2009年06月23日

「画竜点睛」(2009年6月20日)

 まず最初に(何度もコメントしておりますが)、キマダルリツバメは、4本ある尾状突起の先端の白を全て表現して初めて「綺麗に撮った」と言えると考えております!

 さて、前回記事の続きです。兵庫県西端から北部へと、2時間ほどかけて道の駅巡りなどしながら、のんびりドライブです。途中、本格的な雨もありましたが、北部まで移動してみると幸いお天気はえぇようです。
 で、キマリンがテリを張るハズの位置でカメラをセットして待つことにしました。

090620sp-1.jpg090620sp-11.jpg 若干早めの時刻でしたが、雲がかかって陽が翳った瞬間に「初球」が来ました!ピカピカの個体で、これはやったんじゃないかとシャッターを切りましたが、なんと、4本の尾状突起のうちの1本の先端の白が欠けていますね。(涙)

090620sp-3.jpg 「初球」を見送って、別の場所を探索すると、「2球目」が来ました!
 ひゃぁ〜別個体やのに、こいつも4本の尾状突起のうちの1本の先端の白が欠けとるやんか・・・(再涙)
 またしても証拠写真だけ押さえて、別個体を探索です。

090620sp-2.jpg (中略)この日の「ラスト1球」です。ちょいカスレの個体でした。ああっ、もうあかん!この個体も4本の尾状突起のうちの1本の先端の白が欠けています。やがて、辺りは暗くなり、タイムアップとなりました。

「画竜点睛(がりょうてんせい)」って四字熟語を辞書で引くと、次のように書いてあります。
◆意味:事物全体を引き立たせる最後の仕上げ、また事物の眼目(がんもく)となるところをいう。竜を描いて最後の仕上げに睛(ひとみ)をつけるの意。普通は、『画竜点睛を欠く』という形で使い、ほとんど完成しているが、肝心(かんじん)なところが抜けているために、全体がだめになっているという意味で使う。
 なるほど・・・次のように使うようです。
◆例文:素晴らしいキマリンの開翅シーンですが、いずれも4本ある尾状突起の先端の白が全ては揃っておらず、画竜点睛を欠いた絵になってしまいました。

 先日のスクランブル撮影行と合わせて、今シーズン、少なくとも☆個体(○し○やさん流表現)のキマリンをビシッと撮影できる射程内に捉えておりますが、なんと、4本の尾状突起の先端の白が全て揃った個体にはお目にかかれておりません・・・これはきっと、年初に「今年はキマリンをメインで撮るのはやめて・・・」なんて書いたために、キマリン様がすねておられるのでございましょう。
 申し訳ございません、キマリン様!次回以降はメインで撮りに参りますので、何卒ご容赦下さいませ。次に4本の尾状突起の先端の白が全て揃った個体お目にかかった際には、「画竜点睛!」って叫ばせていただきますね。

 兵庫県を縦断すると結構走るもんですね。この日の移動距離441km。ゼフィルス撮影をメインに出かけたハズが、まったく違うものを撮影して帰ってまいりました。【おしまい】
posted by kenken(管理人) at 12:17| Comment(20) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

ゼフィルス撮影のセンスなし・・・(2009年6月20日)

 ちょっと時期遅れかなと思いつつも、ヒロオビ、ウラジロなんぞと遊んでみようと兵庫県西部へ向け出発。う〜ん、しかし、慣れんことはせんほうがえぇねぇ〜ちょっと出発タイム遅れ気味だと、もう中国道が渋滞しとりまして、撮影地に到着するも、既にタイムオーバー。この日は気温が高く、まったく降りてきませんな・・・ゼフィルス撮影のセンスなしです。(笑)
 ここは兵庫県の西端、さて、どうしよう・・・この付近、キマダラモドキ生息しているハズなので探索してみるか・・・って、移動し始めたら・・・

090620sl-1.jpg うをっ、田んぼの土手にミヤコグサ自生していて、シルビアシジミ飛んでるやんかっ!確か、市町村レベルでは記録あるものの、字名レベルでは未記録地のハズ。さっそく生息環境を写し込んで、記録しておきました。

090620sl-2.jpg090620sl-3.jpg 陽がかげると、見事な開翅も披露してくれましたっ!翅裏もちゃんと撮影しておきましょう。
 ってなわけで、思わぬシルビアシジミとの出会いに、結局1時間くらい撮影してしまいました〜
 で、その後、キマダラモドキ探索してみると・・・

090620km2.jpg090620km.jpg おりました、おりました!発生してましたね。こいつは、樹幹に止まったところを撮ると、雰囲気が出ます。
 開翅せんかなぁ〜って追いかけながら撮影してましたが、開きませんねぇ〜
 そうこうしているうちに、だんだんとお天気が悪くなってきて、雨が降りそうな・・・こりゃいかん!

 携帯の天気予報によれば、兵庫県は北へ行けば行くほどお天気マシなようなので、北へ向けて移動しましょう。キマリンのテリタイムには間に合うハズ。結局それか・・・【続く】
posted by kenken(管理人) at 22:55| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月19日

サブ機GX100で撮るキマリン(2009年6月18日)

 この日、たまたま、まったく会議などの予定がない空白の1日ができたので、お休みを取ってみました。先週末、先々週末とベニモン探索にパワーを使い切ってお疲れモードなので、ゆっくり寝ようという魂胆です。(実際、朝はゆっくり寝ました)
 が、しかし、梅雨なのに、とても良いお天気・・・これは動かずにはおれません!

 「今年はキマリンをメインで撮るのはやめて」と申しておりましたが、まったく撮らないのも寂しいので、午後から兵庫県南部へスクランブルをかけて、メイン機のデジ一眼ではなく、サブ機のコンデジRICOH GX100で撮ってみました。

090618sp2.jpg090618sp1.jpg 胸高くらいの位置でのテリ開翅シーン。
 コンデジをそぉ〜っと両手で真上からかぶせるように近づけて、モニターを見ずに、とにかくオートフォーカスで撮影する「ノーモニター撮法」での画像です。

 この日、2頭がテリ争いしていましたが、撮影し易い位置に戻ってくるのは常にこいつでした。悲しいかな、微妙に時期遅れで、やや飛び古して、尾状突起の1本の先の白が欠けていますね。
 テリ争いの場合、新鮮な個体ではなく、飛び古した個体が戻ってきて、つかんなぁ〜って思われることがありませんか?しかし、実は、これは偶然ではなく必然でなのです。テリを張り続けてきた、すなわち以前からそこにいる個体のほうが経験値が高く、テリ争いでは優勢なのです。

 最後に一言、アニメ「ルパン3世」に出てくる「五右衛門」を真似てコメントします。
 「また、キマリンものを撮ってしまった・・・」
posted by kenken(管理人) at 17:22| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月16日

SPINDA No.24 出来!

 え〜、今回は、記事というよりは、広報宣伝でございます。

090616sp.jpg 「京都大学蝶類研究会誌」SPINDA No.24(2009)が発行されました。
 おおっ!222頁の大作です。
 最近の現役メンバーは元気ですねぇ〜充実した記事で、海外採集記も凄いね。
 1冊\2,000(送料別)とのことでございます。
 皆さん、是非、購読してやって下さいませ。

 大阪府箕面市の「滝道昆虫」さんが扱っておられるので、こちらで購入されるのがてっとり早いでしょう。
posted by kenken(管理人) at 22:08| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

ベニモンカラスをビシッと撮る?

 今年の元旦の記事では次のように書いておりました。
 「毎年6月には、時間のある限りこんなキマリン画像を追いかけていましたが、今年はキマリンをメインで撮るのはやめよう、そして、その探索と撮影に費やしたパワーと時間を他種に向けてみよう」と。

 で、6/6、6/7、6/13、6/14は全て、ベニモンカラスシジミの探索と撮影に費やしました。「さすがに撮り屋さんが撮ると、採り屋さんとは違って、ビシッと撮れますね」なんてコメントもらえるとエエ気持ちですやん・・・ということでございます。
 あ〜しかし、このような、ある意味「不純な動機」を心に抱いて活動するとロクなことはありませんな。のべ4日間で探索したのは、長野県、三重県、静岡県で、合計走行距離1,674Km、結果から申し上げますと、2敗2引き分けといったところでした。

 特に、2敗のうちの1敗は、三重県での「コールド負け」で、探索対象地域に訪れるやいなや、鋭利な落石により車の左前後輪2輪が同時にパンク、かつ、携帯電話は完全に圏外ってな状況に陥り(1時間くらい前から電波圏外になってたもんね)、脱出に終日を費やすといった惨憺たるものでした。

090607p1.jpg090607p2.jpg さすがに前後輪がこれでは走れませんな。
(6/7 三重県:あまりに悲惨な画像なので、モノクロにしてあります)脱出劇については、シーズン・オフの話題にでもいたしますが、教訓を2つ。
・落石にはくれぐれも注意しましょう。特にタイヤの側面は弱いもんです。
・携帯電話は、できるだけ通話エリアの広いものを持ちましょう。

 辛うじて、長野県で、「引き分け再試合」に持ち込んだ画像をUPしておきましょう。

090613bn.jpg 画像的には、かなりビシッときたのですが、残念ながら欠け個体でございました。これはこれで、自然な感じで趣深いのですが、シジミチョウ科の場合は、全ての尾状突起の先端を表現したいものですね。(6/13 長野県)

090614bn.jpg う〜む、こちらは尾状突起が2本揃っておりましたが、花の陰に隠れて、撮り逃がしてしまいました〜ですが、やや時期遅れの感が否めませんね。(6/14 長野県)
 これは、来シーズン、再試合ですな。

 ところで、紹介が遅れましたが、先日、マイ師匠のS氏のHPが更新されました。こちらには、「撮り屋さんが撮った、ビシッとした画像」が掲載されているので、お口直しに、ご覧になって下さい。
posted by kenken(管理人) at 20:32| Comment(34) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月05日

日本本土におけるタイワンツバメシジミの新食草

 「タイワンツバメシジミがヒメノハギを食草にしているって報告が『月刊むし』に掲載されてますよ」ってメールを複数の知人からもらいました。で、さっそく月刊むし2009年6月号を購入して読んでみますと、素晴らしい報告でした!
 タイワンツバメシジミがヒメノハギを食草にしていることを、宮崎県下で、産卵シーン、若齢幼虫、終齢幼虫の観察に基いて写真を示しながら報告しているものです。
 そう、ご記憶のある方もおられると思いますが、私は、2007年9月に長崎県下でタイワンツバメシジミがヒメノハギに産卵しようとするシーンを撮影し、かつ、♀のヒメノハギへの執着性を目のあたりにして、本種は間違いなくヒメノハギを食草にしていると考えていました。しかし、実際に産付した卵や幼虫が食しているところまでは確認できておらず、ずっと気になっていたのでした。
 地道な観察と報告をされた宮崎県在住のIさんに、最大限の敬意を表し、2007年9月に撮影した写真を以下に掲載(一部は再掲載)します。
 なんだか、私、肩の荷が降りたような気分で、とても嬉しく感じています。

0905-070901-0.jpg ヒメノハギを訪れたタイワンツバメシジミ♀。
 吸蜜に訪れたものだと思い、吸蜜シーンを撮影しようとカメラを向けたところ、産卵行動をとっていたことが分かった。

0905-070901-2.jpg0905-070901-1.jpg ヒメノハギに産卵しようとするタイワンツバメシジミ♀。おそらく産卵したと思われるが、撮影後かなり時間が経ってからこの写真に気づいたため、卵を確認できていない。

0905-070901-3.jpg 付近に食草のシバハギが自生しているが、ヒメノハギに執着性を示すタイワンツバメシジミ♀。

 報告者のIさんご本人、又は、お知り合いの方、もしこの記事をお読みになったら、是非、一言コメントいただけると、めちゃくちゃ嬉しいです。
posted by kenken(管理人) at 19:20| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

【続】兵庫県・東播磨地方のヒメヒカゲ保全活動にご協力を(2009年5月30日)

◆兵庫県・東播磨地方のヒメヒカゲは、昨2008年より保全活動が始まり、本2009年も地元の保全活動団体による調査が行われています。
 また、主たる生息地には、地権者、行政、地元保全団体の3者連名表記された「昆虫、植物の採集目的での立入禁止」の立看板が立てられています。
 ヒメヒカゲを絶滅させてしまっては蝶愛好家の恥です!皆さまのご協力をお願いいたします。


 さて、5/30に撮影した写真の続きです。まずは、開翅シーンからまいりましょう。

090530h10.jpg090530h05.jpg 同じシーンを左はコンデジ(RICOH GX-100)、右は一眼デジ(CANON 40D)+90mm Macroで撮っております。それぞれのカメラの特性がよく分かる絵です。
 マイ師匠に倣ってコメントします。「新鮮と思って撮ったのだが、茶色一色の蝶は僅かな傷でも目立ってしまう。」

090530h06.jpg 別嬪な♀にも遭遇です。今シーズンから導入しているマクロリングライトを焚いていますが、少し光の当て過ぎかもしれません。まだまだ試し撮りの域を出ませんね。

090530h07.jpg090530h08.jpg 別の♀の閉翅&開翅セット画像も載せておきましょう。この個体が、最も後翅裏の白帯が太かったですね。

 このヒメヒカゲの生息地は「昆虫、植物の採集目的での立入禁止」地でありながら、私が撮影しているヒメヒカゲを、なんと!目の前で採取した輩がいました。
090530h11.jpg あまりに頭に来たので、そいつの「顔写真」をネットに晒しておきましょう。なんという名前の輩なのか、ご存じの方、ご教示下さい。
 まあ、このお方の採取は、生きるためのもので、不法行為ではないので、咎める訳にはまいりませんが。(爆)
posted by kenken(管理人) at 23:17| Comment(20) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする