2008年06月23日

続・キマルリ・スクランブル(2008年6月22日)

 この日、京都は朝から雨でしたが、午後になって雨も一息ついたようです。ならばと、京都市内でキマの撮影地開拓にスクランブルかけてみました。

080622-01.jpg 自宅を出ようとしたら、いきなり駐車場横で羽化直のウンモンスズメを発見!キマが撮れなかったときの保険にと撮影しておきました。しかし、まぁ、なんとも緑が奇麗で、えも言われず素適です。こいつね、隠していますが、後翅表の薄紅色がたまらなく良かったりします。このブログ、おかしな方向に行ってしまわないか、少々心配になってきましたね。

 さて、京都市内でキマの開翅シーンを格好良く撮影しようとすると難易度が高くなります。低い位置で開翅すること、採り屋さんのいないことが必要です。
 で、ここにはきっとキマがいて、きっとここでテリ張るやろと以前から気になっていた場所を初めてシーズン中に訪れてみたら、

080622-02.jpg080622-03.jpg 予想どおりの場所でテリを張ってくれました〜撮影好適ポイントの発見です・・・とは言うものの京都市内、所詮は、ふ*み*さんの手のひらで撮影しているのに過ぎないのでございましょう。
 残念ながらこの個体、尾突4本揃ってはいるものの、右外側の尾突先端の白が欠けていました。惜しい!

 お天気悪くなってきて雨が降り出し、テリは15分程度で終了です。

080622-04.jpg ならばと雨中、探索してみたところ、どんなもんです!雨宿り中の個体を目視で発見です。ところで、この個体を見た瞬間、ん?と感じたのですが、これまで京都市内で見たものの中では、かなり黄色い個体です。「ネコ」と言えるかもしれません。ご覧のとおり、小雨が降っていて、葉が雨で濡れています。夕日で黄色く写ったのではございません。
posted by kenken(管理人) at 23:27| Comment(23) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月19日

キマルリ・スクランブル(2008年6月19日)

 本日は、ちょっとした用事を済ませるため、午後半日の有給休暇を取得しておりました。ところが、関係者の都合で用事はキャンセルに。
 う〜ん、どうしよう・・・午前中だけの勤務を終えて帰宅後、14時時点で京都府の天気予報を見ると12-18時の降水確率70%。しかし、雨雲の状況を見ると滋賀県と兵庫県にかかっているものの、京都府内は雨雲の切れ間で、2〜3時間は雨はなさそう・・・気温はやや高めでチャンスあるかもと、京都府内のキマルリ撮影にスクランブルをかけてみました。

080619-1.jpg 自宅から1時間ほどのポイントを訪れると、いました!ちょうど目線の高さのイタドリで新鮮な♂がテリ張りです。90mm Macroで撮ると、ちらっと覗く後翅の瑠璃色がなんともお洒落です。

080619-2.jpg080619-3.jpg いい感じで開翅してくれましたが、目線の高さです。15mm Fisheyeでカメラをプログラムモードに設定して、テリ張り開翅している個体の真上にカメラを両手を伸ばしてそっと持っていき、ノーファインダーでバシャバシャ撮ってみたら、何枚かピントの合った「当たり」がありました。
 お気に入りの画像なので、例によって少し大きめにUPしてあります。
 う〜ん、京都府内にしては、青い個体やなぁ。

 しかし、その後、直ぐに雨粒が落ちてきて、やがて本降りに・・・結局テリ張りは10分ほどでした。まあ、梅雨やし、しゃあ〜ないですな。
 念のために書いておきますが、「仕事をナニした」のではありません。(今回は?)
posted by kenken(管理人) at 23:24| Comment(36) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月16日

「あの蝶」(2008年6月15日)

 前回、哲学の道のホシミスジの話題を書いたところ、「私の大好きな蝶」「桜で発生する蝶」「あのチョウ」「あの蝶」と、なぜか別の蝶についてのコメントをいただきました。(笑)
 6月15日(日)、この日はどんよりした曇りで気温が低く、テリ張りは期待できませんでしたが、しからばと、京都市内で静止している個体を探してみました。「あの蝶」とは、「この蝶」のことでしょうか。(笑)

080615-1.jpg どんなもんです!目視で葉上に静止する個体を発見です。地上約3mくらいの位置で、まずは、遠めから300mmISで証拠写真を押さえておきました。これね、結構見上げながらの撮影ですが、なかなかフラットに撮れました。ん、♀ですね。

080615-2.jpg 暗い樹上に静止していて、まったく飛ぶ気配はありません。これならかなり近寄れるだろうと、必死こきながらもそっと木登りして、15mm Fisheyeで、除々に寄って行き、この画像なんかはレンズの先端から10cm以内という距離での撮影です。(ううっ、ふ○み○さん、一部、文章をパクッてしまいました)

080615-3.jpg 木登りして見守っていると、おおっ!ほんの一瞬ですが、明るくなった瞬間に開翅しました。約30秒くらいの出来事でした。樹上で必死こいて90mm Macroに持ち替えての撮影です。

080615-4.jpg 何度も何度も書きますが、4本の尾状突起の先端の白を全て表現してこそ、この蝶を「美しく撮った」と言えるのではないでしょうか。樹間の木漏れ日を利用しながら、美的に表現してみました。う〜む、曇りの日のほうが色彩を奇麗に表現出来ますね。黒帯の中の銀線も決まりました〜
 お気に入りの画像なので、例によって、大きめにUPしてあります。

 え〜、実は、この画像以外に15mm Fisheyeで撮影した強烈な広角画像が山盛りあるのですが、あまりにも周囲の環境が露わで、諸般の事情から掲載することができません。(爆)
posted by kenken(管理人) at 21:00| Comment(34) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月10日

「哲学の道」(その1)(2008年6月8日)

 6/8(日)はお天気悪そうなので遠征予定はありませんでした。しかし、起きてみると結構マシなお天気・・・お昼前後に京都市左京区内の有名観光地「哲学の道」を歩いてみました。自宅から車なら10分くらいです。
 「哲学の道」とは、東山山麓の若王子橋から銀閣寺橋までの約2kmにわたる疎水べりの小道のことで、「日本の道百選」にも選ばれる散歩道です。近代を代表する哲学者・西田幾多郎がこの道を歩きながら考え事をしたことから、「哲学の道」と呼ばれるようになりました。

080608-1.jpg 疎水にかかる橋から見るとこんな感じ。春は桜の名所ですが、桜と同時に疎水沿いには白いユキヤナギの花が満開になります。小さくて分かり難いですが、写真中央やや右下に何か飛んでいるのが見えますか?

080608-2.jpg はい、ユキヤナギとくれば、こいつ、飛んでいるのはホシミスジです。Neptisでは最もお気に入りの種であります。まずは、好みの「翅表と翅裏を同時に」を半開翅シーンで押さえておきました。

080608-3.jpg 続いて、全開翅シーンです。私が京都市にやってきた1970年代には市内ではホシミスジを見た記憶がないのですが、いつの間にか定着しています。ここの個体群は安定してこのような翅表です。

080608-4.jpg 15mm Fisheyeで静止シーンも押さえておきました。写真下に疎水が流れています。対岸にユキヤナギがあって、その奥は民家で、あらっ、洗濯ものが・・・

 静止シーンの証拠写真はこれくらいで切り上げておいて、次は飛写真で遊んでみましょう。【続く】
posted by kenken(管理人) at 19:45| Comment(26) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月07日

安曇野再訪(その3)(2008年6月1日)

 本日6/7(土)は仕事でした。6月〜7月は、結構、休日出勤多いのです。これらの代休をどこか晴れた平日に・・・ともくろんでいます。
 明日6/8(日)はお天気悪そう・・・この週末は遠征なしやな・・・こんな時は、ブログ仲間の遠征画像を拝見し、遠征気分を楽しみましょう。
----
 前回の続きです。
 午前中にクモツキ、午後にオオルリという贅沢な撮影スケジュールの合間に撮影した蝶たちも紹介しておきますね。

080601-11.jpg クモツキの飛ぶ標高では、ギフチョウ♀を確認しました。その後、スミレにギフチョうらしき蝶影が見えたので走り寄ると今度はキアゲハでした。羽化直の個体がスミレで翅を乾かしている?とは、なんと紛らわしい。これ、やらせではありません。(笑)

080601-12.jpg サカハチチョウはまだ春型ですね。この幾何学的紋様、大好きなんです。「わしゃ、やっぱり、春型がえぇなぁ〜」なんかのTVコマーシャルみたい?

080601-13.jpg080601-14.jpg ウスバシロチョウとコミスジに混じって、ちょっと黒いNeptisが飛んでいたので確認するとフタスジチョウでした。画像を押さえておきましょう。私ね、Neptisでは、群を抜いてホシミスジが好きで、2番目がフタスジなんですわ。

 さて、最後に、もう一度、クモツキの画像をお目にかけましょう。ヤマガラシでの吸蜜シーンです。

080601-15.jpg080601-16.jpg 私ね、正直、クモツキが黄色いヤマガラシで吸蜜するとは思っていなかったので、このシーンに出会った瞬間、激しく心揺さぶられました。大きめの画像でUPしておきましょう。

 バンド撮影に続いての安曇野再訪、総走行距離841km、\156/Lのガソリンで走りきりました。帰路はもちろん?ETC通勤割引3度使い+一般道です。京都に戻るとガソリン\169/Lになってました。【おしまい】
posted by kenken(管理人) at 21:14| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月04日

安曇野再訪(その2)(2008年6月1日)

 オレンジを楽しんだ後、午後からは、こんなブルーを楽しみに行きました。安曇野のオオルリシジミです。

080601-o1.jpg080601-o2.jpg まずは、きちんとマクロで翅裏を押さえておきましょう。

080601-o3.jpg080601-o4.jpg 続いて、翅表のブルーです。太陽が傾き始めているので、色表現がイマイチですね。こりゃ来年、午前中か曇りの日かに、撮り直さんといかんなぁ〜

080601-o5.jpg080601-o6.jpg 食草への執着が強い蝶ですね。クララの茂みでは、こんなシーンが繰り広げられていました。

080601-o7.jpg 交尾ペアーにも遭遇です。クララにとまると、なかなか翅全部を撮らせてくれません。

080601-o8.jpg もう最盛期は過ぎていて、産卵シーンが何度も見られました。

080601-o9.jpg 青空が奇麗なので、クララでの開翅を15mm Fisheyeでも表現してみました。

 ああっ、ブログが毎日更新に・・・【続く】
posted by kenken(管理人) at 22:50| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月03日

SPINDA No.23(2008年)

 京都大学蝶類研究会誌SPINDAの23号(2008年)が発行されました。

080603-s1.jpg 写真左が表紙で、右が裏表紙です。今号から、レイアウトが刷新されて格好いいカラーですね。う〜ん、内容も素晴らしい!むふふ・・・OB特権で、無料で☆冊ゲット♪
 おまけに、編集部直々に我が家まで持参してくれました。(H君、有り難う〜また資金カンパしますね)

080603-s2.jpg いずれ、箕面ネイチャールーム、六本脚、南陽堂ってところで販売されるのでしょうが、「早く読みたいっ」って方は、左のアドレスまで、「住所、氏名、希望冊数」を明記してメールにてお問い合わせ下さい。お値段は前号までと変わらず、1冊\2,000とのこと。

 なお、私、「あること」を心に決めています。誰かがコメント書き込んだら明らかにしましょう。
posted by kenken(管理人) at 20:54| Comment(22) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月02日

安曇野再訪(その1)(2008年6月1日)

 いよいよ近畿地方も梅雨入りしましたね。
 ヒメヒカゲのお話の「その2」がまだですが、話を先に進めましょう。
----
 採ったことはあるけれど、撮ったことはない蝶・・・そんな蝶が何種類もあるのですが、クモマツマキチョウはその代表格です。
 実は、オレンジの撮影に手を出すと、のめり込むこと間違いなしなので、これまでずっと知らないふりをしてきたのですが、20数年ぶりにオレンジに会いにいくことにしてしまいました。
 週末は土曜が雨で日曜のみ晴れという天気予報。土曜日に\156/Lのガソリンでひたすら一般道を移動して高速代を浮かし(しかし、あまりに遠いので、通勤割引1回分だけ高速乗りました)、安曇野泊です。
 明けた日曜日は最高の晴天でした。既に、現地で合流した皆さんのHP等にUPされていることでしょうから、結論から参りましょう。
 マイ師匠(と勝手にお呼びしている)Sさんの「最大の撮影チャンスというものは、えてして、撮影行の最初と最後に突然訪れる」というお教えが役に立ちました。

080601-01.jpg 撮影地に到着するやいなや、いきなり♀の撮影チャンスに遭遇です。バンド撮影での経験を活かし、快晴でしたが、300mmISでISO400の設定で、そのモノトーンな翅表をうまく表現できました。

080601-02.jpg その後、数時間、オレンジは対岸のはるか彼方を飛ぶばかりです。「こりゃ今日は、♀の証拠写真だけで終わりやな」と次のブルー撮影への移動を検討し始めた直後に、オレンジが直ぐ近くに現われました。

080601-03.jpg ミヤマハタザオでの吸蜜という理想的なシーンで、好みの「翅表と翅裏を同時に」をイメージどおり表現できました。前翅表面のオレンジと後翅裏面の唐草紋様を同時に全て写し込みたかったのです。
 とってもお気に入りの写真なので、やや大きめにUPしてあります。

 ご一緒させていただき、何かとお世話になった皆々さまに、改めて、厚く御礼申し上げます。
 あのオレンジ、20数年前の学生時代に初めて見たときよりも、強いインパクトを受けました。

 午後になって、ブルーの撮影に移動です。【続く】
posted by kenken(管理人) at 20:03| Comment(30) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月01日

兵庫県東播磨地域のヒメヒカゲ保全活動への協力要請

◆蝶愛好家の皆さんへの重要なお知らせと協力要請です。

 本2008年より、兵庫県東播磨地域のヒメヒカゲの保全を目的とした生息調査が始まります。ついては、お知らせと協力要請です。

080601hime.jpg ヒメヒカゲは近年全国的に減少している草原性の蝶の一種で、近畿地方でも既に多くの場所で姿を消し、東播磨地域が残された最大の生息地になっていますが、当地においても開発による生息地の消滅や過度の採集により減少傾向にあります。
(写真:ヒメヒカゲ 2007年5月、東播磨地域にて撮影)
 東播磨地域のヒメヒカゲの減少を憂う有志一同が、地元の行政機関と連携し、生息地を抱える地元の集落の皆さんの協力を得ながら調査にあたります。

 調査は、ヒメヒカゲを中心に行いますが、更に広い視点から、生物多様性を示す貴重な湿地・草原環境の残存状況まで調査します。

 ついては、兵庫県東播磨地域にヒメヒカゲの採集・撮影にお越しになる蝶愛好家の皆さんへのお知らせと協力要請です。

◆ヒメヒカゲ保全のための調査にご理解をお願いします。
◆ヒメヒカゲの採集自粛にご協力下さい。
◆一部の生息地においては、地権者了解の下に、既に全ての動植物の採集が禁止されています。採集禁止地での採集は行わないで下さい。


 真の蝶愛好家であれば、「採り屋」であっても、「撮り屋」であっても、ヒメヒカゲの減少に何か手を打たねばならない時期に来ています。

 いなくなる前に手を打たねばなりません。現在、どこにどれくらいの規模の生息地があり、どれくらいの個体数が見られるのかを正確に把握することから全ては始まります。今後、継続的に調査することによって更に精度は高まります。また、行政に対して貴重な種の生息情報を日頃から知らしめておくことで、無謀な開発を計画段階で未然に防ぐことができる可能性もあります。

 蝶愛好家の皆さんの最大限の協力を重ねがさね要請する次第です。
posted by kenken(管理人) at 00:00| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする