2007年04月30日

白馬遠征(その3)

 え〜、長々とひっぱってしまってすんません。張り込みは「吉」と出ました。微妙に陽が傾いた頃、バンドさんが付近のカタクリに吸蜜に訪れました。

070430-05.jpg 吸蜜する姿を見てシビレましたね。ピカピカの個体です。まずは、翅表を表現した基本に忠実な吸蜜写真を1枚押さえました。もう少し下からのアングルで撮りたかったのですが、下草が入り交じっていて難儀しているうちに飛び去られてしまいました。
 微妙な明るさで、自然光での表現です。黄色い縁毛に浮かび上がるような姿がえぇねぇ〜なかでも、黄色く縁取られた尾状突起が最高の魅力ですな。(CANON EOS 30D + TAMRON 90mm MACRO、絞り優先AE、Tv1/200、Av3.5、評価測光、露出補正-1/3、ISO100、ストロボ非発光、木漏れ日状態でやや順光)

070430-06.jpg 上の写真のカタクリから飛び去った後、「尾行」するとすぐ近くのカタクリにとまりました。
 今度は意識して翅裏を撮影してみました。こりゃまた綺麗ですな。ギフチョウの翅裏って、結構撮りそびれるもんですが、今回はチャンスがあればきちんと裏面も撮ろうを思っていました。美しい翅裏に再びシビレました。(CANON EOS 30D + TAMRON 90mm MACRO、絞り優先AE、Tv1/250、Av3.5、評価測光、露出補正-1/3、ISO100、内臓ストロボ発光-2(最弱)、木漏れ日状態でやや逆光)

070430-07.jpg 最後は、なんといっても私好みの「翅表と翅裏を同時に表現」の構図です。たいていは日光浴かテリトリーシーンでの表現になるのですが、吸蜜シーンで狙ってみました。
 この1枚が、今回の撮影行で最もお気に入りの1枚です。なので、他の写真よりは大きめの画像をUPしてあります。(CANON EOS 30D + TAMRON 90mm MACRO、絞り優先AE、Tv1/250、Av3.5、評価測光、露出補正-1/3、ISO100、内臓ストロボ発光-2(最弱)、木漏れ日状態でやや逆光)

 結局、師匠S氏、後輩S君・T君全員が首尾よくバンドを撮影することができました。前夜の野宿時の撮影プランの打ち合わせで「S君の証拠写真でバンドがおることが分かっている以上、2日目も絶対にそのポイントで粘るべきで、誰かがバンドを発見したら連絡を取り合いながらバンドを囲い込むようにして4人のうちの1人でも良い写真が撮れればそれで成功だよ」って師匠のお言葉が功を奏しました。

 ところで、撮影終了後、カメラを持ち寄って確認したところ、なんと、本日全員が撮ったバンドは昨日S君が撮ったバンドとは別個体であることが分かりました。
 師匠S氏曰く。「2バンドおったんや!」 すさかず訂正を入れておきました。「複数やから2バンズですやろっ」(笑)【おしまい】

【追記】1週間前(4/21〜4/22)同地の下見時の走行距離888km、2日間共に曇り〜小雨、撮影行にあらず妻との温泉旅行。今回(4/29〜4/30)の撮影行の走行距離861km、2日間共に快晴。
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白馬遠征(その2)

070430-00.jpg 2日目、4月30日、ん?って目覚めると朝の4時過ぎでした。昨夜9時には爆睡していたので、7時間以上の睡眠で快適な目覚めです。あまりに山が綺麗なので白馬大橋まで行って写真を撮りました。
 その後、昨夜にスーパーで買い込んでおいた朝食を取って、ギフの活動開始時刻までいろんな撮影ポイントを一通り流して確認し、9時前から昨夕バンドが目撃された付近で「張り込み」開始です。(笑)

 しばらくすると誰かが近づいてきました。なんと「フィールドノート」のtheclaさんではありませんかっ!ダンダラさんから話が伝わったようです。ご挨拶して立ち話ししているとすぐ近くをギフらしき個体が横切っていきました。

070430-01.jpg theclaさんが追いかけると日光浴静止です。どうかっ?って見たらギフのノーマル♂でした。ノーマルとはいえ、2日目にして初めて見れたギフなので、theclaさんの撮影後、日光浴開翅を撮らせていただきました。(theclaさん、有り難うございました。)
 バンドのDNAが感じられる新鮮な個体で、後で師匠S氏に写真を見せると「5段階評価で言えば、バンド度2ってところかな」ってコメントいただきました。(笑)
 残念ながら、今回は、初めて見たギフがバンドというわけにはいきませんでした。(普通はそやろっ!)
 その後、theclaさんはご家族連れなので、待ち合わせがあるとのことで引き上げられました。

 突然、後輩のT君から「バンドのカタクリ吸蜜写真の撮影に成功した」との一報が入りました。見せてもらうとため息の出るえぇ絵です。バンドと思われる個体をひたすら尾行して一瞬の吸蜜シーンを撮影したとのこと。北海道は帯広から九州は対馬まで動きまわるパワーの持ち主ならではの写真でしょう。
 この日は気温が高く、ギフが活動を始めたと思ったらもう飛び回るばかりで午前中の吸蜜タイムはほとんどありませんでした。吸蜜しそうなカタクリの前で張り込んでいても、ひたすら横切る個体ばかりなので、へたくそながらも飛翔写真に挑戦してみることにしました。
 昼過ぎ頃、気温が高くなり過ぎてパタっと飛ばなくなったので、これまで撮影した飛翔写真をモニターで確認しながら整理してみると・・・

070430-02.jpg 飛翔写真の中にヒメギフが上手く撮れたものがありました。青空がバックにいい感じで、翅表も写っていてました。どうも今回はヒメギフに縁があるような・・・

070430-03.jpg070430-04.jpg うひゃあ〜、飛翔写真にバンドも写ってました。1時間ほど前、私の張り込んでいるカタクリに立ち寄らずに横切っていったあいつ、バンドやったんや・・・
 とはいうものの、バンドの証拠写真に喜びを感じている自分でもありました。

 ギフの活動終了予想時刻まで残り2時間程度。もうこうなると、午後の僅かな吸蜜タイムに最後の望みを託して張り込み継続するしかありません。
 ○しみやさん流に言って「ところがこれがやってこないんですよねぇ〜」ってなるのか、「読みが当たってバンドさんが吸蜜にやってこられました」ってなるのか、「その3」に引っ張ってみましょう。(つづく)
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2007年04月29日

白馬遠征(その1)

 昨シーズン、20数年ぶりにヒメギフチョウに再会した際、「イエローバンドにも再会したいなぁ」と思いながらも行きそびれてしまった長野県白馬村、今シーズンこそは強襲しようと胸に秘めていたところ、後輩のS君も白馬に行くつもりとのこと。ならばと後輩のT君にも声をかけて3人での白馬遠征になりました。
 今回は、4/29〜4/30の2日間の遠征で、数回シリーズでブログにアップしましょう。

070429-01.jpg 29日の早朝というよりは28日の深夜に京都を出発し、ETCの深夜割引の効く時間に敦賀から北陸道に乗って糸魚川経由で白馬入りです。到着すると最高のお天気。白馬大橋から見える山々は残雪が多く、雪形もこれからのようです。
 撮影ポイントの1つで陣取っていると、当然のごとくマイ師匠(と勝手に私がお呼びしている)のS氏の車が現れました。S師匠の話によると、同級生のS氏も白馬に来るとのこと、5人の撮影仲間が白馬に集結です。それぞれの撮影ポイントに分かれて携帯電話でギフ・ヒメギフの目撃状況を交換しあいながら撮影することになりました。もちろんバンドの目撃情報が出たら、全員そのポイントに集合することになるのでしょう。(笑)

070429-02.jpg 午前中、バンドの目撃情報はありませんでした。午後はポイント変更です。「ギフ○頭目撃するも全てノーマル、ヒメギフ○頭目撃」などと目撃情報が入ってきます。で、私ですが、ヒメギフばかり目撃。まずは新鮮なヒメギフの日光浴ポーズを1枚押さえておきました。

070429-03.jpg 次に午後の吸蜜タイムにカタクリを訪れたヒメギフを1枚押さえておきました。まだギフには1頭も遭遇しません。
 午後遅くになって後輩のS君から「地面にとまっていたバンドを遠めからではあるが1枚撮影できた」との情報が寄せられ、現場へ急行しましたが、その後、目撃できませんでした。写真を見せてもらうと確かにバンドです!
 結局、この日、私が目撃、撮影できたのは全てヒメギフでした。20数年前、初めて訪れた白馬で初めて見たギフがバンドの未交尾♀だったので、きっと今回も初めて目撃するギフがバンドでしょうなどど勝手に納得して初日の撮影終了です。

070429-04.jpg 同級生のS君は日帰りですが、残りの4人は白馬泊です。まずは4人で近くの温泉で1日の疲れを癒します。白馬には小さな温泉がたくさんあっていいですね。撮影終了して約30分後には温泉に入っているわけです。ここは入浴料\500でこじんまりしていますが、露天風呂もありました。温泉の背景に見える青空のとおり、この日は1日中快晴でした。
 「蝶の写真館」のダンダラさんから電話があり、家族連れで白馬に来ておられるとのこと。風呂上りにダンダラさんの宿を全員で訪ねてご挨拶、情報交換しました。

070429-05.jpg 夕食はファミレスで食べて、向かいのスーパーで酒やおつまみを仕入れてエコノミーに野宿です。S師匠と私はそれぞれの車中泊。T君とS君はテント泊。車脇で月明かりの中、缶ビール片手にデジカメのモニターを見せ合いながらその日の成果や目撃情報を再確認し、翌日の撮影プランを検討、翌日はやはりS君がバンドを目撃・撮影した辺りを中心に探索することになりました。
 果たしてバンドに再会できるのだろうか・・・夜9時にはシュラフにもぐって爆睡していました。【つづく】
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2007年04月28日

キリシマミドリシジミの飼育

 え〜、ここのところ、仕事とお天気の具合がかみ合わず、撮影地の「下見」を連発し、力を使い果たして、ブログ更新すらさぼっておりました。(すんません)今日は、お天気いまいちなのでどこへも出かけておりません。

 さて、話は変わりますが、近所に住む後輩君が4月1日付けで突然遠くに勤務地変更になりました。彼はキリシマミドリシジミを飼育しようと和歌山県まで採卵に出かけ越冬卵をゲットされていたのですが、新しい勤務地での餌確保の困難さと引越しの忙しさから、3月末に越冬卵を私に預けて(押し付けて)旅立って行かれました。(笑)
070428-02.JPG070428-01.JPG キリシマミドリシジミ卵、結局、引き取り手もいないので、私が全数を飼育することになりました。Zephyrusの飼育なんて、何年ぶりでしょうか。結構な数がおりますが、現在、ほとんどが終齢幼虫になっております。
 ちなみに、左の綺麗な若草色の幼虫は、終齢幼虫になりたての個体です。右のピンク色がかった幼虫は、蛹化間近の終齢幼虫です。

 明日はお天気良さそうやし、どこか遠征してみようかな。
posted by kenken(管理人) at 16:47| Comment(10) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月17日

SPINDA 2007 No.22

070417-01sp.jpg 京都大学蝶類研究会誌「SPINDA」の編集部から連絡をもらった。「SPINDA 2007 No.22が刷り上がったのでお届けしたい」とな。はいよお待ちしてまっせ〜ってなわけで、OB特権でごっそりとゲット☆(その分、たくさんカンパしておくね♪)
 以前に予告されていたとおり、北海道とアカマダラをデザインした表紙だ。記事にも北海道に関するものが多い。
 んっ、よく見るとアカマダラだけとちゃうなぁ〜ちゃんと・・・(笑)
 やがて○研出版、○本脚、○陽堂書店といった昆虫関係の書籍を扱っているところで扱われるのだろう。
 むむむっ、定価を聞いておくのを忘れた・・・発行人のSさん、編集長のSさん、定価っていくらの設定でしたっけ?
(定価\2,000との連絡が編集部よりありました。2007-4-17追記)
posted by kenken(管理人) at 20:45| Comment(10) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月14日

定点観察(その2)

 前回に引き続き、地元のギフチョウの定点観察。
 今回は、発生地を訪れてみた。この地点は、一昨年に卵を確認した場所だ。

070414-01.JPG ひたすらカンアオイの葉をめくってギフチョウ卵を調査する。カンアオイはそれなりに自生しているが、ちょっと環境の変化が厳しく、ギフチョウ成虫にも卵にも遭遇せず。腰の疲れる1日。
 「絶滅」というのを証明するのは難しいが、「NULL」という記録はきちんと残しておかねば・・・それにしても、こういう撮影はストレスたまるなぁ。

070414-02.JPG ところでこの季節、ちょっとでも薮こきしようものならば、すぐにズボンや靴にダニがへばりつき、難儀します。皆さん、そんなことないですか?
 これは、靴にについたダニをUPした写真。大きさは1mmくらいかな。ブッシュから出てくるたびに、ズボンや靴のダニを丹念に払うのに時間がかかる。
posted by kenken(管理人) at 20:31| Comment(26) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月08日

定点観察

 天気は良いが、北陸連チャン遠征はせずに、敢えて、京都市左京区内の定点観察に出かけた。結果、昨年に続いて、この地点では絶好の条件にもかかわらず、ギフチョウは目撃できず、残念ながら絶っぽい感じ。ここで最後にギフチョウを目撃したのは2005年。

070408-01.jpg ポイントで待ちぼうけしている間は、いつも携帯の3脚折りたたみ椅子を持参して、スポーツ誌を読みながら座っている。しばらく付近を巡回して戻ってきたら、ヒオドシに椅子を占拠されていた。(笑)
 この折りたたみ椅子、軽くてお奨めです。いつもリュックの横に装着して持ち運んでます。

 この日の目撃種は、ルリシジミ、コツバメ、テングチョウ、ヒオドシチョウであった。
posted by kenken(管理人) at 23:59| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月07日

北陸のギフチョウ

 前回の北陸出撃以降、お天気の良い日は仕事で動けず、スクランブル可能な日はお天気悪いというチグハグで、結局、この週末を迎えてしまった。

 で、今年2度目の北陸遠征。
 まずは前回訪れたのと同じ福井県のポイントへ。
070407-02.jpg ギフチョウの数は少ないし、スレた個体が多い・・・今シーズンのギフチョウ、いったい発生時期はどうなっとるのやら。朝のうちはお天気良かったが、カタクリの前で待っていても、飛んでばかりで吸蜜にやってこないので、飛翔写真に挑戦!やっぱりセンスないようです。(笑)
CANON EOS KISS DN + SIGMA15mm FISHEYE

070407-01.jpg なぜか今日はカタクリで吸蜜しないなぁと観察していると、いきなり新鮮な♀がサクラで吸蜜を始めた。やや逆光気味であったので、とっさにサクラの幹の部分が蝶の背景になるようなアングルから撮影してみると、なかなかマシな写真が撮れた。サクラでの吸蜜写真は空が背景になることが多く、本当に難しい。
CANON EOS 30D + TAMRON90mm MACRO

 福井県のポイントではギフチョウの数も少ないうえにほとんどがスレ個体。更に、まったくと言ってよいほどカタクリ吸蜜に来ないので、ここはギャンブルしてみることに。午後は石川県のポイントへ転戦。
070407-03.jpg 石川県に転戦するも、午後になるとお天気冴えず、やや曇り空。カタクリ畑の花の感じは最高だが、ここでもほとんど吸蜜に来ず、日光浴ばかり・・・こんな感じの雑木林です。
CANON EOS KISS DN + SIGMA15mm FISHEYE

070407-04.jpg ようやくカタクリに吸蜜に訪れたところを撮影。遠景に山の稜線も入っていい感じであるが、お天気悪くなってきて、空が青くないのが残念。まあ北陸のお天気とはこんなものか・・・
CANON EOS KISS DN + SIGMA15mm FISHEYE

 とにもかくにもギフチョウに出会えたので嬉しい1日。
 本日の走行距離486km。久々の激走。
posted by kenken(管理人) at 23:00| Comment(36) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする