明けたらどうなってるか見に行こか」・・・ってな訳で、8/8早朝、ムモンアカシジミが交尾していた場所を訪れてみました。

100808mma1.jpg 予想どおり交尾が解けた状態で、まだ、そのままの場所にいました。近づくと飛びそうなので、まずは遠めから300mmで撮ったペアの証拠写真がこれです。

100808mma2.jpg 証拠写真撮影後、同シーンで更に接近して上写真の右側の個体を300mmで撮影したのがこれです。新鮮な個体で、後で分かったのですがこちらが♂で、この写真の撮影後、直ぐに樹上に消えました。

100808mma3.jpg 残った♀です。翅をスリスリしながら葉上を歩いたり、ちょっと飛んだりしましたが、しばらくの間は、樹上へ上がらずモデルになってくれました。♂♀の習性の違いを実感しました。前翅裏の「水着の跡」のような白っぽい部分が撮影心をそそりますなぁ。

100808mma5.jpg 「たくさん撮影したので、逃げてもいいから、ぐっと接近してコンデジで撮影しては?」との師匠の言葉に甘えて撮ったのがこれ。発生木と思われるナラ類の大木をバックに入れてみました。
 「尾突の先端の白が揃っている『画竜点睛』ってのはえぇなぁ〜」なんて師匠と顔を見合せておりました。この♀、開翅することはなく、最終的には樹上へと上がっていきました。

 予定外のムモンアカシジミが撮影ができたのはラッキーでした。師匠、ごっつぁんでした!さあ、狙いの蝶の撮影に転戦です。<続く>
posted by kenken(管理人) at 12:15| Comment(10) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月10日

ヒメシロチョウ(2010年8月7日)

 この土・日、実は、某地で某蝶の探索を企てていましたが、あまりの暑さにヤル気を失くしてパス。涼しげな高標高地域へ避暑がてらの撮影に出かけることにしました。
 訪れたのは、安曇野のヒメシロチョウ。実は、背景が緑の夏の写真を撮るのは初めてで、以前から狙っておりました。結構探索に手間取りましたが、ようやく好撮影地にたどり着きました。

100807hms1.jpg まずは基本に忠実に、吸蜜シーンで翅裏をフラットに「純白」を表現してみました。いつも「色つきの蝶」ばかり撮っていますが、モノ・トーンの蝶もえぇですなぁ〜自然光です。

 ヒメシロは開翅して静止することはありません。しかし、夏型を観察・撮影して初めて気づいたのですが、訪花してから吸蜜姿勢を決めるまでのほんの僅かの間にパタパタと翅を開閉します。これなら翅表も撮影できそうです。

100807hms2.jpg100807hms3.jpg 実際に吸蜜姿勢決定までのパタパタ開閉翅を連写すると、なかなか良い感じで翅表を表現することができました。特に、右の写真は、私好みの「翅表と翅裏を同時に表現」できたお気に入りの1枚です。

100807hms4.jpg やがて、1頭の♀を3頭の♂が追飛するというシーンに巡りあったので、飛翔を狙ってみました。うん、これもなかなか面白い写真ですね。翅表も撮れるし。

100807hms5.jpg そうこうするうちに、1♂1♀(当たり前か)の交尾が成立し、残りの2♂はあきらめて飛び去りました。じっくりと交尾シーンで「純白」を表現です。緑と白黒だけの写真、いかがですかな、えぇもんです。

100807hms6.jpg 上の写真とまったく同じ交尾シーン、コンデジで広角表現すると、こんな感じです。

 ヒメシロ撮影は午前中で切り上げ、午後は、今後の撮影行に備えて探索をかけた後、蕎麦&温泉してから木曽路へ移動しました。<続く>
posted by kenken(管理人) at 00:48| Comment(27) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月02日

続・セセリの撮り方考(2010年7月30日)

 最近、うだらような暑さと諸般の事情で、ブログ更新怠っておりまして、すんません。ちょっと何日か分を割愛して、最近の撮影行について書きますね。
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 先週末、突如、某業務が中止になりまして(せっかく色々準備したのに・・・)、怒りの「金曜日休み」にして、ちょっと滋賀県で遊んでまいりました。題して「続・セセリの撮り方考」です。

100730-h1.jpg 一眼デジでは、やはり翅裏をフラットに撮ると見栄えがしますね。100mm Macroで、私好みのF4での撮影でございます。ホソバセセリ、きちんと撮るととってもえぇもんです。

100730-s1.jpg 実は、探しておりましたスジグロチャバネセセリ。信州ではよく出会うのですが、近畿地方で見てみたかったセセリです。縁毛が翅裏のベース色と同じく褐色で、これが識別点と思ってよいのかな。100mm F4ですよ。

100730-s2.jpg 上とまったく同じシーンをコンデジGX-100で表現してみました。ちょっとした森林の中の開けた明るい空間ってことがお分りいただけるかな。

 さて、以前に三重県志摩地方で撮影した写真をご紹介したダイミョウセセリ中間型(関西型/関東型の中間型、私は「タワケ型と呼びたい」)ですが、ここ滋賀県も微妙な地域であります。以下の写真、よ〜く、ご覧下さい。いずれの個体も、ほぼ同じ場所での撮影でございます。100mm F4ですよ。

100730-d1.jpg100730-d2.jpg

100730-d3.jpg 異なる3個体です。ほとんど関東型に近いですが、若干、後翅表に白斑が出ている関東型寄り中間型ってところでしょうか?

100730-d4.jpg うん、これは最も中間型らしい個体ですね。この微妙な後翅表の白斑、いかがでしょうか?この個体は、ちょっと気合を入れて撮りました。180度超開翅する蝶は、カメラを向けた側の翅表(この場合は左翅)全体をフラットに表現すると決まりますね。
 セセリと戯れた1日でございました。やっぱし、100mm MacroはF4がえぇなぁ〜(笑)
posted by kenken(管理人) at 19:50| Comment(14) | カメラ&撮影法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする