2010年06月15日

ベニモンカラスシジミ、撮影と探索の狭間で(2010年6月12日)

 ワールドカップ観戦に忙しく、ブログがなかなか更新できません。既に、リンクしている撮影仲間の記事で、6/12の撮影行の一部は皆さんお察しのことと思いますが、ようやく更新です。
 撮影と探索の狭間で感じたことを忌憚なく書いてみます。
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 6/12、早朝に愛知県のクロミドリシジミの撮影を考えておりましたが、前夜が仕事で遅くなったので見送って、長野県・静岡県のベニモンカラスシジミの探索・撮影からスタートすることにしました。

 まず昨年撮影した長野県のポイントを訪れると、いきなり6人の撮影者に出会いました。うち3人は初対面でご挨拶し、残りの3人は久しぶりの再会でした。なかなか撮影できない蝶ですし、撮影できる可能性の高いポイントに集まる気持ちは、よ〜く理解できます。初撮影種なら、なおさらでしょうし、私も初撮影種ならきっとそうするでしょう。

 撮影の場合は、採集と違って、1頭の蝶がいれば、それを全員で共有することができますし、また、蝶の現れそうなポイントに手分けして張り付いておくと、誰か1人が蝶を発見すると連絡を取り合えるといった利点もあります。

100612-10.jpg これは、Bさんが、葉上に静止しているところを目視で発見し、撮影者全員のカメラに収まった個体です。単純な葉上静止シーンですが、やはり、証拠写真を1枚撮ると、ホッとするのも正直なところですな。

 この日のお天気から考えて、ここに留まっていれば、きっと良い絵が撮れるでしょうが、私は、撮影ポイントに多数の撮影者が集まることに、本能的?に「違和感」を感じ、その場を離れて新撮影ポイントの探索に出かけることにしました。
 初対面の方のうちのお2人も、新撮影ポイントの探索に出かけられたようです。
 結果、3人の方が居残ったようで、これだけの「目」があれば、そこが、その日、どんな状況だったのか後で聞けば分かりますし、それで充分でしょう。

 その後、静岡県を中心に撮影ポイントの探索です。約2時間、斜面を登ったり、谷に下りたり、私にとっては、「アドレナリンが最も良く分泌されるハイな時間」でありました。探索の終わりがけ、帰路につくついでにちょっと立ち寄った場所で、吸蜜個体に遭遇しました。

100612-30.jpg うをっ、この個体、この地域特有の後翅裏面の白線が外側に流れる変異を示しているじゃないですかっ!(野外品で見るのは初めてぢゃっ)尾状突起2本の先端の白も綺麗で、シビれました。100mm Macroで綺麗に描写しておきましょう。ストロボもごく弱めに焚いて、キレのあるえぇ感じの画像で、翅をスリスリしているのが泣かせますな。(貴重な生態写真やし、お気に入り画像なので、ちょっと大きめにUPしとったろっ!)

100612-20.jpg 上と同じシーンです。じっくり吸蜜しているので、コンデジGX-100で接写してみました。自然光なので、これが本来の翅裏の色に近いのではないかな。ああっ、それにしても、眩しい白です。

 この後、帰路途上、最初の撮影ポイントに張り付いていた方々に遭遇し、その後の成果を見せてもらったところ、なんと、そこでも白線流れの個体が撮影されているではありませんか!
 これは推測ですが、白線流れ個体は、やはり低温がその要因のひとつで、今年の天候不順が影響して、その発現確率が高くなっているのでしょう。

 家路につきながらも、岐阜県内のSAで天気予報を見ると、翌6/13は午前中はお天気がもちそうなので予定変更です。このままSAで車中泊して、翌早朝に愛知県のクロミドリシジミの撮影をやって、午後もお天気もちそうなら、ベニモン再訪しようと決めました。(天気予報、明後日6/14から「梅雨入り」とか言うてるし、雨の降らんうちに、とことん撮影しとったろっ!)

【以下、2010-6-15 23:40追記】----------
100612-40.jpg 自然光派の方からコメントいただいたので、デジタル一眼を使用し、自然光で表現した同一シーンの画像を追加しておきますね。やっぱし、これが本来の色表現かな。

posted by kenken(管理人) at 20:15| Comment(42) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする