2019年06月16日

当日羽化推定のキマリン(2019年6月9日〜11日)

 6月15日〜16日の週末は、全国的に荒れたお天気ですね。蝶撮影遠征はお見送りでございます。ついては、朝からブログ更新しておきましょう。
 6月前半は、地元、京都市内でキマリンの探索、撮影に専念しておりました。

190609_06.jpgshikiri105.jpg 6月9日は日曜日で休業日。午前中からキマリンの新撮影地探索しておりました。その途上に遭遇したミスジチョウ。カエデにとまった雰囲気のある写真を撮りたかったのですが、ネムノキばかりとまりました。

 さて、6月9日〜6月11日に撮影したキマリンの中から、その鮮度や生態から当日羽化じゃないかなぁ〜と推定される個体の画像を紹介します。

190609_14.jpgsikiri160.jpg 6月9日に出逢った♂。長尾な尾突四白のうち1対がクロスしているのにシビれます。日本産蝶類のなかで、このように尾状突起がクロスした画像が得られるのは本種のみでは?もっとじっくり撮りたかったのですが、羽化直でテリ張る経験値が低いのでしょうね、この後、先にテリ張っていた他キマ(ちょいスレ、尾状突起1本欠け)に追い出されて見失いました。

190611_062.jpgsikiri160.jpg 6月11日に出逢った♀。付近で見かけた♂が全てスレ個体で、撮影場所を移動しようとした際に発見。まだ翅が柔らかく、乾かしている感じで、「こいつはきっと交尾が見れるぞ」と見守ったのですが、近くでテリ張る♂たちは全く気付かず。やがて翅が乾いたのか飛び去りました。きっとどこかで交尾するぞと付近を探しましたが、再発見には至りませんでした。

 本日6月16日の京都はお天気回復してまいりました。午後はまたキマリン撮影かな・・・
−−−<以下、2019年6月17日追記>−−−
190611_041.jpgshikiri105.jpg・・・と書いておりましたが、結局、6月16日は微妙なお天気で、完全休養しておりました。
 さて、上記6月11日に出逢った娘さんの画像に関して「じっくり見てみたかった変異」といったコメントをいただきましたので、じっくりご覧いただけるように、左翅裏画像もUPしておきましょう。キマリンは、可能な限り、出逢った個体の左右両翅裏を撮影するようにしております。
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2019年06月10日

時間年休(2019年6月5日)

 一昨年の12月からだったかな、私の勤務先では「時間年休」という、誠にありがたい制度が取り入れられました。(1年間で最多で合計40時間までですが)1時間単位で年休が取得できるんですわ。「終日年休」を連日取得するのは、仕事柄、なかなか難しいのですが、「2時間年休」を取得して15:00過ぎに早引けするのは、連日であっても業務上、差し障りがないんです!6月になると、「2時間年休で早引けしますわぁ〜」という機会が増えます。

190605_05.jpgshikiri105.jpg 2時間早引けすると、京都市内のキマリンのポイントにテリタイムまでに到着できるんです♪以下は、6月5日に早引けしてポイントを訪れた際の画像でございます。まずは個体識別用に翅裏の写真を押さえました。

 この日は、夕方になって西空に雲がかかり、西日が弱くなったので、ストロボ焚いて撮影しています。翅裏画像を撮った同じ位置での開翅画像ですが、

190605_39.jpgshikiri105.jpg190605_55.jpgshikiri105.jpg 左画像では非常に弱く、右画像ではそこそこの強さでストロボ焚いています。この個体の翅表、当日羽化と推定される新鮮さでございます。
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2019年06月07日

漆黒のキマ(2019年6月1日)

 拙宅はK都新聞を購読しておりますが、6月4日の記事に「漆黒の床に映える新緑 京都・実相院『床みどり』見頃」なんて記事が載っておりましたね。(リンク先、期限切れていたらすみません)
 「漆黒」と言えばキマリンも・・・京都市内では、たまにお目にかかることのできる地域変異だったりしまして、以前にも何回か出逢っていたのですが・・・念願叶って、初めて超新鮮な個体に出逢い、撮影することができました。

190601_53.jpgsikiri160.jpg クロツバメシジミなんかもそうですが、「漆黒」を見た目どおりに写真表現するのは大変難しゅうございます。テリ開翅を直射の西陽で撮ると漆黒がこんな感じで引き立ちますが、いかがでしょうか。窓に西陽があたる部屋は♪なんて懐メロが頭をよぎります。縁毛や翅表の状況から、恐らく前日羽化か当日羽化の個体でございましょう。

190601_84.jpgshikiri105.jpg ♀とちゃうの?と思われる方もいるかもしれませんが、翅裏の性斑も確認しており、間違いなく♂です。この写真でも、右前翅表面をよ〜くご覧いただくと4〜5粒の青鱗が出現しているのが見てとれます。

 また書きます・・・「尾突四白」シビれます。
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2019年06月04日

5月のキマ(2019年5月29日)

 私が京都市内のキマ初見記事を真っ先に書くのは僭越なので、しばらく写真を温めておりましたが、書かせていただきますね。
 この日の京都市内はピーカン。午後、仕事をナニしまして、京都市内でも最も発生が早いと思われる地点の1つにキマリンの下見に行ってみました。(確か、ふ〇み〇さんのサイトで昨2018年の初見は5月29日やったし)ネズミモチやサンゴジュの花の状況を確認し、探索するも気配なし・・・

190529_49.jpgsikiri160.jpg こりゃやっぱしフライングですなと就いた帰路途上に目の前を横切ったらしき蝶影・・・くるくると私の頭上を旋回して近くの茂みにとまったので、そぉ〜っと近づいて見てみると・・・うひゃあ〜もう出てたんや・・・強烈な西日の中でテリ張ってくれました。しかし、全く追加の気配はございませず、この1♂のみ。まさに「はしり」の個体なんでしょうね。「尾突四白」シビれます。

190529_61.jpgsikiri160.jpg190529_66.jpgsikiri160.jpg 強い西日の直射ですと発色イマイチなので体で影を作ると同じ葉上で180度方向転換して撮り易い向きになってくれました♪ノンストロボとストロボ発光と、それぞれの写真をUPしておきましょう。私はノンストロボのほうが好みかな。翅裏の黒条が透けて見えるし。
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2019年05月30日

撮りたい普通種(その2)(2019年5月24日)

190524_001.jpgsikiri160.jpg 探索中、足元から、なよなよと蝶らしきが飛んで葉上に静止したので見てみるとクモガタヒョウモン。まだ翅が柔らかく羽化直後のようで、全く飛ぶ気配がありません。翅裏をフラットに撮るチャンスなのでじっくり撮影すると、幸運なことに、こいつ♀やんか・・・こうなると翅が固まって開翅できるようになるまで気長に待つしかありませんな。

190524_070.jpgshikiri105.jpg 本日はこいつと心中と腹をくくって見守っておりますと、付近を通りがかった目ざとい♂が絡んで、あっという間に交尾成立。まあこうなりますわな・・・♂♀同時にその翅裏をきちんと撮影しておきました。

 過去、種々の蝶で、交尾が解けた後の♀は休憩開翅、吸蜜、吸汁などするシーンを見ているので、それを期待して交尾終了を待ちました。途中、他♂がこのペアにちょっかい出すと←♂+♀の交尾飛翔形態で数回場所移動するも交尾は継続。交尾成立後、1時間54分で交尾終了となりました。

190524_241.jpgsikiri160.jpg190524_189.jpgsikiri160.jpg 交尾終了直後の♀、期待どおり、ヘタぁ〜っと休憩するように翅を開いてくれました。直射日光と木陰の2シーンで翅表を表現した画像をUPしておきましょう。どちらの色表現が実際のイメージに近いのか分かりませんが、前翅先端部の白斑がたまらなく良いです♪
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2019年05月27日

