2006年07月29日

定点観察(クロシジミ&クロセセリ)

 梅雨明け間近。前線が南下してきて午後は雨との予報。午前中にさっと、毎年訪れるフィールドの定点観察に出かけることに。

06072901.jpg まずは滋賀県大津市内のクロシジミの定点観察。昨シーズンはアブラムシが少なく、産卵数も少なかったので今シーズンは少ないだろうと予測していたが、その通り。なんとか飛び古した数頭の♀を確認。樹上を激しく追飛するおそらくクロシジミの♂であろう2頭を見るが、確認できず。今シーズンはホソバセセリが多い。クロシジミとホソバセセリが近くにとまったところを広角で1枚。まだ、この頃は青空が出ていた。

06072902.jpg だんだんと黒い雲が迫ってきたのでクロシジミは切り上げて、次に、京都市内のクロセセリの定点観察に。ややお天気持ち直す。木陰で咲いている芙蓉の花で吸蜜している個体を発見、広角で撮ろうとしたら、更にもう1頭がやってきた。なかなか露出設定が難しい。ストロボを使おうとカメラの設定をいじっているうちに逃げられてしまった。クロセセリを見るとやはり南国気分になってしまうなぁ。

06072903.jpg クロセセリは芙蓉の花がお好きなようで、ずっと行き来して吸蜜している。体の長さを上回る長い口吻なので、この手の花が吸蜜し易いのであろう。やや明るいところの芙蓉の葉上にとまったので、空を入れるべく広角縦位置で1枚。もう青空ではなくなってきた。写真の右端に葉に隠れながらもラミーカミキリの胴体と触覚の一部が写っているのが確認できる。
(ラミーカミキリどこじゃ?って方は、こちらをクリック。)

 定点観測を終えてちょうど正午に帰宅すると、ざぁっと雨が降ってきた。梅雨らしく蒸し暑いお天気。今宵は発泡酒ではなくて、キリっとビールにしてみよう。
posted by kenken(管理人) at 15:20| Comment(23) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月22日

ダバダロゼ

060722d.jpg 本日の土曜日は仕事しておりまして、フィールドには出ていません。
 で、久々に酒の話題を1つ。
 先日、デパ地下を探索していると「ダバダロゼ」を発見!こいつは、以前に本ブログで紹介した栗焼酎「ダバダ火振」の姉妹品で、まだ飲んだことがなかったので即購入。\1,050なり。ダバダ火振と地元農家が無農薬で育てた紫芋だけで造ったリキュール類で、アルコール分25度。紫芋のポリフェノール類で色付けされ、人口着色料などは一切使っていないそうな。
 まずはロックでひとくち。決して甘ったるいことはなく、きちんとダバダ火振特有の栗の香りがして、酒呑みにも満足のいくお味。
 ソーダ割りにしてみると、これがまたなんとも微妙な色合いで、とてもシャイなお味がして最高でした。ついつい数献に及んで、気がつくと、栗の花を訪れたウラナミアカシジミの気分になっていました。
posted by kenken(管理人) at 18:00| Comment(24) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月15日

クロシジミ

 前回の記事の続きです。
 この日の撮影行はブログ仲間の「探蝶逍遥記」のFさんと行動を共にしていました。「クロヒカゲモドキは、出逢えるか否か、分かりませんよ〜」って事前にお伝えしていたのですが、運よく出逢うことができました。採集とは違って、付き合ってくれる1個体さえいれば、撮影は2人で長時間楽しめるものです。

 さて、2人共にクロヒカゲモドキは写真に収めることができたので、帰り道に、クロシジミの生息地に立ち寄ってみました。こちらのほうは、「きっと出逢えるでしょう」ってお伝えしていましたが、♀の最盛期でした。

060715s1.jpg クロシジミのマクロ画像は既に数多く撮影しているので、この日の狙いは、生息環境を写しこんでの広角写真です。
 まずは15mmFisheyeの縦位置広角写真。遠くで雷鳴が聞こえる空模様ですが、まだこの時は雲の合間から、じりじりと真夏の陽射しが肌をさしました。陽射しがきつく、気温が高すぎるとクロシジミは開翅してくれません。
 「縦位置広角写真では、上部には青空」ってのが定番で、青空を写し込みたかったのですが、残念ながら青空はありませんでした。写っているのはゴロゴロ言っている雷雲で、このほうが梅雨の季節感がでるかなって、雷雲が写るように撮ってみました。やがて雷鳴が近づいてきました。

060715s2.jpg 雷鳴が近づき、やや暗くなってきましたが、逆に、これはクロシジミの開翅シーン撮影のチャンスです。開翅シーンを横位置広角写真で1枚。上の写真と比べると分かりますが、陽射しが雷雲でさえぎられたやや暗い状況での開翅です。しかし、大きな雨粒がぽとりぽとりと・・・撤収準備開始です。早く車の近くまで戻っておかないと、ざぁ〜っと降られたらカメラが大変です。

060715s3.jpg しばらく車を走らせると、雷雲は反対方向へ行ったようで、さほど雨の心配はなくなってきました。
 今度は、別の場所で、懲りずにクロシジミの探索です。いました、いました、♀の適期のようで、うまく2頭の♀を同時に写し込むことができました。

060715s4.jpg しばらくすると、雷雲は遠くへ去り、じりじりとした陽射しが、時おり、雲の間から肌をさすようになりました。
 今度は、白化傾向の強い♀を見つけたので、ひたすらその個体を追いかけることにしました。まずは、縦位置広角で1枚。陽射しがある割りには、梅雨特有の空模様で、またしても青空は写し込むことができませんでした。青空を写す才能には恵まれていないようです。(笑)

060715s5.jpg 最後に、白化傾向の強いベッピンさんの♀をマクロで。 Tamron 90mm Macro Di レンズの素晴らしい描写性能が良く出た1枚です。

 Fさん、今回は実り多い撮影行でした。やはり蝶を探す目が倍になるとうまく見つかるものですね。広角で青空を写し込む技術をゆっくり現場でご指南いただきたかったのですが、被写体が目の前にいると、やはり追いかけまわすことに夢中で、お伺いすることもできず、走り回ってしまいましたぁ〜 また次にお会いできた時にお伺いしようと思っております。

 この日の走行距離99km。途中、狭い林道・農道も激走しておいたので、先日の転落、転覆のトラウマはないようです。(笑)
posted by kenken(管理人) at 23:59| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

我撮影成功黒日陰擬開翅場面(其乃二)

 先週、車をオシャカにしてしまったので、現在、車がありません。オシャカにした車、車種は敢えて申しませんが、とても気に入っていたので、同じ車の新型を購入すれば良いのですが、やはり車を購入するとなると、いろんな車を見て回りたくなるものです。
 で、この週末の3連休、車屋さん巡りをするためにレンタカーを借りることにして、金曜日の仕事帰りに、勤務先近くのレンタカー屋さんで1000ccのコンパクト・カーを借りて乗って帰りました。
 はい、で、車があると速攻で出撃してしまいます。この時期、狙いはもちろん、私の最も好きな蝶の1つでありますクロヒカゲモドキで、京都府南部〜滋賀県を回ってきました。

060715m1.jpg 探索開始するとすぐにクロヒカゲモドキを発見。まずは、写真を押さえるべく、しっかりとカメラを構えて、平行度に気を付けながら翅裏を90mmMacroで1枚。やや逆光気味なるも、できるだけ自然光で撮りたいので、ストロボは焚いていません。その分、周囲がやや明るく写りましたが、白飛びはなく、細部までうまく表現できています。葉上での吸水です。本種の写真を自然光で撮るのは、本当に難しいと思いますが、これが本来の色であります。

060715m2.jpg 今度は生息環境の雰囲気もある程度写しこんで90mmMacroで1枚。相かわらずの写真と言ってしまえばそれまでですが、これもやはり、ストロボは使用せず、自然光での撮影です。逃げられないように慎重に近づいて、しっかりと三脚を立てて、被写体ブレが生じないよう、無風状態になって下草の揺れがなくなるのを待っての撮影です。その間、薮蚊の攻撃を注意深くかわす必要もあります。(笑)

060715m3.jpg 2時間ばかり閉翅や吸水写真の山を築いていましたが、ついに「その瞬間」が訪れました。本記事の題名にもしています「開翅場面」です。昨年撮影した写真を遥かに上回る、イメージどおりの写真です。新鮮な個体で、後翅表面の眼状紋の中の白点がうまく表現できています。そう、これが自然光で撮りたかったのです。あぁ、もうこの上ない喜びで、天にも昇る気分です。日本に生息するLethe4兄弟、翅表は本種が最も美しいと思います。(本記事の題名は、昨年の記事を踏まえて「其乃ニ」にしています。)

