2008年08月22日

涼しげな吸水シーン(その2)(2008年8月14日)

 ぐっと涼しくなってきましたね。もう、こんな清涼シーンは不要かもしれませんが、前々々回記事の続編です。
 この日は、近場、奈良県中部を午前中を中心に探索してきたのでした。
 予告していました「異種混合吸水シーン」、スミナガシのお相手は、サカハチチョウ夏型でした。

080814-60.jpg まずは、15mm Fisheyeでの広角画像です。
 あまりになんともない普通のところで吸水しています。ダブル開翅ですが、ナガシは常に全開翅、サカハチはほとんど閉翅してまして、たまに写真のように開翅してくれました。

080814-70.jpg 90mm Macroでも撮っておきました。被写界深度を稼ぐために、やや絞りこんで、サカハチとナガシの両者にピンを合わせて撮りました。ナガシの赤い口吻に興奮です。(笑)

080814-80.jpg やはりこういうシーンは被写界深度の深いコンデジで撮るのが有利です。GX100での画像です。特に、なんという設定もせずに、P(プログラム)モードで普通に撮影しています。コンデジだと液晶モニターを遠めで見ながら、カメラだけを両手でそっと蝶に近づけることができるので、腰を据えて吸水中のナガシはまったく逃げませんでした。
 ちょっと近場を、しかし、なんやかんやで251kmも走って探索した1日。ピカピカのスミナガシ吸水シーンは大収穫でした。【おしまい】

<お詫びと訂正>本記事の「その1」(前々々回記事)で、撮影日を「8月13日」と記載していましたが、「8月14日」の誤りでした。お詫びして訂正します。
posted by kenken(管理人) at 06:45| Comment(24) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月17日

木曽路詣(その2)(2008年8月9・10日)

 前々々回の記事「木曽路詣」の続きです。
 ムモンやゴマのいたフィールドは、8月9日の早朝だけでちゃっちゃと切り上げて、車を飛ばし、お目当ての蝶がいるハズのフィールドへ高速移動しました。
 ズバリ書きます。移動後、8月9日の昼前に到着し、翌8月10日まで探索していたのは、開田高原一帯です。
 今回の木曽路詣のお目当ての蝶、2日目にとうとう出逢うことができました。

080810ch1.jpg チャマダラセセリ夏型。例によって、翅表と翅裏を同時に撮影です。よく見ると、後脚脛部に長毛束がありますね。♂の特徴です。♀を探しているように感じられる飛び方で、時々静止してくれました。

080810ch2.jpg こちらの個体は♀のようです。♂の特徴である後脚脛部の長毛束も認められませんし、明らかに食草を探している雰囲気でした。ずっと追いかけてみたところ・・・

080810ch3.jpg やはり♀でした。下草に隠れていながらも、きちんと食草のミツバツチグリを発見して産卵です。

 さて、こだわりを持って「翅表と翅裏を同時に」撮ったのは良いのですが、「これらの絵は、ホンマに夏型かいな?背景も茶色っぽいし、春の絵とどこが違うの?」なんて突っ込みが入りそうです。って、ことで、夏らしい絵を気合いを入れて撮りました。

080810ch5.jpg 青々と茂る下草上での静止シーン、背景がオールグリーンであることと後翅表面外縁に白斑が出ていないシックな柄であることとが夏型の証明です。
 V字開翅、このアングルから左翅表全体をフラットに撮りました。

080810ch4.jpg しばらくすると、くそ暑い炎天下、見事な180度超の大開翅も披露してくれました。このアングルから右翅表全体をフラットに撮りました。
 前翅前縁が反っている感じで、色が違って見えるので、これは♂でしょう。渾身の力を振り絞って探索・撮影したお気に入りの1枚なので、大きめの画像でUPしておきましょう。

 ところで、ご存じとは思いますが念のために書いておきますと、
 「開田高原のチャマダラセセリ」と「高ボッチ高原のヒメヒカゲ」は、いずれも、「長野県希少野生動植物保護条例」で地域指定された個体群で、許可なく捕獲等を行うことはできません。
 蝶愛好家の皆さん、開田のチャマ、高ボッチのヒメヒカゲ、採らずに撮って愛して下さいね。


 「木曽路詣」の最終編「その3」では、2008年8月9日〜10日の2日間に木曽地方各地で撮った他の蝶をお目にかけましょう。【続く】
posted by kenken(管理人) at 21:35| Comment(22) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月16日

京都・五山の送り火

 8月16日は、恒例の京都・五山の送り火です。毎年のことですが、撮れたて画像を今年もUPしておきましょう。

080816-1.jpg 自宅から早朝に撮った絵です。「妙法」の「法」の字です。薪が積まれていますね。20:10に点火です。
 この山では、アカ、ミズイロオナガ、ウラミスジといったZephyrusを確認しています。

080816-2.jpg080816-3.jpg 点火した瞬間と、完全に着火した出来上がりの画像です。

080816-4.jpg 我が家から南東方向には「大」の字が見えます。大文字山ですね。かつては、ギフチョウやクロシジミの楽園でした。

 送り火が終わると、京都ではぐっと秋が近づきます。これからは、秋の蝶を狙うことになります。
posted by kenken(管理人) at 20:30| Comment(10) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月15日

涼しげな吸水シーン(その1)(2008年8月14日)

 いや、ホンマに暑いですねぇ〜
 前回の「木曽路詣」の続編が残っておりますが、ちょっと涼しげな絵が撮れたので「残暑お見舞い申し上げます」ってことで、お目にかけましょう。
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 この日は、所用で夕刻には自宅に帰ろうと、近場、奈良県中部を午前中を中心に探索してきました。さすがにこの季節、暑さで蝶影は薄いですねぇ〜しかし、えぇ感じの吸水シーンに遭遇できました。

080814-10.jpg スミナガシの吸水シーンです。樹液での吸汁シーンだと、暗い環境でストロボが必要になる場合が多いのですが、吸水シーンだと、ぎりぎり自然光で表現できる明るさなのです。180度超の開翅吸水、このアングルから、90mm Macroで、右翅表をフラットに撮ってみました。

080814-30.jpg080814-20.jpg オオムラサキやコムラサキなどと同様に、この種のメタリックなタテハチョウは、前方斜め上から見下ろす角度で撮ると、翅表の美しさを上手く表現することができます。90mm Macroで、スミナガシの翅表の美しさをありのままに表現できたお気に入りの2枚です。

080814-40.jpg 北京オリンピックで女子柔道の谷本選手が「1本を取る柔道」にこだわって金メダルを獲得されたことに「美」を感じました。私も「翅表と翅裏を同時に撮る写真」にこだわっていこうと考えています。アクセントとなる赤い口吻も上手く表現できました。

080814-50.jpg 翅裏もきちんと撮っておきましょう。この日、吸水中はずっと開翅していて、なかなか翅裏を撮らせてくれませんでした。

 今回は、90mm Macroでの画像ばかりお目にかけましたが、続編では、15mm FisheyeやコンデジGX100での画像をお目にかけましょう。実は、この後、もう1種類の蝶が同じところに吸水に訪れ、異種混合吸水シーンになりました。【続く】
posted by kenken(管理人) at 21:07| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月13日

木曽路詣(その1)(2008年8月9・10日)

 え〜、夏バテ気味で、ブログ更新が遅れがちで、心のままの更新で失礼しとります。なお、夏バテと言っても、フィールド探索/撮影疲れであって、引き籠りではありません!(笑)

 8/9〜8/10と木曽地方各地で探索・撮影してきました。まずは、せっかく木曽地方に来たのだからと、早朝にちらっとお気に入りの蝶のいる既知フィールドに足を延ばしてみました。

080813mm1.jpg ムモンアカシジミのオレンジは心に沁みますねぇ〜眩しい朝日の中、樹上に見えるオレンジは格別のものでした。できるだけ、逆光の朝日の雰囲気を再現しようと、自然光で撮影してみました。300mm ISです。

080813mm2.jpg 近くまで降りてきてくれた個体を90mm Macroで撮影です。朝日の中、順光で撮ると、一段と鮮やかなオレンジですねぇ。クモツキとはまた一味違います。

080813g1.jpg 今回の木曽路詣、ゴマシジミ狙いではないのですが、遭遇すると、ついつい追いかけてしまいます。
 GX100での縦位置広角画像です。
 写真のようなピーカンで、既に気温も高く、まったく開翅の気配はありません。

 ムモンやゴマのフィールドは、早めの時間でちゃっちゃと切り上げて、急いで車を飛ばし、お目当ての蝶がいるハズのフィールドへ高速移動しました。
 移動後、カンカン照りの中を力の続く限り探索しましたが、この日は、お目当ての蝶には出逢えませんでした。とほほ・・・(ううっ、ムモンやゴマに浮気しとったせいか・・・)

080813us1.jpg 探索中、雷雨にみまわれましたが、雨が降り出す直前に、ウラギンスジヒョウモン♀がアザミの葉裏で休憩しているシーンに遭遇し、被写界深度の深いコンデジGX100で、翅表と翅裏を逆さまの体勢でゲットできました。
 前翅裏のウラギンスジらしい白斑を奇麗に表現できたお気に入りの1枚です。

 本当は、8/9、日帰りの予定だったのですが、お目当ての蝶に出逢えなかったので、車中泊して8/10も探索継続してみることに予定変更したのでした。【続く】

 リクエストをいただいたので、コンデジGX100での画像について、撮影データを追記します。(2008-8-14追記)
◆ゴマシジミ:撮影モード:P、マクロ:オン、シャッター速度:1/640、絞り:6.5、露出補正:-0.7、ISO感度:100、ストロボ:非発光
◆ウラギンスジヒョウモン:撮影モード:P、マクロ:オン、シャッター速度:1/73、絞り:3.6、露出補正:-0.7、ISO感度:100、ストロボ:非発光

posted by kenken(管理人) at 23:21| Comment(8) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月06日

忙中閑話2題

 お盆休み前、何かと忙しくしております。忙中閑話2題です。

◆月の沙漠を〜はぁある〜ばるとぉ〜♪
 以前、どこかのHPで見ましたが、「兵庫県民のご当地度チェック」の質問事項に「滝野社インターの目印といえば『ナイル書店』だ」というのがありましたね。
080805n.jpg 7月27日、中国地方の探索・撮影の帰り道、高速料金節約のため一般道を走行して、滝野社インターの近くへ来たので「ナイル書店」を車のウィンドウ越しに撮ってみたら・・・なんと、「テナント募集 貸物件」って貼り紙してあるやんか・・・ううっ、「たいこ弁当 山東店」が閉めた時以上のショック・・・管理人は兵庫県人であります。

◆蝶愛好家の皆さん、ウスイロヒョウモンモドキの保全活動に何卒、ご理解とご協力を!
 一昨年2006年7月より、ウスイロヒョウモンモドキは、自然公園法による「指定動物」となり、兵庫県ハチ高原一帯を含めて、氷ノ山後山那岐山国定公園において採集禁止となりました。7月12日、現地に赴き、捕獲規制の監視活動と発生状況のトランセクト調査を行いました。トランセクト調査とは、決められた一定のルートを歩いて、その範囲で目撃した蝶を記録していく調査方法です。
080712-40D01.jpg080712-40D02.jpg 調査途上、やや黒っぽいヒョウモンを見かけたので、追いかけてみました。ずっと飛翔しているので、15mm Fisheyeで飛翔写真を撮ってみたら、ウラギンヒョウモンの異常型のようです。トランセクト調査途上で約1時間、調査を中断して、みちくさしてしまいました〜(笑)
080712-40D03.jpg080712-40D04.jpg ホンマにこいつウラギンヒョウモンやろな・・・写真を整理してみると、翅裏がちらっと写っているものもありました。やはりウラギンヒョウモンの異常型のようですね。直ぐに見失ってしまって、かなり探索したのですが、多数のウラギンヒョウモンの中に消えてしまいました〜
080712-40D05.jpg ウスイロヒョウモンモドキの飛翔シーンも掲載しておきましょう。
 トランセクト調査、普通に調査すれば約1時間の道のりなのですが、途中でみちくさしたせいで、2時間もかかってしまいました。
posted by kenken(管理人) at 21:12| Comment(24) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月01日

最近のkenken(2008年7月27日・その3)

 今回も、結局3部作になってしまいました。前回の続きで、7/27に中国地方で探索・撮影したホシチャバネセセリ、被写界深度の深い15mm Fisheyeとコンデジ GX100で撮した絵をお目にかけましょう。
 ところで、RICOHのコンデジGX100は、既にGX200という後継機が発売され、在庫処分状態で値段が安くなっています。逆光に対する性能や絵づくりが改善されたとか・・・まあ、我々、素人にはGX100で十分なように感じますが。

◆まずは、15mm Fisheyeでの絵を2枚。

080727-40D02.jpg 開翅シーンを「ノーファインダ撮法」でカメラを真上からかぶせるように近づけて撮りました。前翅表のつけ根部分の茶褐色の鱗粉がとってもえぇです。

080727-40D04.jpg 今度は、カメラだけ両手でそっと近づけて、ファインダー内のフォーカスポイントが合焦して赤く点滅するのを遠めに見ながら撮影です。

◆最後に、コンデジGX100での絵を4枚。

080727-40D03.jpg ご覧のとおりの空模様で、この日は、遠くで雷鳴が聞こえながらも、ずっと明るい曇りでした。直射日光ではないので、かえって良い発色です。これまで撮った中で、最高に格好良く表現できました。

080727-GX01.jpg 曇っていても明るいと、静止してもすぐに開翅するので、なかなか翅裏は撮り難いもんです。微妙な半開翅で翅裏をうまく表現できました。新鮮な個体で、縁毛の美しさに涙ちょちょぎれます。

080727-GX02.jpg これもコンデジならではの被写界深度の深さゆえに翅裏と草原環境をうまく表現できた1枚です。一眼ですと、撮影アングルの確保も困難で、なかなかこうは表現できないもんです。

080727-GX03.jpg 最後に、縦位置広角も1枚お目にかけましょう。
 RICOHのコンデジGX100、在庫処分で3万円台ならば絶対に「買い」の優秀なコンデジだと思います。(私はRICOHの回し者ではありませんが(笑))
 この日の走行距離479km。結構走りましたね。【おしまい】
posted by kenken(管理人) at 20:32| Comment(22) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする