この日の撮影行はブログ仲間の「探蝶逍遥記」のFさんと行動を共にしていました。「クロヒカゲモドキは、出逢えるか否か、分かりませんよ〜」って事前にお伝えしていたのですが、運よく出逢うことができました。採集とは違って、付き合ってくれる1個体さえいれば、撮影は2人で長時間楽しめるものです。
さて、2人共にクロヒカゲモドキは写真に収めることができたので、帰り道に、クロシジミの生息地に立ち寄ってみました。こちらのほうは、「きっと出逢えるでしょう」ってお伝えしていましたが、♀の最盛期でした。

まずは15mmFisheyeの縦位置広角写真。遠くで雷鳴が聞こえる空模様ですが、まだこの時は雲の合間から、じりじりと真夏の陽射しが肌をさしました。陽射しがきつく、気温が高すぎるとクロシジミは開翅してくれません。
「縦位置広角写真では、上部には青空」ってのが定番で、青空を写し込みたかったのですが、残念ながら青空はありませんでした。写っているのはゴロゴロ言っている雷雲で、このほうが梅雨の季節感がでるかなって、雷雲が写るように撮ってみました。やがて雷鳴が近づいてきました。


今度は、別の場所で、懲りずにクロシジミの探索です。いました、いました、♀の適期のようで、うまく2頭の♀を同時に写し込むことができました。

今度は、白化傾向の強い♀を見つけたので、ひたすらその個体を追いかけることにしました。まずは、縦位置広角で1枚。陽射しがある割りには、梅雨特有の空模様で、またしても青空は写し込むことができませんでした。青空を写す才能には恵まれていないようです。(笑)

Fさん、今回は実り多い撮影行でした。やはり蝶を探す目が倍になるとうまく見つかるものですね。広角で青空を写し込む技術をゆっくり現場でご指南いただきたかったのですが、被写体が目の前にいると、やはり追いかけまわすことに夢中で、お伺いすることもできず、走り回ってしまいましたぁ〜 また次にお会いできた時にお伺いしようと思っております。
この日の走行距離99km。途中、狭い林道・農道も激走しておいたので、先日の転落、転覆のトラウマはないようです。(笑)