撮りたい普通種(その1)(2019年5月24日)

 ここのところトラフシジミ連闘しております。トラフシジミは、「撮りたい普通種」の1つだったりするからなのですが、撮り始めるとのめり込みますなぁ〜

190524_093.jpgsikiri160.jpg さて、この日は、近場で、トラフシジミ以外の「撮りたい普通種」を狙って探索してまいりました。まずはクロアゲハ。クロアゲハは見かけるといつも鮮度を確認して、新鮮な個体であれば追いかけております。この日の近畿地方は終日ピーカンで気温も高く、吸蜜も短時間でなかなか思うようには撮れませんでしたが、こんな1枚が撮れました。

190524_007.jpgsikiri160.jpg クモガタヒョウモンも「撮りたい普通種」の1つでございます。朝の陽射しの中での新鮮な♂の開翅に遭遇。こりゃえぇもんです。私好みの「翅表と翅裏を同時に表現」した1枚でございます。撮りながら、一昨年のシーズンにアサマシジミの撮影に信州を訪れた際にイボタで吸蜜する本種に出逢ってカメラを向けた記憶が蘇りました。

190524_113.jpgsikiri160.jpg190524_114.jpgsikiri160.jpg その後、吸蜜シーンや翅表の性標、翅裏も押さえておきました。本種♂の翅表の性標は、他のヒョウモン類とは異なって「1つのみ、くっきり」で、まさに「ユニーク」。ヒョウモン類の翅裏のみの撮影ってなかなか難なのですが、吸蜜時にうまく閉じてくれました。

 ん、でも、クロアゲハもクモガタヒョウモンも本当に撮りたいのは♀なんですよね・・・とつぶやきながらタイトル画像も更新しておきましょう。
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2019年05月23日

連闘!トラフシジミ(その4)(2019年5月19日)

 5月19日の京都市内は終日曇りの天気予報、400m前後まで標高上げれば、トラフシジミが適期でしょうと、トラフシジミで連闘でございます。

190519_04.jpgshikiri105.jpg 行きがけの駄賃で撮影したウスバシロチョウ。京都市内の山間部らしいお顔です。最近、鹿害で生息地を狭めておりますので、久しぶりに出逢えて、とても嬉しゅうございました。

 車を流しながら、この環境やったらトラフシジミおるんちゃうかと数ヶ所探索したところ、探索能力は確実にUPしているようで、ことごとく出逢えました。

190519_13.jpgsikiri160.jpg190519_12.jpgshikiri105.jpg そのうちの1頭、かなり鮮度の良い♂?が撮影に絶好の葉上に静止してくれました。曇天ですが、陽が射せばきっと開翅してくれるだろうと胸躍らせながら待っておりますと、薄陽が射してまいりましたが・・・なんと・・・傾斜日光浴!(涙)

190519_22.jpgshikiri105.jpg この日は天気予報どおり、山間部は終日曇り。複数の個体に出逢えましたが、開翅シーンには恵まれず、産卵シーン写真の山積みとなりました。ん、でも、この翅裏の斑紋やオレンジもなかなか良いもんです♪
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2019年05月19日

連闘!トラフシジミ(その3)(2019年5月12日)


 5月11日は、複数の親戚が上洛、午前中に法要を済ませました。法要後、会食までの間に京都市内の観光地を周るというので一緒したところ、東山区と山科区の観光地2ヶ所でトラフシジミらしきが目の前を横切りました。

