

で、そろそろシーズン中に撮りだめた写真を紹介する企画を始めましょう。シーズン中にUPしなかったA'〜B級の写真をご紹介し、撮影裏話などにも触れたいと思います。題して「お蔵入り写真シリーズ」(笑)です。来シーズンのギフチョウが飛ぶまでの間、不定期で連載しますので、よろしくお願いします。
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昨シーズンに続いて今シーズンもタイワンツバメシジミの撮影に陸路、鹿児島を訪れました。狙いのひとつに♀の開翅シーン、特に♀の翅表の尾状突起の付け根部分のオレンジを撮影したいと思っておりましたが、残念ながら納得のいく写真は撮れませんでした。1頭の美しい♀を発見し、延々と追跡、撮影しましたが、写真のシーンが精一杯のものでした。この時期は台風の影響なのか、やや風があって、どうしても写真以上には開翅してくれませんでした。翅表のオレンジを撮ろうと被写界深度の浅いマクロレンズで真後ろから狙うと左写真のようになり、斜めから狙うと右写真のようになり、いずれも蝶の眼にピントが甘い写真になってしまいました。無風であればきっと綺麗に開翅したんじゃないかと思います。基本的なことですが、蝶撮影の基本は「眼にピント」ですよね。おかげで来シーズンも鹿児島を訪れることになるのでしょう。
【撮影データ(左右共に)】
撮影日:2005-09-10、カメラ:Canon EOS Kiss Digital N、レンズ:Tamron90.0mmMACRO、絞り優先AE、Tv:1/160、Av:5.0、評価測光、露出補正:-1/3、ISO感度:100