プログラムは1つ下の記事のとおりですが、特に印象に残ったところをピックアップして紹介しましょう。




◆「シカの影響による環境変化」:これには驚かされました。今まで、そんなに気にしていませんでしたが、深刻な問題です。右上の兵庫県の図、色の濃いところは鹿密度の高いところで、食害の酷さと鹿密度はぴったり一致してましたね。食害の酷いところは、下草が食べつくされて裸地状になるか、鹿の好まない植物(例えば、イワヒメワラビ、ダンドボロギクなど)数種のみが覆い茂る貧粗な植生状況になるかのいずれかなんですね。そこでは、蝶の食草になりそうな植物はまったく見られません。食害地はどんどん広がってきていまして、蝶の生息には大変な脅威です。


お目にかかってご挨拶させていただいた多くの方々にこの場を借りて御礼申し上げます。