190512_29.jpgsikiri160.jpg 見たのは確かにトラフ!?と翌5月12日、撮影準備をして前日の2ヶ所再訪しましたところ、いずれの場所でもトラフシジミを確認、撮影できました。
 こいつは鮮度から新鮮な♀か?吸水ではなく、地上で日光浴的な開翅でしたが、いかんせん、障害物があって、これ以上近づけなかったんですわ・・・ストロボも遠くてあまり効いていませんね・・・
190512_37.jpgsikiri160.jpg こちらの個体は、前日見かけた付近でテリ張りらしき行動をしていたので♂かな?標高あっても150mくらいの場所で上述の新鮮♀?とこの超スレ♂?とが混在・・・場所的には時期遅れなんでしょうね。この場所はまた来年以降の楽しみです。京都市内で5月も中旬となれば、新鮮なトラフシジミに出逢うには、そこそこ標高のある地域が良いようです。
posted by kenken(管理人) at 23:15| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月12日

連闘!トラフシジミ(その2)(2019年5月2日〜5月6日)

 5月11日(土)の休日は、「やんごとなき所用」にて蝶撮影は休止しておりました、いわゆる「1周忌法要」と言うものでございました。
 さて、前回の記事の続きです。この日以降、「この場所は再現性のある『トラフシジミのポイント』」という仮説を立て、日参、検証しておりました。

190506_102622B.jpgsikiri160.jpg190506_100429A.jpgshikiri105.jpg 結果、「♀のポイント」ということで良いようです。毎日、複数の♀を確認できましたが、♂と確認できる個体には出逢いませんでした。形態による♂♀の識別には自信がありませんが、見かけた個体は全て産卵行動をとってくれました。

190506_105455B.jpgsikiri160.jpg190506_105513B.jpgsikiri160.jpg この「ポイント」で最も新鮮だった個体の開翅シーンです。ピーカンのお天気で、葉陰での開翅でしたので、これ以上は開いてくれませんでしたが、私好みの「翅表と翅裏を同時に表現」できた画像でございます。300mm望遠レンズ+×1.4コンバータの威力は絶大ですなぁ。それにしても、トラフシジミの翅表の色表現は撮る角度によって様々で表現が難しゅうございます。

posted by kenken(管理人) at 23:49| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月07日

連闘!トラフシジミ(その1)(2019年5月2日〜5月6日)

 先日、奇跡的に撮影できたトラフシジミの翅表の美しさに魅かれて、G.W.後半は地元・京都市内でトラフシジミの探索、撮影に専念することにいたしました。
 手元にある文献「私の観察ノート」(名著です!)を拝読するに、トラフシジミについては京都市内では13データが記載されておりますが、他種の探索時に偶然出逢ったと推定される内容ですし、そもそも春型の適期というものが分かりません。やはりフジの花をメインに探索するしかないのかなぁ〜
 5月2日は、市街地を中心に探索、目撃はできたものの直ぐに飛び去って、撮影どころではありません。5月3日は市街地を中心に探索するも成果が上がらず、午後になって山間部探索に変更、ようやく遭遇することができました。

190503_19.jpgshikiri105.jpg 最初は分からなかったのですが、300mm望遠で見るに、この個体は、ノバラの蕾に産卵に訪れた春型♀のようです。本種幼虫はノバラも含め、様々な植物の花、蕾を食することを思い出しました。

 このノバラの近くには、フジとウツギが自生しており、ノバラで産卵行動(恐らく)後、ウツギの葉上に飛び移って静止すると、徐に見事な開翅を披露してくれました。

190503_20.jpgshikiri105.jpg190503_21.jpgshikiri105.jpg190503_22.jpgshikiri105.jpg

 300mm望遠レンズですが、少し遠くてこれが精一杯の画像。その翅表は、角度や光加減によって様々な色になってえぇもんですな♪
 こうなると、「この場所って、再現性のある『トラフシジミのポイント』と言えるのかな・・・」という思いが湧いてきたので、翌日以降、早い時間帯から300mm望遠レンズに×1.4倍のコンバーターを装着して再訪することにいたしました。
posted by kenken(管理人) at 10:29| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする