で、どんな様子か、加古川市、加西市、小野市などを周ってみた。
主たる生息地は、ヒメヒカゲの調査活動が行われていて、地権者、行政、地元保全団体の3者連名表記された「昆虫、植物の採集目的での立入禁止」の立看板が立てられている。
撮影を始めてしばらくすると・・・むむむ・・・ここは採集目的での立入禁止区域なのに、ネットを持った集団がやってきた・・・採集目的なら事情を説明して排除せないかんな・・・と接近すると、ん?なんだか腕章を付けて・・・地元の方々が保全活動の一環で実施中の個体数調査目的のマーキング活動とのことでした。
その熱心な活動に深く御礼申し上げます。

ところが、昼頃に、知らん顔をしながら生息地にやってきて、こっそりネットを出して不法に採集しようとする輩が1名発生・・・こちら、マーキング活動中の保全活動メンバーに発見され、注意を受けて排除されるという一幕もあった。
ああっ、同じ蝶屋として情けない・・・公式な「採集目的での立入禁止」看板のある場所での採集はやめて下さいね。
何よりも、ヒメヒカゲ、環境省レッドリストで「絶滅危惧T類」に格上げで、生息地も減少傾向です。絶滅させてしまっては、蝶愛好家の恥ですぞ!ヒメヒカゲの保全活動に、皆さまのご理解、ご協力、よろしくお願いいたします。
さて、重い話はこれくらいにして、ヒメヒカゲの画像をお目にかけましょう。




左と右の画像をよ〜く見比べて下さいね。同じシーンを左は90mm Macro、右は15mm Fisheyeで撮影しとります。