060715m4.jpg はい、もちろん15mmFisheyeでの撮影も忘れてはいません。本種が生息する、いわゆる「雑木林の林床に潜む姿」を周囲の雰囲気を含めて表現しようといろいろやってみましたが、やはり自然光で撮影するのはちと無理のようで、こちらは弱めに内蔵ストロボを焚いての撮影です。前夜の雨の影響で、下草が濡れているところにもぐっての撮影で、結構難儀しました。

060715m5.jpg【2006-7-15追記】
 え〜、すぐ上の4枚目の画像は。横位置の広角写真です。「縦位置広角写真の回転し忘れ?」ってコメントを頂戴したので、縦位置広角写真を1枚追加しておきましょう。被写体の向いている角度から、なかなか空を入れられる状況ではありませず、右上の樹木の間にちらりと曇り空を入れるのが精一杯でした。これも見た目には明るい写真ですが、かなり暗い状況でストロボを使用しています。体ごとじわ〜っと茂みの中にもぐりこんでの撮影です。【追記終わり】

 この後、毎度このシーズンの定番でありますクロシジミの生息地にもちょっと立ち寄ってきましたが、クロシジミの記事は、次回のお楽しみということで、たまにはちょっと引っ張ってみましょう。(笑)
 コンパクト・カーも、まあまあの走りで、小回りが効くので狭い農道なんかも走り易くてえぇもんですね。(次回へ続く)
posted by kenken(管理人) at 23:59| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月09日

事故お見舞い有り難うございました。その後・・・

 事故の記事を掲載しましたところ、大変多くの方々から、ブログ、メール、電話等で、お見舞いや励ましのコメントをいただき、誠に有り難うございました。
 この場をお借りして、あらためて、厚く厚く、御礼申し上げます。m(_ _)m


 7/8(土)、終日自宅でのんびり休養しておりますと、車屋さんがやってきまして「お車ですが、ちょっと修理して乗るというのは無理です。(さすがにそやろっ、素人の私でもそう思う)車両保険もフルスペックで入っておられるので、全損で保険会社に申請します」とのことでありました。保険屋さんの審査待ちです。ん〜っと、レッカー代を差し引いて、それを頭金にして・・・次の車、何にしようか迷っております。

 で、7/9(日)、車がないと動きようがないので朝から皆さんのブログでも拝見しようかと起きたところ、嬉しいことに、知人から「出かけますけど同乗しますかぁ」ってお誘いあって、フィールドへ出ることに。やはり萎えた気分を癒すにはフィールドへ出るのが1番です。

060709k1.jpg 滋賀県内のクロシジミのポイント探索に行ってきました。昨年に比べてやや少ないように感じましたが、まだこれからの発生かもしれません。蟻に育てられる蝶の場合、春先が寒くても発生時期が遅れることは少ないように感じていますがどうなんでしょう。
 まずは、ありふれた画像ですが、ススキに静止する♂を90mmMacroで。ゆっくり目に出かけたので、気温が高く、猛烈に蒸し暑い状況で、開翅は望めません。開翅を待っていると熱射病になりそうな1日でした。

060709k2.jpg 探索しているとちょっと白化が入っているようなオシャレな♂を発見。
 もっと近づきたかったのですが、敏感に活動してまして、なかなか寄らせてくれません。潅木の間からようやく90mmMacroで押さえておきました。上の個体と比べると白化傾向であることが分かります。

060709k3.jpg え〜、最後に、またしてもですが、最近はやりの15mmFisheyeでの縦位置広角を1枚。
 クロシジミはクロオオアリの巣とアブラムシの付く木があればどこでも発生するので、その生息地は千変万化ですね。ここはマツに付くアブラムシが餌付けの親のようです。生息地を一言で表現するならば、荒地といったところでしょうか。
梅雨空ということもあって、空の色はこんなもんでした。青空だったらきまるんですけどねぇ。

 事故に遇った当日は気が張っているのでなんともなくても、一晩明けると痛みが・・・
なんてよく言われているようですが、二晩明けても、体もカメラも本当に何ともありませず、活動継続しております。
 今後とも、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
posted by kenken(管理人) at 23:59| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月07日

車、オシャカにしてしまいました。

06070702.JPGsikiri160.jpg この日は、午前中、ちょっと時間があったので、早朝から京都府内を探索していました。林道を走行していると、なんだか車が左へ傾いたなと思った瞬間、もう手遅れでした。雨で緩んでいた路肩が崩れたようで、スローモーション再生を見ているかのようにゆっくりと左へ傾いて林道から転落、転覆!
 幸い、シートベルトをしていたので、運転席で宙吊りになりましたが、まったくどこも打撲、怪我などはありませんでした。が、転覆して、ドアが埋もれて開きません。完全に車に閉じ込められてしまいました。むむっ、はよ車から脱出せんと、F1レースのクラッシュみたいにガソリン漏れて引火したら、焼け死ぬ・・・と、ホンマに「死の恐怖」を感じて、あせってドアガラスに肘打ちしてもビクともしません。えらいこっちゃ。こういう時は、冷静に、冷静に!
 で、思い出しましたぁ、以前にガソリンスタンドのオマケをもらっていたのを。確か、右側のドアのサイドポケットに・・・しかし、あれっ、ないぞ!そうか、車転覆しているので、今は左右が逆なんや。反対側のドアポケットで発見!「緊急脱出ツール・エスケープハンマ」。直ぐにドアガラスを叩き割って脱出し、事なきを得ました。

06070701.jpgshikiri105.jpg 転落、転覆現場は携帯の電波が飛んでおらず、てくてくと歩いて電波の立つところまで行って、警察さん、車屋さん、保険屋さんなどに連絡し、後片付けするのに結構時間を取りました。え〜、車はこんな感じです。近くのヒメジョンではキタテハが吸蜜していたので絞りを利かせて1枚。カメラと財布はいつも身に付けていたのでした。
 ミドリヒョウモンの♀も近くのヒメジョンで吸蜜していましたが、車を背景に撮ろうとして逃げられてしまいました。

【教訓1】雨で緩んだ林道走行には気をつけましょう。
【教訓2】シートベルトは必ず着用しましょう。
【教訓3】ガラスを叩き割るグッズを運転席から手の届くところに常備しましょう。

 というような訳で、この週末、お約束していたにもかかわらずお会いできませんでした皆々様、誠に申し訳ありませんでした。この場をお借りして、深く深く、お詫び申し上げます。m(_ _)m
posted by kenken(管理人) at 23:59| Comment(52) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月01日

曇り時々雨

 え〜、管理人は、学生時代からのサッカー・ワールドカップ好きで、個人技の南米サッカーよりは、組織力のヨーロッパサッカーを応援しております。とりわけ、ドイツの大ファンなのです。1986年のメキシコ大会で、ドイツは決勝まで行ったのですが、マラドーナ率いるアルゼンチンに2-3で惜敗し、優勝できませんでした。当時、0-2から2-2まで追いついた時は狂喜乱舞したのに・・・で、今朝のドイツ−アルゼンチン戦はその時の悔しい思いを晴らしてくれる内容の試合で、0-1からゲルマン魂を発揮して追いついてのPK戦での勝利です・・・という訳で、今朝は3:00頃までサッカー見てまして、少し仮眠して遠征しようかと空見るも雨・・・さすがに今日は家でのんびりするかと2度寝。
 次に起きると雨は小康状態で少し明るい感じ。で、かなりの睡眠不足も、ついつい、近場の大阪府のフィールドへ一瞬ドライブしてみることに。

060701k1.jpg まずは90mmMACROで。この季節、毎年見たくなるクロヒカゲモドキ。撮影中はずっと曇り〜小雨でやや暗く、完全に活動モード。葉上に静止しても、敏感でなかなか近づかせてくれない。ピクッ、ピクッと翅を振るわせるようにちらりと翅表を覗かせる。結局、延々追跡するもV字開翅にお目にかかれず。雨に濡れた下草がいい感じのアクセント。

060701k2.jpg 上の写真のシーンを毎度のことながら15mmFisheyeで。敏感で、何度も何度も追っかけを繰り返し、ようやく同じシーンを90mmMacroと15mmFisheyeの両方でゲット。自然と一体化して被写体に近づけた瞬間かな。このようなススキなどが自生する林床が棲息地。下草ごちゃごちゃしていて近づこうとすると、ガサっと音させてしまって逃げられる、そんな環境。

 本日の走行距離112km。雨に濡れて寝不足の1日だったが、ドイツの勝利のおかげで元気?

posted by kenken(管理人) at 22:30| Comment(16) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする