この時期、多くの知り合いから、いろんな遠征同行のお誘いをいただきます。9/5〜9/6の週末は、結果として、4組の方々からお誘いをいただきました。本当に有り難うございます。
ですが、わが身は1つ・・・最も早くに確定旅程でお誘いいただいた後輩君のお誘いに同行させてもらいました。
お誘いいただいたにも関わらず同行できませんでした残りの3組の方々、改めて、この場を借りて御礼とお詫びを申し上げます。m(_ _)m
これに懲りずに、今後もお誘い下さいね。----
さて、9/5〜9/6の週末、後輩君から受けたのは「土・日で五島列島をワンツ中心に探索します、船を予約しますが、もちろん行きますよね」ってお誘いで、詳細不明のまま即OKの返事をしたのでした。
船やレンタカーの手配後、詳細連絡がありましたが・・・むむっ、7月に熊本県遠征したのと同様、体力の限りを尽くす旅程やな・・・9/4勤務後徹夜で走り、長崎から船に乗って、9/5中通島、9/6福江島で探索・撮影し、徹夜で走って9/7早朝に帰宅し、数時間の仮眠後出勤・・・ってやつです。ですが、今回の遠征は、後輩君とその知人と私の合計3人なので、運転手は豊富ですし、船上では寝ていられるので、ちょっと楽かなって感じです。
私が撮りたいのは、ワンツ♀の開翅画像。旅程からして、9/6の早朝が「勝負」になります。いつも引っぱりますが、今回は結論からまいりましょう。以下、9/6、長崎県・福江島での写真とお話しです。

6:45頃に撮影地に到着、付近をしばらく探索、7:30頃にワンツの新鮮な♀を発見です。7:45には翅の擦り合わせ行動を開始です。縁毛も尾状突起も揃っていて被写体には申し分のない個体です。こいつの開翅撮影を狙ってとことん付き合うことに腹を決め、同行者2人にその旨を伝え、私はその場所に「放置」してもらい、2人は別の場所へと探索に出かけて行きました。

早朝は、飛ばしてもすぐにどこかにとまります。ちょっと追いかけると、撮影し易そうで、安定感のある葉上にとまりました。ここで開翅を待ちましょう。まずは翅裏もフラットに撮っておきました。ん?右後翅の黒点が1つ流れ気味で、赤橙斑の中に銀色の鱗粉が多めに乗った個体ですな。えぇもんです。

同じシーンを広角15mmFisheyeでも撮っておきました。バックに見えているのは人工物の「風車」です。お天気はピーカンですが、まだこの場所には陽はあたっていません。おそらく陽があたり始めると開翅してくれるでしょうが、このピーカンですと、直ぐに活動モードに入って飛翔し始めるので、開翅シーンはそんなに長くは見られないでしょう。


8:30頃、陽があたり始めると、予想どおり「その時」が来ました。見事な開翅です。陽のあたり始めのうちは、じわっと開いて90度の開翅まで披露してくれました。ワンツの♀、後翅表の尾状突起の付け根のオレンジを綺麗に表現したいですね。風による尾状突起の流れ具合も完璧で、ああっ、もう気分は夢心地です。(笑)

陽射しが強くなってくると30度程度の開翅になりました。私好みの翅表と翅裏を同時に写し込んだお気に入りの1枚です。結局、この個体、9:00頃には飛翔モードに入り、飛び去りました。その後、他の♀や♂にも遭遇しましたが、ピーカンのお天気で、もう開翅シーンは披露してくれませんでしたね。
10:30頃、同行者2人が私を「回収」しに戻ってきてくれました。ここで撮影は切り上げて、探索モードに切り替えです。
撮影地を後にして車で移動し始めた直後に、お1人で歩いておられる虫屋さんとすれ違いました。なんと!後で分かったことですが、その虫屋さん、実は、しまびとさんだったのですね。数年前はニアミスでしたが、今回はすれ違いでした。お声をかけられませず、すみませんでした。いつかゆっくりお話しさせて下さいね。【続く】
posted by kenken(管理人) at 21:10|
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蝶
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